こんにちは!105号室のはなです。
まだまだ寒い日が続いていますね。
寒いのは苦手ですが、寒い日に食べる鍋は大好きです!
こたつに入って、温かい鍋を食べているのが最近一番幸せな時間です笑
さて前回のブログで反射防止コートをつけることで
「反射が小さくなり、より見えやすくなる!」ということをお話しました。
しかし、なぜそのようなことが出来るのか?
今回は詳しく反射防止コートの原理についてお話していきます!
↓反射防止コートについて↓
メガネレンズのコーティングってすごい!反射防止コート編
反射防止の原理
皆さんがいつもみている光は波の形をしていて、屈折率が違う物体にあたると絵のような感じで反射が起こります。
それでは、反射防止コートをつけることでどうやって反射を小さくしているか説明します。
先に話した通り、反射は屈折率が違う物体にあたった時に起こります。
そのため、反射防止コートを1層だけメガネレンズの上につけると、「メガネレンズと反射防止コート」、
「反射防止コートと空気中」この2か所で反射が発生します。
この1層をつけることで反射の光が絵のような感じになります。
みなさん、何か気づきましたでしょうか?
先ほどはメガネレンズにあたってできた反射の光の波(オレンジの反射)だけでしたが逆の形の緑色の反射が出来ました。
この緑色の反射を作るのが反射防止コートの最大のポイントです!
光には元々、逆の形の波があたると打ち消されるという性質があります。
そのため逆の形の波を作ることでオレンジ色の反射を打ち消すことができます!
これが反射防止コートの原理です。
つまり、反射防止コートをつけることで反射を発生しないようにしているのではなく、
打ち消すことで反射を小さくしています。
反射防止が多層膜の理由
先ほどは反射防止コートが1層の場合で説明をしましたが、
実は反射防止コートは様々な材料が何層にも重なってできているのです。
これは全ての可視光の波長の反射を全部小さくするためです。
可視光とは私たちが見えている光のことで、波長が380nm~780nmのものです。
光についてはミーナさんのブログで詳しく書いてあるのでよかったら見てください。
また多層膜にすることで様々な機能を出すこともできます。
こちらについてはまたの機会にお話したいと思います。
まとめ
今回のブログはいかがでしょうか。
・反射防止コートは反射を打ち消すことで小さくしている!
・多層膜にすることで可視光の波長の反射を全部小さくしている!
このような原理でより見えやすいメガネレンズを作っています。
また反射防止コートは様々な機能のものがあるため、
気になる方は是非東海光学のホームページに立ち寄ってみてください。
あなたにぴったりの一枚があるかもしれません…!
またその一部を皆さんに紹介できればなと思います。
次回もよろしくお願いいたします。