思っていた色と違う!気を付けたいカラーレンズ特有のトラブル

こんにちは!103号室のみことです。

今回は前回に引き続き、日差しの強いこの時期に大活躍のサングラスのお話です😎☀

最近ではおしゃれなフレームやカラーレンズも増え、
サングラスにこだわる方も多いかと思いますが、

「完成したサングラスが、なんだか思っていた色と違う…」
「店頭でかけたときは良い色だったのに、家に帰ってかけたらイメージと違う…」

などなど、気に入って購入したはずのサングラスが、
手元に届いたら(使ってみたら)イマイチだった…なんて経験はありませんか?

サングラス購入時にありがちな、カラーレンズ特有のトラブル。

カラーレンズ選択の際にどのようなことに気を付けるべきなのか、
今回はありがちなトラブルごとにご説明したいと思います💁‍♀️

 

カラーレンズの色が違って見える理由

そもそもなぜ色が違って見えてしまうのでしょうか?

同じカラーでもサンプル等と色が違って見えるのには、下記のような理由が挙げられます⬇

・演色性による色の違い
・見本染色による色の違い
・コーティングによる色の違い
・レンズ基材による色の違い
・度数による色の違い など

以前にブログでご紹介している事と重複する内容もありますが、
今回は上記の理由について、おさらいをしながら一つずつご説明をしていきます👌

 

演色性による色の違い

演色性とは、光源(太陽や蛍光灯など)がモノを照らした際に、
そのモノの色の見え方に及ぼす光源の性質のことを言います。

私たちの身近にある太陽光、蛍光灯、白熱灯、LED電球などの光源は、
それぞれ発している可視光線の波長や種類が異なります。

そのため、同じモノでも光源が違うと色が違って見えることがあるのです👀

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つまり、屋外と屋内や、購入したお店と自宅など、
異なる光源の下でカラーレンズを見た場合、同じレンズでも色が違って見えることがあります。

そのため、レンズメーカーではJISで規定されている演色性の高い蛍光灯(〇〇N-EDLや〇〇N-SDL)を使用しています。
JISでは自然光で色を比較する際、晴れた日の午後2時頃に北窓から入る光の下で比較することを推奨しています。
レンズメーカーがカラーレンズを検査する際に使用している「演色性の高い蛍光灯」は、
この光と近い波長になっています🙂

ちなみに、この光は画家のアトリエやカラー診断をする場合などにも重要視されています🙌

カラーレンズの色を確認する場合は、暖色系の照明などを避け、
晴れた日に北窓から入ってくる光や、屋外の直射日光を避けた日陰などで確認することをオススメします👌

 

見本染色による色の違い

見本染色とは、見本となるカラーレンズを眼鏡店からメーカーへ送り、
近いカラーをオーダーする染色方法のことです。
アリアーテ トレス」のような統一カラーサンプルから選んで染色をする通常の染色とは違い、
カラーの選択に妥協することなく、お気に入りのカラーが作れる利点があります😌

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見本染色は、見本となるレンズがあるだけで、
統一カラーのような「染色工程用のサンプル」が存在しないため、
非常に難しい染色方法になります。

可能な限りご期待に添えるよう頑張っていますが、
カラーやコーティングなどによっては見本の色と違いが出てしまうことがあります。

では、どのくらい違いが出てしまうのでしょうか?
検証するために今回も実際に染色をしてみました💁‍♀️
見本にしたレンズは、最近流行りのブルーのレンズです。

若干ではありますが、見本染色をしたレンズの方が明るい青色をしているのが分かります。
大きな違いはなくても、少しの色の違いが見え方へ影響し、気になってしまう場合があります。

そのため、サングラスを作る際に見本染色を選択される場合は、
色の違いが出やすいということをご理解いただけると嬉しいです🙇‍♀️

 

コーティングによる色の違い

プラスチックレンズは基材の上に何層ものコート膜がほどこされて出来ています。

眼鏡店でよく目にする「ブルーライトカットコート」や、
「キズ防止コート」などは上図の3つのコートをベースに、
各レンズメーカーがより機能性を上げるために開発したコートになります。

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このコーティングの種類によっては、
同じカラーでも色が違って見えることがあります。

これは色の補色作用が影響しています。

補色とは、カットした光の色と、カットすることでできた光の色の関係のことを言います。
例えば、下図の光の三原色のうち、青色をカットすると赤色と緑色を合わせた「黄色」が出来上がります。
補色とはこの「青色」と「黄色」の関係のことを言います。

これをメガネレンズに置き換えると、ブルーライトカットコートの場合、
青色をカットしているので、黄色がレンズに乗って見えます。
そのため、無色のレンズでもブルーライトカットコートを付けることで、レンズが黄色っぽく見えることがあるのです。

これは、カラーレンズでも同じことが言えます。
今回は、ブルーライトカットコートのBCC(ブルーカットコート)と、
基本の防汚コートのPGC(プロガードコート)で比較をしてみました⬇

同じ薄いグレーのカラーですが、BCCの方が黄色っぽいのが分かります。

ブルーライトカットコートやミラーコートなど、
反射の強いコーティングの場合、この色の差が顕著に現れます。
どうしても気になってしまう方は、反射の少ないコーティングにすると良いかもしれません😌

 

レンズ基材よる色の違い

基材は屈折率などによって異なり、
コーティングだけでなく、基材が違うことで色が違って見えることもあります。

今回は東海光学の一般的なUVカットレンズ「ベルーナ」と、
基材が異なるアイケアレンズの「ルティーナ」を比較してみます⬇

少しわかりにくいですが、ルティーナの方が赤色が強く出ており、
ベルーナと比較して少し色がくすんでいるように見えます。

特にルティーナの場合、濃度15%以下の薄いカラーは基材色がカラーに影響してしまい、色の差が出やすくなります。
そのため、色の薄いカラーを選択する場合には注意が必要です⚠

 

度数による色の違い

カラーレンズは度数によっても色が違って見えることがあります。
今回は、度無しのレンズ、S-4.00のレンズ、S-10.00のレンズで比較してみます⬇

同じカラー、コーティングですが、度数が強くなるにつれて、少し色が濃く見えますよね👀
眼鏡店で見るサンプルは度無しのサンプルが多いですが、
強度の方は少し色味が変わることを頭に入れておくと良いかもしれません😌

 


今回ご説明したカラーレンズ特有のトラブルは、レンズの性質上防ぐことが難しいのが現状です。
自分のお気に入りのカラーと欲しい機能、全て選択出来たら良いですが、難しい場合もあるかと思います。

そんなときは、眼鏡店の店員さんと相談したり、今回のブログを参考にしていただき、
上手くバランスを見ながら、じっくり考えてお気に入りの一本を作ってくださいね☺

「103号室 みこと」のプロフィール

長野オリンピックの年に生まれたメンバー最年少。
生まれも育ちも岡崎市です。
好きな食べ物は、ダントツシュークリーム!パイシューは譲れません。
遠出をするのが好きで毎月県外に遊びに行きます。


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