こんにちは!105号室のはなです。
少しずつ暖かくなり、過ごしやすい季節になりました。
春といえばやっぱり桜!岡崎もいま綺麗に桜が咲いてます🌸
いつも通る道で桜が咲いていると、心が幸せな気分になります。
今週末にでも桜を見に、お散歩に行こうかなと思っています。
本題に移りますが、以前のブログで反射防止コートの原理についてお話しました。
原理は聞いたけれども、実際のところはどうなのでしょうか…?
そのため今回は前回の続きで反射が本当に小さくなっているのか、調べていきたいと思います!
↓前回のブログ↓
どうやって反射を防止しているの?原理を紹介します!
反射防止コート
早速ですが、反射が小さくなっているのか、反射率を測ってみましたので見ていきましょう!
<反射防止コートなしレンズと反射防止コート付きレンズ>
今回は写真のような反射防止コートなしと反射防止コートがついたものを用意して、反射の大きさを測ってみました。
結果はこのようになりました。
縦軸は反射の大きさを表していて、上に行くほど反射が大きいです。横軸は光の波長を表しています。
反射のグラフを見ますと反射防止コート付きの方が可視光の全波長で反射が小さくなっていることが分かりました!
また反射が一番大きい部分が緑色の波長のためレンズは緑色に反射します。
反射が小さくなることでどんな風に見え方が変わるか、レンズの見た目はどんな色なのかは
以前のブログで書いているのでよかったら見てみてください!
↓見え方について↓
メガネレンズのコーティングってすごい!反射防止コート編
<新反射防止コート:NRC(超低反射防止コート)>
東海光学には先ほどの反射防止コートよりもさらに反射を小さくした
超低反射防止コートNRC(ノンリフレクションコート)が今年の1月20日に発売されました。
せっかくなのでNRCの反射の大きさも測ってみました。
どれだけ反射が小さくなっているのでしょか…。結果はこのようになりました!
すごいです!反射がすごく小さくなっています!
反射がさらに小さくなると人から見た時にどのような見られ方になるのか、
どのような悩みを持った方にオススメなのかは、かなさんのブログで教えてくれます。
<反射防止コートとブルーライトカット機能付き反射防止コート>
反射防止コートの中には今お話した反射を小さくする以外にも
様々な機能を持ったものがありますが、実は同じような材料で作られています。
反射防止コートは多層膜のため材料を乗せる量や乗せる順番を変えることで機能を変えることが出来ます。
例えばブルーライトカット機能付きのような
青色光を「反射させる」という相反する機能を持たせることも出来るのです。
こちらもさっきと同じく比べてみましょう。まずは見た目からです。
ブルーライトカット機能付き反射防止コートの方は青色に反射しているのがわかります。
レンズ表面で青色を反射することで、眼に青色の光が入らないようにし、負担をかけないようにしているのです。
グラフをみても青色の反射が大きいため、ブルーライトをカットしていることがわかります!
まとめ
今回のブログはいかがでしょうか。
実際にグラフからも反射防止コートを付けると反射が小さくなることがわかりました。
また反射防止コートは多層膜で材料を乗せる量や乗せる順番を変えることで機能を変えることができ、
機能が変わると反射のグラフの形が変わることもわかりました。
これまで反射防止コートについては今回のを合わせて3回お話しました。
一旦反射防止コートのお話は終わりたいと思います。
また機会があれば皆さんにお話したいです!
次回もよろしくお願いいたします。