こんにちは!105号室のはなです。
2021年初めてのブログです。今年もメガネレンズのすごいところや岡崎の素敵なところをたくさん紹介していきますね!
早速ですが以前メガネレンズのコーティングの中でハードコートについてお話をしました。
今回はハードコートの上についている「反射防止コート」についてお話していきます。
↓ハードコートについて↓
メガネレンズのコーティングってすごい!ハードコート編
反射とは?
ちょっとメガネレンズから離れてしまいますが、先ずは「反射」についてお話します。
光は屈折率が違う物体にあたるとき、物体の表面ではね返ります。
このはね返りのことを「反射」といいます。
しかし全ての光が反射するのではなく、物体から透過する光もあります。
また反射は屈折率の差が大きくなるほど、大きくなります。
メガネレンズでも光があたると反射が発生します。
反射が発生すると、透過する光が少なくなるので、景色が見えにくくなったり、ものが2つに見えたりします(ゴースト現象)。
↓ゴーストについて↓
メガネレンズに不具合が!原因と対策法を簡単解説!
反射防止コートとは?
ではでは、今回のメインテーマの反射防止コートについてお話していきます!
反射防止コートとはその名の通り「反射」を「防止」するコートです。
先ほどお話した通り、メガネレンズで反射が発生すると、景色が見えにくくなったり、ゴースト現象が発生したりします。
そのため反射防止コートをつけることで、反射する光を少なくして、
透過する光を多くすることでより見えやすくしています!
実は反射する光は透過する光よりもとても小さいのですが、
人の目は非常に感度が高いため、反射が数%大きくなるだけでも、気になってしまいます。
メガネレンズの場合、裏面でも反射は発生します。
ですから、裏表両方とも反射防止コートを付けることで反射を小さくして、より見えやすくなるようにしています!
反射防止コートの詳しい説明についてはまた別の機会にお話したいと思います。
反射防止コートの性能
反射防止コートを付けることで本当に反射が小さくなっているのか簡単に実験してみます!
今回は特別に反射防止コートがついていないメガネレンズと反射防止コートがついたメガネレンズを用意しました。
<見た目(反射光)>
先ず見た目(反射光)の変化についてみていきます。
反射防止コートがついていないメガネレンズは蛍光灯の光をそのまま反射して、鏡のようにみえています。
一方で、反射防止コートがついたメガネレンズは光が緑色に反射しています。
反射防止コートが付いているものとそうでないもので蛍光灯の反射の見え方が違うことがわかりました!
<見えやすさ>
その次に、どのくらい見えやすくなっているか比較していきます。
文字の上にこの2つのメガネレンズをのせて写真を撮ってみました。
結果はこのようになりました!
なんと!反射防止コートがついていないメガネレンズは蛍光灯が反射している部分は下の文字が見えませんが、
反射防止コートがついているメガネレンズは文字がしっかりと見えます!すごいですね!
このように反射防止コートをつけることによって、より見えやすくしています。
まとめ
今回反射防止コートについてはいかがだったでしょうか。
「反射防止コートをつける」=「反射が小さくなる」=「より見えやすくなる!」
という反射防止コートの素晴らしいところが伝わると嬉しいです。
最近テレワークやWebでのMTが増え、反射が気になることが増えたと聞きました。
実は東海光学ではそのような悩みを解決するコーティングが発売される……かもしれません!
皆様!期待して待っててください!!
また次回もよろしくお願いいたします。