こんにちは❗こはるです。
子供と散歩をしていると道端にいろいろな草花が見られるようになってきて、いよいよ本格的な春の到来を感じます🌷
冬の間に情報収集した、行きたい公園がたくさんあるのでお出かけ予定が目白押し😄
以前はサングラスをかけることに少し抵抗のあったわたしですが、使い始めて快適さに気付いてからは屋外に出かける際は必要不可欠な必須アイテムになりました。
でも、子連れで出かけるとどうしても荷物が増えがち。なるべく荷物は減らしたい❗
そんな時におすすめのアイテムが「調光レンズ」✨
室内ではクリアレンズ・屋外ではサングラスと、自動的に変わってくれる優れものなんです😊
ちなみに、似た名称で「偏光レンズ」というサングラスがあり混同されがちですが、こちらは乱反射やぎらつきを抑える効果を持つ、まったく別のレンズです。
偏光レンズについてはこちらのブログをご覧ください💁♀️
▶シーンで変わる偏光サングラス おすすめカラーの見え方を一気にご紹介!
この記事の目次
調光レンズとは?
調光レンズとは、太陽光に含まれる紫外線や可視光線に反応して色が変わるレンズのこと。
室内ではクリアなメガネに、屋外では着色されサングラスになります。
メガネからサングラスへ自動で色が変わるため、かけ替えの手間いらずです。
調光レンズには、表面に調光膜がコーティングされています。
光に反応してコーティング膜の中の分子が変化することで、このような変化が起こります。
カラーレンズやUVカットレンズとの違いは?
通常のカラーレンズや、UVカット効果のあるレンズとはどう違うのでしょうか?
シーンや効果により、次のような違いがあります。
調光レンズ | 通常カラーレンズ | UVカットレンズ (クリアレンズ) | |
室内の使用 | 〇 | △ | 〇 |
屋外のまぶしさ対策 | 〇 | 〇 | × |
UVカット効果 | 〇 | 〇 | 〇 |
かけ替え | 不要 | 必要 | 必要 |
カラーの濃度にもよりますが、屋外でのまぶしさ対策に使用するためのサングラスは、室内で使用すると視界が暗くなってしまうため、かけ外して調節が必要です。
レンズにカラーが付いていないUVカットレンズでは、屋外に出た時のまぶしさを防ぐことができません。
調光レンズは、室内・屋外どちらでも快適に使うことができるオールマイティなレンズです❗
もちろんUVカット効果はサングラスやUVカットレンズ同様にあるのでご安心ください✨
また、サングラスを持ち歩く際にかさばるのがメガネケース。
子供と外出する際はサブバックを持って出かけることが多く、必要な時に限ってメガネケースをどこにしまったか分からなくなりがち・・・。
ひとまず服の首元に引っ掛けておいて、うっかり落としてキズをつけてしまったことがあります😭
かけ替え不要の調光レンズなら、こんな心配もありませんね。
さらに、普段から度入りのメガネをかけている方にとってはメガネとサングラス2本買うよりも、調光レンズ1本にすることで購入費用を抑えることもできます✨
※調光レンズは通常のメガネにオプションとしてつけることが可能です。
対応商品についてはメガネ屋さんでご相談ください。
かけ替えの「タイパ」・持ち物を減らす「スペパ」・購入費用を抑える「コスパ」に優れた、素晴らしいレンズですね👏
調光レンズの種類
調光レンズは、実は1種類ではありません。
次の2種類が代表的なものとなります。
①紫外線で調光するタイプ
最も一般的なのが、紫外線に反応して色が変わるタイプです。
紫外線に反応して調光するため、屋外ではサングラスに。
ただし、ドライブの際は車のUVカットガラスにより、色が変わりづらくなります。
東海光学には、紫外線で調光するタイプが2種類あります。
・通常タイプの「トランジションズシグネチャーGEN8」
・ルテイン保護のルティーナ素材を使用した「ルティーナフォト」
②可視光線で調光するタイプ
従来の紫外線だけでなく、可視光線でも色が変わる新しいタイプです。
可視光線とは、簡単に言うと目に見える光のこと。
ドライブ中にサングラスを使用する方は多いですよね。
車の中に入り込む光にも反応するこちらのタイプは、従来の調光レンズのデメリットが改善されたドライブに最適な調光レンズです。
ガラス越しに差し込む光でも調光するため、室内にいながらサングラスになることがあります。
こちらは通常タイプの「トランジションズ エクストラアクティブ ニュージェネレーション」のみです。
③カラーバリエーション
商品によってカラーバリエーション、濃度にも違いがあります。
対応表は下記の通り。
紫外線 | 太陽光 (可視光線) | ルテイン保護 | カラーバリエーション | |
ルティーナフォト | 〇 | × | 〇 | グレー、ブラウン、 サーフブルー |
トランジションズ シグネチャー GEN8 | 〇 | × | × | グレー、ブラウン |
トランジションズ エクストラアクティブ ニュージェネレーション | 〇 | 〇 | × | グレーのみ |
最も濃く調光したそれぞれのカラーは下記の通り。
視感透過率(%) クリア | 視感透過率(%) サングラス | 濃度 | |
ルティーナフォト グレー | 90 | 15 | 濃い |
ルティーナフォト ブラウン | 90 | 23 | 濃い |
ルティーナフォト サーフブルー | 92 | 53 | 薄い |
トランジションズ シグネチャーGEN8 グレー | 92 | 12 | 濃い |
トランジションズ シグネチャーGEN8 ブラウン | 93 | 16 | 濃い |
トランジションズ エクストラアクティブ ニュージェネレーション グレー | 90 | 9 | 最も濃い |
視感透過率とは、人が目で見て感じる光を通す割合のことで、数字が大きいほど明るく感じます。
ブラウン、グレーの色も、商品によって微妙に違うのでご参考になれば幸いです。
調光レンズの濃度変化
次に、室内と屋外でどのくらい濃度が変化するのか、実際に並べて比較をしてみました。
①室内
こちらが光を当てる前の状態です。
白いボードの上に置いているのでうっすら色がついて見えますが、実際にメガネとしてかける際には肌の色になじんでクリアレンズとほとんど変わりません。
※ご使用するライトの種類によっては、若干調光する場合があります。
②屋外(晴れ・日向)
光を浴びた瞬間に、どんどん色が変わり始めました。
5分間光を当てると、しっかりサングラスになりました。
③屋外(晴れ・日陰、曇り)
日陰でも、日向とあまり変わらないくらい変化しています。
5分後には、日向に比べると少し薄いもののしっかり着色しています。
④車内
屋外ではすぐに色が変わり始めましたが、車内ではあまり反応しません。
可視光線にも反応するタイプの「トランジションズ エクストラアクティブ ニュージェネレーション」のみ、色が変わり始めています。
紫外線に反応するタイプの「ルティーナフォト」、「トランジションズ シグネチャーGEN8」は、薄く色づく程度にとどまりました。
運転中のまぶしさをしっかり防ぐには可視光線にも反応する、「トランジションズ エクストラアクティブ ニュージェネレーション」がおすすめです。
※今回は、変化を分かりやすくするためダッシュボードの上で検証しました。
濃度は使用する状況により若干前後します。
調光レンズの種類別おすすめシーンは?
調光レンズといっても、種類別におすすめシーンが異なります。
商品別におすすめシーンをご紹介します。
▶ルティーナフォト
・眼の中の「ルテイン」を保護し、目の健康を保ちたい
・目元の表情が見えなくなるほど濃いカラーは避けたい
▶トランジジョンズ シグネチャーGEN8
・屋外での使用が多い
・まぶしさをしっかり防ぎたい
▶トランジションズ エクストラアクティブ ニュージェネレーション
・ドライブ中に使用したい
・まぶしさをしっかり防ぎたい
わたしは濃いカラーよりも、目元の表情が分かる程度の濃さの「ルティーナフォト」が好みでした。
使用したいシーンや好みに合わせて、最適な商品を選んでくださいね。
調光レンズの注意点
便利な調光レンズですが、下記のような注意点があります。
◆色変化に数分かかる
光に反応して色が変化する調光レンズ。
色が濃くなるのは早いのですが、色付いたレンズからクリアな状態に戻るには数分かかります。
調光した状態で室内に戻ると、数分間は色が濃い状態が続きます。
5分経ってもうっすら色が残っています。
何度も屋外と室内を行き来するような場面では、色が薄くなるスピードが追い付かなくなる場合があります。
運転中に使用する場合は、トンネルに入ってすぐに色は変わりませんので特に注意が必要です❗
◆気温によって濃度が変わる
あまり知られていませんが、実は調光レンズの色の濃さには温度が関係しています。
調光レンズは、温度が低いほうが色が濃くなる性質があり、夏は冬ほど色が濃くなりません。
逆に、気温の低い冬には思った以上に色が濃くなることも。
夏に購入された方が冬に使用すると、色の変化の違いに驚かれるかもしれません。
また、色が変化するスピードも冬よりも夏のほうが遅くなります。
夏のまぶしさをしっかり防ぎたい方には、通常のカラーレンズで濃い濃度をおすすめします。
夏の検証記事については、こちらをご覧ください💁♀️
太陽光で色の濃さが変わる調光レンズ(夏編)
◆濃度が一定ではない
光の強さや気温によって色の濃さが左右される調光レンズは、好みの濃度で止めることはできません。
見え方や見られ方の変化を気にされる方は、通常のカラーレンズがおすすめです。
◆経年劣化すると濃度の変化がしにくくなる
何度も反応を繰り返すことで、経年劣化が起こります。
経年劣化により色が濃くなりづらくなったり、クリアに戻りにくくなり、色変化の幅が狭くなります。
使用しない時はケースに入れて保管し、太陽光と反応しないようにしましょう。
◆キズが付いた部分は変化しなくなる
コーティングに調光膜がついているため、コーティングにキズが付くとその部分は反応しなくなってしまいます。
取り扱いには注意が必要です。
調光レンズを上手に利用して外出を快適に!
注意点もありますが、それを上回るメリットがたくさんある調光レンズ😎
調光レンズの特性を知った上で上手に活用して、快適なお出かけを楽しみましょう😄