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ホームブログ - メゾンde東海の住人 › 家康公の『どうする?スポット』in岡崎市~その①大樹寺~

はじめまして!カズマです。
このたび、メゾンde東海に新しく入居しました。これからよろしくお願いします!

歳を重ねたせいか、最近いろいろな史跡巡りが楽しくて仕方ありません😄
遠出しなくてもよく見渡せば近場にもたくさんありますし、ソーシャルディスタンスも
しっかり取れますから今の時代にもピッタリ!
休みの日は、ゆっくり起きる→「オオタニサン」を見る⚾→ランチついでに近くの史跡に出向く🚶
という鉄板の流れになっています。
日曜の場合はここに「ゴルフ⛳、相撲を見る🖐」が加わり、そして「大河ドラマを見る」といった、
ほぼ定年後のお父さん状態に陥ってしまいます(笑)

こうした僕の鉄板の一部であるNHK大河ドラマですが、来年の主人公は我らが「徳川家康公」です!
既に撮影も開始され、大河ドラマ館の設営なども始まり、先日はなんとあのMJも訪れていたらしく、
同じ空気吸ってたんだ!なんて感動している女子が周りでもちらほら👀
イケメンに少し嫉妬しつつも、岡崎の街が徐々に熱を帯び始めていることに喜びを感じています。

このブログでも度々触れている通り、東海光学があるこの岡崎市は徳川家康生誕の地であり、
織田・今川の人質になるまでの幼少期と、今川家からの独立以降、1567年に浜松城へ拠点を移すまでの
青年期を過ごした場所です。

徳川家康といえば江戸幕府の創始者であり、戦国大名として力をつけ大きく領土を広げていた時期には
浜松城を拠点としていましたので、世間では静岡や関東の人といったイメージのほうが強いみたいです。
また、織田信長、豊臣秀吉と並ぶ「三英傑」として愛知県の人という括りになることも多く、
岡崎に住んでいる人間としてはちょっと悲しいところです😥

家康は岡崎生まれの生粋の三河武士、天下泰平への道はこの岡崎から始まっているということを、
今日は覚えて帰って頂ければと思います😁

さて、この岡崎市は悩み多き青年家康公が過ごした場所だけあって、その後の人生を左右するような
『どうする?スポット』が数多く存在しています。今回はまず代表的な場所をご紹介します!

大樹寺(だいじゅじ)

鴨田町にある「大樹寺」は、家康公の先祖に当たる松平四代当主親忠が創建した浄土宗の寺院で、
松平氏の菩提寺とされた大変由緒ある名刹です。
実は、東海光学のガラスレンズ工場から約600mのご近所さんなんですよ🏭
比較的街なかにあるのですが、道沿いにこんな立派な山門がそびえ立っているんです!壮観ですね~✨
[山門]

本堂はこんな感じです。ご立派ではあるものの、山門に比べるとちょっと質素で控えめな印象。
[本堂]

聞くところによると、本堂は庫裏(くり)や書院などとともに1855年に焼失し、その後再建されたの
ですが、ちょうど幕末の厳しい時節であり、それまでの2~3割の規模でしか再建できなかったそうです。
本来の姿を見られないことは少し残念ですが、全盛期との時代背景のギャップを感じることもできると
いう点では、史跡好きとしては興味深いところです😏

厭離穢土欣求浄土(おんりえどごんぐじょうど)の教え

桶狭間の戦いで主君今川義元が討ち取られた際、松平元康(後の徳川家康)は松平の菩提寺である
この大樹寺に逃げ込みました。
伝承では、残った味方はたった18人😱
織田方の追手に取り囲まれた元康は「もはやこれまで」とご先祖様の墓前で腹を切ろうと考えました。
[松平八代の墓所]

その覚悟を住職の登誉(とうよ)上人に告げたところ、「厭離穢土欣求浄土」(おんりえど
ごんぐじょうど)の教えをもって諭され、思いとどまったそうです。
この「厭離穢土欣求浄土」の教えで諭された、というところが凄く大事です。これは浄土宗の言葉で、
「厭離穢土」は苦悩の多い穢(けが)れたこの世を厭(いと)い、離れたいという願いを意味し、
「欣求浄土」は心から欣(よろこ)んで平和な極楽浄土を冀(こいねが)う
という意味になります。
※大樹寺ホームページより抜粋

元康はこの教えに大いに感激し、戦にまみれたこの世を救い、泰平の世を築く決意をしたと言われます。
仮に大樹寺滞在を経ずに生き延びたとして、この教えに触れずに天下を統一していたとなら、約260年も
続く平和な江戸時代は訪れていなかったでしょうし、現代も大きく様変わりしているかもしれません。

もしここで登誉上人に相談もせず、その場でずばっと腹を切っていたら…
もし登誉上人が諭すことなく、「潔く腹を召されよ」とか言っていたら…
そもそもこの大樹寺ではない場所に逃げていたとしたら…
想像するだけでゾッとします😨

そう考えると、この大樹寺は彼のこの後の生涯はもちろん、今の日本にもかなり大きな影響を与えた
重要な『どうする?スポット』だといえますよね👆

ただこの家康さん、この後の人生でも何度か腹を切ろうとしているんです…(少なくとも3回!)
「泣くまで待とう ホトトギス」に代表される温厚で慎重なイメージとは違い、案外短気でせっかちな
性格だったかもしれませんね🤔

大樹寺には、他にも国の重要文化財である多宝塔や徳川の歴代将軍(十五代慶喜を除く)のお位牌なども
安置されています。本堂の近くには三代将軍家光の夢枕にたびたび現れたと言われる「徳川家康霊夢像」
も鎮座しており、見どころ満載です。特に位牌は将軍が亡くなられた時の身長と同じ大きさとも言われて
おり、大きな位牌が14本並ぶ姿は必見ですよ!


[多宝塔(国指定重要文化財)]

[徳川家康霊夢像]

余談になりますが大樹寺は「だいじゅじ」と読むのですが、地元では「だいじゅうじ」
「じゅ」を伸ばし気味に読む方がたくさんいるんですよ!なんだか響きが可愛いですよね😊
三河地方の方言についてはなかなか特徴的なので、いつかどこかでご紹介したいと思います!
※「三河弁」の記事、作りました♪

まとめ

今回は「大樹寺」を紹介させていただきました。
徳川家康公を語るにはこの大樹寺は絶対に欠かせませんし、きっと大河ドラマでも描かれるはず👍
放送が始まれば、多くの方がいらっしゃることが予想されます。
現状はまだ混み合ってはいないので、今のうちに訪れてみてはいかがでしょうか?

冒頭にもお話した通り、岡崎市や周辺地域には他にも『どうする?スポット』がたくさん
あります。
放送開始までにいろいろとご紹介していきたいと考えていますので、ぜひご期待くださいね😉

※本ブログ掲載に当たり、大樹寺様には大変お世話になりました。ありがとうございました!

Writer
110号室 カズマ

110号室 カズマ

お客様相談室とコンタクトセンターを担当。
眼鏡店様やお客様のお困りごと解決に向けて、日々奔走しています。

最近「老い」が急激に怖くなり、必死に抗っている不惑とはほど遠い40代です。
趣味は史跡めぐり🏯、スポーツ観戦⚾、乗馬🐎、ボクシング🥊。
若さを保つ秘訣をご存じの方、なんでもいいのでぜひ教えてください!

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