こんにちは!103号室のみことです。
10月に入っても暑い日が続いていましたが、
ようやく涼しくなって、秋らしい気候に変わってきましたね🍂
衣替えに最適なこの季節、夏の暑い時期に活躍したサングラスも片付けてしまっていませんか?
夏に比べて太陽の位置が低くなる冬は、目を刺すようなまぶしさを感じやすく、
サングラスが活躍する季節でもあるんです。
特に車の運転をする方や、積雪地域に住んでいる方、
スキーやスノーボードなどのウインタースポーツをする方などは、
紫外線やまぶしさから目を守るためにも、サングラスを着用することをおすすめします👌
さて、そんな冬にも大活躍のサングラスですが、
レンズのカラーによっては、車の運転が出来ない場合があることをご存知ですか?
今回は、車の運転とサングラスについてご説明します🚗
この記事の目次
車の運転時に使用できないサングラスとは?
様々なカラーから選べるのも魅力の一つであるサングラスですが、
実は、車の運転用(または路上使用)として使用できないカラーがあるんです。
では、どんなカラーが使用できないのでしょうか?
サングラス着用については、日本産業規格(以下JIS規格)で下記のように定められています。
・視感透過率8%以下のレンズは、昼間使用禁止
・視感透過率75%未満のレンズは、薄暮または夜間使用禁止
日本産業規格(JIS)とは
日本産業規格は、JISまたはJIS規格とも呼ばれ、
日本の産業製品に関する規格や測定法が定められている日本の国家規格のことです。
サングラスなどの製品に限らず、
プログラム言語や文字コードといった情報処理や、サービスなどに関する規格もあるんですよ☝️
視感透過率とは
サングラス(眼鏡レンズ)に関するJIS規格で登場した「視感透過率」とは、
人が眼で見て感じる光を透す透過光量の割合(%)を表した値のこと。
つまり、人の目で見て、どのくらい明るく感じるか表した数値のことです。
視感透過率0%の場合は、人の目で見ると全く明るさを感じず、
100%に近付くほど光を透す量が多くなり明るさを感じます。
このことから、カラーレンズの場合、視感透過率の数値が小さいほどレンズの色は濃くなり、
反対に数値が大きくなると色は薄くなります。
JIS規格では、色が濃いレンズは車の運転時(または路上使用)に使用できない場合があるよ!
ってことを定義していたんですね😌
なぜ使用したらダメなの?
JIS規格に違反するサングラスを着用して運転をすると、信号や標識を誤認する恐れがあり大変危険です。
また、夜間等、状況によっては走行車や歩行者の視認が困難になり、
重大な事故に繋がる可能性もあります。
では、どのくらい見えにくいのでしょうか?
実際のカラーレンズを使用して写真を撮ってみました📷
【比較画像】昼間の使用がNGのサングラス
まずは昼間の使用がNGのサングラスから。
JIS規格では、「視感透過率8%以下のレンズは、昼間使用禁止」と定義されています。
比較するカラーはこちら👇
使用カラー
昼間使用NG:視感透過率1.5%のグレーのサングラス
昼間使用OK:濃度50%のグレー系サングラス
標識の見え方
白線の見え方
信号機の見え方
いかがでしょうか?
やっぱり、視感透過率1.5%のサングラスだと、昼間でも見えにくいですよね。
特に日影の多い道やトンネルなどに入ると、さらに見えにくくなり大変危険です。
また、JIS規格上はOKでも、カラーの特性上、昼間使用NGのカラーもあります。
例えば、東海光学の遮光眼鏡「CCP」
網膜や角膜に大きな影響を与える380~500nmの青色の波長光を抑えることで、
まぶしさやギラツキを緩和してくれるカラーです。
まぶしさ対策に有効なカラーではありますが、
青色の波長をカットしている影響で、青色を認識しづらくなります。
信号機の誤認などの危険があるため、カラーの種類によっては視感透過率が8%以上でも
昼間・夜間の運転時に使用することはできません。
こちらもどのくらい見えにくくなるのか比較画像で見てみましょう!
使用カラー
昼間使用NG:視感透過率42% CCP「OY」
昼間使用OK:視感透過率56% CCP400「FL」
標識の見え方
白線の見え方
信号機の見え方
JIS規格の視感透過率はクリアしていますが、カラーの特性上、見えにくいのが分かるかと思います。
特に信号機は何色が光っているのか分かりませんよね。
全てのサングラスが「視感透過率8%以下じゃないから昼間使用OK!」とはならないので、
よく運転をされる方などは特に、購入時に店員さんに確認することをおすすめします◎
【比較画像】夜間の使用がNGのサングラス
続いて夜間の使用がNGのサングラス。
JIS規格では、「視感透過率75%未満のレンズは、薄暮または夜間使用禁止」と定義されています。
今回は、メガネ業界統一レンズカラー「アリアーテ」から、
多くの方が使用している人気カラー3色で比較してみます🔍
使用カラー
夜間使用NG:濃度50%のカラー(トゥルーグレイ/フェアオークル/グロウボルドー)
夜間使用OK:濃度15%のカラー(トゥルーグレイ/フェアオークル/グロウボルドー)
標識の見え方
白線の見え方
信号機の見え方
夜間使用NGのカラーは、OKのカラーと比較して、どのシーンでも見えにくいですね。
特に街灯が少ない道等を運転する際は、さらに見えにくくなるので、
夜間運転時のまぶしさ対策は、夜間運転OKのサングラスを使用するようにしましょう💁♀️
サングラスをかけた際の見え方には個人差があります。
JIS規格上はOKでも、人によっては見えにくい場合もあるかと思います。
サングラスを購入する際は、試着をして見え方を確認してから購入するなど、
目的やシーンに合わせて選ぶことが大切です😌
JIS規格違反のサングラスを着用して運転したら罰則はある?
JIS規格をクリアしていないサングラスを着用して運転した場合、
罰則等があるのか気になる方もみえますよね。
基本的には「サングラスを着用していただけ」であれば刑罰が科されることはありません。
しかし、サングラスを着用して運転した結果、
歩行者の見逃しや、標識の誤認、事故等を起こした場合には、
安全運転義務違反に問われる可能性があります。
安全に運転するためにも、サングラスを着用する際は、
運転時に使用ができるか、確認してから着用するようにしましょう☝️
運転時に最適なサングラス
昼間の運転に最適なサングラス
太陽光のまぶしさを感じやすい昼間は、
しっかりとまぶしさ対策が出来るサングラスが最適です。
レンズカラーはブラウン系やグレー系、グリーン系がおすすめ◎
ブラウン系カラーは、コントラストを上げる効果があるため、
しっかりとまぶしさを抑えながら、センターライン等の路面標示が見えやすくなります。
グレー系やグリーン系カラーは、色変化が少ないので、
景色を楽しみたいドライブには最適のカラーです🚗
また、昼間のドライブには偏光レンズもおすすめです。
通常のサングラスの機能に加えて、ギラつきを感じる一部の光をカットしてくれるので、
運転時に快適な視界を保ってくれます。
ドライブにおすすめの偏光レンズはこちらを参考にどうぞ♪
▶運転中の眩しさを軽減! 「ドライブ用サングラス」を試してみました😎
▶シーンで変わる偏光サングラス🕶おすすめカラーの見え方を一気にご紹介!
▶夏のお出かけに最適!新商品「偏光調光グラス」
夜間の運転に最適なサングラス
対向車のライトや街灯等がまぶしく感じやすい夜間は、
明るさを確保しながら、まぶしさ対策が出来る夜間用のサングラスが最適です。
例えば、東海光学の「NIGHT GLASS(ナイトグラス)」シリーズ。
明るさをしっかりと確保しながら、眩しさの原因となる光を効果的に抑えてくれるだけでなく、
夜間に低下する視力をアシストする「ナイトアシスト機能」も装備しています。
他にも、遮光眼鏡「CCP400」から「AC」や「SP」カラーもおすすめ◎
個人的には「AC」が一番自分の目に合っているようで、お気に入りのカラーです🙆♀️
夜間運転時におすすめサングラスの詳細はこちらからどうぞ♪
▶夜になると運転しづらい!原因究明と解消法をご紹介~NIGHT GLASS~
▶運転しづらい夜間に!夜間運転に最適なメガネレンズをご紹介!
サングラスで安全安心で快適な運転を!
サングラスは、まぶしさを感じやすい運転時に最適なアイテムでもありますが、
カラーによっては安全運転に支障をきたすものもあります。
JIS規格をクリアしているサングラスを着用するということはもちろんですが、
どんなカラーが自分の目に合っているのか、どんなシーンで運転することが多いのか、
ライフスタイルや目的、使用したいシーンに合わせて選ぶことも大切です。
メガネ屋さんで購入する際は、昼間の運転が多いのであれば昼間に、
夜間の運転が多いのであれば夕方以降の日が落ちてから、
実際の景色を確認しながら試着してみるのもおすすめ◎
試着での確認が難しい場合は、店員さんに使用したいシーンや目的を伝えて、
どんなカラーが合うのか相談しながら決めるのも効果的です👌
サングラスを着用して、安心安全で快適な運転を心掛けたいですね😌