こんにちは!105号室のはなです。
前回3週連続でブログを書いていたのですごく久しぶりな気持ちになります笑
またその時はメガネレンズの製造工程のお話から東海光学のモノづくりについて紹介しました。
今回は別の視点から東海光学を紹介したいと思います。
今回のテーマは「環境」🌱です!
モノづくりの東海光学を知らないよという方は下記のリンクをクリックしてみてください。
モノづくりのTOKAI第1弾👉 キャスト工程編
モノづくりのTOKAI第2弾👉 切削・研磨、染色工程編
モノづくりのTOKAI第3弾👉 玉型加工 工程編
完全ゼロエミッション工場
東海光学では、環境に優しい企業を目指して
「私たちは地域社会、自然環境との共生・調和を実現する。」
という環境方針のもと、モノづくりを行っています。
この環境方針のもと、全社員が一丸となって4R(リデュース、リユース、リサイクル、リフューズ) 活動を実践しています。
そしてこの4R活動を通して、工場から排出する産業廃棄物及び一般廃棄物(紙ごみなどの事業系廃棄物、生ごみなど)が
100%再資源化されている「完全ゼロエミッション工場」を2005年10月に実現しました!
これは東海光学から出るごみはすべてリサイクルすることを意味しており、15年以上継続して達成しています。
このように東海光学では自然環境を大切にしながら、モノづくりを行っています。
リサイクルのための分別
なぜ東海光学は完全ゼロエミッション工場を達成できたのでしょうか?
その秘密を見ていきたいと思います!
皆さんの家庭では可燃ごみ、プラスチックごみ、不燃ごみなど様々な種類がでますが、
それぞれ分別してごみを出していると思います。
東海光学はこの分別に力を入れていて、約30種類にも分けてごみを捨てています。
なぜこんなにも種類が多いかといいますと希少金属などの有価物やリサイクルできるものを増やすためです!
しかし、こんなに種類が多いとどこに捨てていいのか悩んでしまいますよね…
間違って捨ててしまうとリサイクルが出来なくなってしまうので大変です💦
そんな悩みを解決する便利ツールが東海光学にはあります!それがこちらです!
こちらは東海光学が独自で作った分別リストです。
分別リストは、社内のイントラネットで誰でも検索することができるようになっています。
このページの右上の部分をクリックしますと…
こんな感じで50音が出てきます!
ここで自分が捨てたいものの名前を検索するとどこに捨てていいのかすぐにわかります。
これなら間違えずに捨てることができます🤗
リサイクルの流れ
実際にどのごみがどんな風にリサイクルされるのかお話していきたいと思います。
今回はメガネレンズを削った時に出るレンズカスと事業活動で発生する廃プラスチックについてお話します。
レンズカス
メガネレンズを削ることで度数を出したり、フレームの形にあうようにするため、細かい削りカスが出ます。
東海光学ではこのレンズカスが自然に流れないようにしています。ではその方法を見ていきましょう!
レンズを削るときは水をかけながら加工を行うため、水とレンズカスが混ざった状態になっています。
このままではリサイクル出来ないため脱水機に通して、レンズカスだけにします。
脱水機に通しますとこんな感じになります。
水と混ざった状態の時にはほぼレンズカスが見えなかったのに、こんなに大きな塊になるとは驚きです!
このレンズカスの塊は「汚泥」として産業廃棄物中間処理業者へ送り、セメントの原料の一部になります。
セメントはコンクリートに使われたりするため、皆さんがいつも見ているコンクリートに
もしかしたら東海光学のメガネレンズを削ったカスが入っているかもしれませんね!
廃プラスチック
続いて廃プラスチックについてお話したいと思います!
廃プラスチックには軟質系(ゴム手袋のような軟らかいもの)と
硬質系(ボールペンの本体のような固いもの)のプラスチックがあります。
東海光学から廃棄される廃プラスチックはほとんどが軟質系で、
これを産業廃棄物中間処理業者へ送り、RPFと呼ばれる固形燃料になります。
RPFはRefuse derived paper and plastics densified Fuelの略で、
大手製紙会社、鉄鋼会社、石灰会社などで、石炭やコークス等、化石燃料の代替として使われています。
ごみが燃料になるなんてすごいですね!
今回のブログはいかがでしょうか?
東海光学は環境に優しい企業を目指し、環境のことを大切にしながらモノづくりを行っていることが伝わると嬉しいです。
またもっと東海光学を知りたいという方はホームページを見てみてください。
次回もよろしくお願いいたします。