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ホームブログ - メゾンde東海の住人 › “ドクター・ジャズ”内田修さんと「ジャズの街・岡崎」

こんにちは、201号室のなみです!

先週7月7日は七夕でしたね🎋
皆さんは天の川を見ましたか?私は生憎の天気により見ることはできませんでした😞
幼い頃は短冊に願い事を書き、笹に吊るしていた記憶があります。

七夕の日に雨が降ると彦星と織姫は会えない
なんて話を聞いたことはありませんか?

私はその話を聞いたときに、幼心にも悲しくなったことを覚えています……😢
ですが、過去をみるとそう考えなかった人もいるみたいですよ☝

この夕(ゆうべ) 降りくる雨は 彦星の
早や漕ぐ舟の 櫂(かい)の散りかも (万葉集・作者不詳)

「櫂(かい)」とは舟を漕ぐときに用いるオールみたいなもののこと。
雨降る七夕の夜、今頃彦星が川を渡り織姫に会う為に必死になって舟を漕いでいるんだ
と詠われています。

なんとも風流でロマンあふれる考え方😊💭
私は学生時代にこの詩に出会い、雨降る七夕も好きになりました!

それでは今回の本題「ジャズの街・岡崎」についてお話をいたします😀

そもそも “ジャズ”って??

みなさんは普段からジャズを聴く機会はありますか?
話題に出しておいて恥ずかしながら、今まで私は意識的に聴いたことはありませんでした。
さらにジャズって、即興で演奏する音楽というイメージしかなく、
その歴史も良さも理解していませんでした……😫

ジャズは白人音楽と黒人音楽が融合した原形を基に
世界中に広まっていく中でその土地の文化や音楽が織り込まれ発展していったそうです💡

岡崎市が “ジャズの街”と呼ばれる所以とは??

岡崎市には「内田修」さんというジャズ愛好家がいました。
内田さん自身は演奏する側ではなく、またジャズ評論家でもなく
ここ岡崎市で開院し、外科医として働く傍ら、世界中のジャズ演奏者たちを支援していたそうです。

1993年に病院を閉院するにあたり、内田さんが所有していた約12,000枚のレコードをはじめ
オープンリールテープや雑誌、オーディオ機材など膨大な資料を岡崎市に寄贈しました。

こちらの写真、真ん中の機械が内田さんが実際に使用していたオープンリールレコーダーです。
上部の二つ、飛び出ている丸がリール部分となっています。
カセットテープが普及する前は、このレコーダーが主要な録音機器だったようです。
リールがむき出しになっている=オープンリールといい、
内田さんはこの装置を用いて様々な演奏を録音していました。

そして岡崎市では、録音したテープをはじめ貴重な資料たちが寄贈されたことで、
展示会を行うようになります。

ジャズが楽しめる場所「内田修ジャズコレクション展示室」

岡崎市図書館交流プラザ「Libra(りぶら)」の中には
「内田修ジャズコレクション展示室」というジャズの展示室があります。

内田さんが寄贈した貴重なコレクションたちが展示されており、
自分の目で見て耳で聴くことができるんです👀
それではこの展示室を紹介いたします🙋‍♀️

まずはこちら!

ジャズコレクション視聴ブースです。
資料館のコレクションの核を成すレコードやCDのほか、
内田さんが録音したプライベートテープを視聴できるブースとなっています✨

こちらのブースでは、東京で行われた「銀巴里(ぎんぱり)」での新世紀音楽研究所発表会、
名古屋で開催されていた「ヤマハ・ジャズ・クラブ」での演奏会
など
内田さんが記録した音源を聴くことができます。

日本のジャズ史に残る重要資料であるとともに、
ジャズ好きの方にも刺さる音源が多数あるのではないでしょうか?
視聴できる席は全部で6席あり、それぞれの席で異なる音源を聴くことができます☺

続いてはこちら!

『ドクターズ・スタジオ』と呼ばれている
内田さんがご自身の病院内に作ったオーディオルーム兼スタジオの再現です。

本格的な機材や楽器が揃えられ、この場所で数々のセッションや
コンサートのリハーサルが行われていたそうです。

展示室にある現在のこのお部屋は、当時の写真や映像、関係者の証言を基に再現。
機材や楽器などの類は当時のままのものを展示しています。

私が惹かれたのはこちらのグランドピアノ🎹
今までグランドピアノといえば、黒色のイメージがありました。
でもこのピアノは茶色です。
なんと、スタジオへのこだわりは楽器の色にまで及び、
このピアノの外装はスタジオの色合いに合わせて特注したそうです!

さらにこの展示室にはラウンジも用意されています!

この空間では通常からジャズが流れています🎶
私が訪れたときは、ジャズを聴きながら休憩している方や、
ジャズをBGMに読書をしている方がいました。

このスペースはイベントスペースとしても活用されているそうです。
Libra(りぶら)閉館日及び第2・4土曜日の19時~を除く
毎日11:00~と19:00~の2回
レコードコンサートが開催されています。
この時間は、貴重なコレクションの中からスタッフの方が選んだレコードもしくはCDを
聴くことができます💿

また、毎週金・土・日曜日には「リクエストジャズ」を行っており、
展示室の中から好きなレコードやCDを選び聴くことができます。(※要予約

他にもレコードジャケットを印刷した資料や、内田さんやジャズに関する書籍も多く用意されており、
閲覧することが可能です📖

まとめ

いかがでしたでしょうか?
ここ岡崎市は内田さんの貴重なコレクションから始まり、
「ジャズの街・岡崎」として様々な取り組みが行われています。

例えば、名鉄東岡崎駅の北口通路や南口広場、
JR岡崎駅の自由通路などでは毎日ジャズが流れています♪
また、11月には『ジャズストリート』というイベントも開催されます。
このイベントの間は、市内のいくつかの施設を会場として、ジャズの演奏が行われるんです😊
今年はコロナ以前の形態に戻って開催されるとのことです!
『岡崎ジャズストリート』https://okazakijazzstreet.com/

ぜひジャズと触れ合うため、また貴重な音源を聴くため、「内田修ジャズコレクション展示室」や
イベントに足を運んでみてください✨

◼️岡崎市図書館交流プラザ「Libra(りぶら)」
開館時間 9:00~21:00
休館日  水曜日(祝日は開館)
入館料  無料
「内田修ジャズコレクション展示室」はりぶらの2階にあります。
『内田修ジャズコレクション』https://dr-jazz.jp/

今回、ブログ作成にあたり「内田修ジャズコレクション展示室」資料の
写真撮影並びに掲載許可をいただいております。
また岡崎市職員の方よりセミナーを開催していただきました。
ご協力いただきまして、ありがとうございました。
この場をお借りしてお礼申し上げます。

Writer
201号室 なみ

201号室 なみ

コンタクトセンター所属。
眼鏡店様からのお問合せの応対やご注文の手配をしています。

生まれは三河ですが、社会人になり岡崎市にやってきました。
趣味は読書と剣道。
とくに江戸川乱歩や森見登美彦、住野よるの作品が好きです。
バレーボールの試合観戦も好きで、毎シーズン楽しんでいます🏐

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