こんにちは!107号室のさつきです🌸
桜もちらほら咲き始めて、なんだかわくわくする季節が本格的にやってきました!
気持のいい日が続く反面、花粉も元気な時期でもあります🌲
いつもはコンタクトなのに、目がかゆくて着けていられない😭という方も多くいらっしゃると思います。
特に強い近視の方だと、メガネにすると眼が小さくなったり顔の凹みが目立ってしまうからイヤ…
というお悩みもあるのではないでしょうか。
今回は、こうしたお悩みについて考えてみました!
メガネレンズは、「レンズを通して見る物体は薄い方向に引っ張られる」という特徴を持っています。
近視、遠視、老眼についてそれぞれのレンズの形状を見てみると、近視用のレンズは「外が厚く、中心が
薄い」という形で、遠視や老眼鏡用のレンズは「中心が厚く、外が薄い」という形になります。
図にするとこんな感じです👇
これを先の特徴に当てはめると、近視用はレンズを通すと中心側(薄い方)に引っ張られるという
ことになります。
人の顔で考えると、レンズの厚い側にある輪郭がレンズの薄い方向=目の中心側に引っ張られることで
凹んで見えてしまう、ということがおわかり頂けると思います!
目の大きさについても同様で、全体的に中心に向かって引っ張られ「収縮」した状態になるので、
メガネを掛けていないときよりも小さく見えてしまうのです👓
この特徴に加えて、以下のようにメガネに関わる様々な要素が「倍率(収縮率)」に関わってきます。
1.メガネの度数
2.レンズの厚み
3.レンズの屈折率
4.レンズのカーブ
5.レンズと眼や顔の距離(頂点距離)
この中でも、2.の「レンズの厚み」と5.の「レンズと眼や顔の距離」は影響が大きい要素になります。
拡大と収縮は逆になりますが、イメージとして子供の頃に使った「虫眼鏡」を思い出してみて下さい💭
大きくて真ん中が分厚いほうが小さくて薄いものよりも大きく、ものから距離を離して見ほうが大きく
見えたはずです!
今回は「強い近視の方」なので、外側がかなり厚いレンズを使う必要があります。
そのため、近視が弱くメガネレンズが薄い人に比べて収縮率が高くなり、顔の凹みが大きくなったり
眼が小さく見えたりしてしまいます。
仮にメガネの度数を「S-10.00」として、レンズを入れた場合と素通しの場合を比較してみました👀
左右の眼の大きさが整ったマネキンさんに協力してもらいます👧
左眼(向かって右)には東海が誇る世界最高屈折プラスチック[屈折率1.76]を入れています。
プラスチックでは一番薄いのですが…それでも眼も小さくなって凹みも気になりますね💦
では、[屈折1.76]ではなく、もっと厚くなる[屈折率1.60]のレンズを入れた場合はどうなるの?
右眼(向かって左)に1.60、左眼(向かって右)に1.76を入れた状態で比べてみました!
いかがでしょうか。よく見ると、厚いレンズを通した右眼のほうの眼が小さく感じませんか?
凹みの差もじーっと見ているとわかる気はしますが、ぱっと見では正直わかりません😅
次に、レンズと眼や顔の距離(頂点距離)を比較してみます。
左眼に1.76のレンズを入れた状態で見てみます。
左の写真は標準的な距離(12mm程度)で、右の写真は20mmくらいまで離した状態にしました。
写真で見るとこんな感じです!
少し離しすぎかもしれませんが、正面から見た写真を比較すると、こっちのほうが先の厚みによる
比較よりも違いがわかりやすいと思います!
レンズとの距離って、結構重要なんですね✨
このように、「眼が小さくなったり顔の凹みが目立ってしまう」というお悩みを少しでも和らげる
ためには、
・なるべく薄くできるレンズにすること
・レンズと眼や顔の距離を近づけること
この2つの方法が効果的なことはお伝えできたと思いますが、同時にこれだけですごく変わる!という
わけではないことも、実際の比較写真を通じておわかりいただけたのではないでしょうか。
実はこれ以外にも、もう一つ重要な要素として「フレームの選定」があります。
以前チカコさんが記事を書いてくれているので、是非読んでみて下さいね!
メガネ女子必見!!メガネメイクで魅力的に✨💄~メガネ編~
そうはいっても、好きなフレームを掛けたいし、薄いレンズは欲しいけど高いし、あんまり眼に近づけ
すぎるとまつ毛に当たっちゃう…などなど、お悩みは尽きないですよね。
レンズだけや、メガネフレームだけですべてを解決することは難しいですが、眼鏡屋さんとしっかり
相談しながら、いろいろな「合わせ技」🙋♂️でベストな選択をしていただければと思います!