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こんにちは!カズマです🐴

先日、一人温泉旅行をしてきました♨
買ったまま読むことなく、「積ん読(つんどく)」と化していた本を数冊かばんに入れて、
電車に揺られ🚃誰とも会話することなく🙊ただただ読書と温泉に没頭する1泊2日の旅です。

何も考えず本に集中する時間と、湯に浸かりながらいろんなことを考える時間の繰り返し。
体の疲れはもちろん、心のどこかに溜まっていたドス黒い澱も温泉できれいさっぱり洗い流して、
がっつりオーバーホールできる至福の時間でした✨️
2日間で発した言葉は「はい」と「ビール下さい」のほぼ2言のみ😁

なんかモヤモヤする…とか、ちょっと一人になりたいな…と思っている方には超お勧めです!
本に限らなくともゲームや映画のサブスクなど、没頭できるものをお供にすればOK。
なるべく車で行かないこと、いろいろと誘惑が少ない温泉地を選ぶことがミソです👍️

さて今回のブログは、旅行中に感じた「読書とメガネ」についてお話ししたいと思います。

読書をする時の見づらさ

旅に出て早々、ショックなことが起こりました。
最初に乗った電車が混んでいたので、立ったまま本を開いた時のことです。
あれ?今まで感じたことがないくらい、ピントが合わない…😨

コンタクトレンズ装用のうえ字が小さめの小説だったこともありますが、
「立ち読み」の姿勢も要因のひとつだったと思われます。

混み合った車内で立って本を開くと、どうしても本の位置が顔の近くに
なりますよね。距離にしておよそ20~25cm前後のイメージです。

普段読書をするときは、コンタクトを装用していてもそこまで不具合を感じませんでした。
椅子に座って読む際は30cm程度離して読みますし、自宅では家用メガネに替えています👓️
通勤も車ですから、電車に乗って本を読むシチュエーションは全くありません。
今回の一人旅も5年ぶりなので、まだ老眼の自覚がまったくなかった頃以来になります。

あぁ…とうとうガチで来たんだな、と絶望感を覚えました😱

調節力のおさらい

30cmは大丈夫なのに25cmになるとなんでダメなの?たった5cmなのに…と思いますよね。
これは、このブログでも何度かお伝えしていますが「調節力」が関係しています☝

細かい部分はこちらで確認いただくこととして、今回はこの事例に絞って説明します。
調節力とはざっくりいうと「近くにピントを合わせるための力」です。
距離に対してどのくらいの力が必要なのかは、D=1/f(メートル)という公式で求められます。

30cmにピントを合わせるために必要な力は、D=1/0.3≒「3.3」となります。
これが25cmではD=1/0.25=「4」となり、より多くの力が必要であることがわかります🤔

そしてこの表は、年齢別の目の機能として残っている調節力の目安表です。
いまの自分はだいたい赤い部分に差し掛かっています👇️

これを事例に当てはめると…
①30cm離す→必要な力は「3.3」→残存調節力は「3.5」=足りているので見える!!
②25cm以下→必要な力は「4.0」→残存調節力は「3.5」=足りていないので見えない!!
簡単に言うとこういう理屈なんです。
そして、5年前の自分は表の青い部分に該当するので調節力は「4.5」残っている。
つまり、立ち読みで25cmより近づけていたとしても当時はまったく問題なかった、ということ。

個人差はあるものですが、まさに目安通りの自分の目に密かに感謝です。わかりやすっ👍️
そして、この数cmの差を実感してしまうのがさらなる大人の階段(=老眼)なのです😭

アイアシストレンズのすすめ

こうしたことがあって、改めて気付かされたのが「アイアシストレンズ」の快適さです😍
自宅ではメガネに替えると言いましたが、この家用メガネとして「レストW」を使っています。

このレンズは上半分が遠く用で、下半分にアシストエリアという調節力を補助する部分があります。
補助の量も4タイプ(※レストSはAのみ)から選べて、自分は+1.0の「タイプC」です。

家ではソファーやベットに寝転がって結構近い距離で読むこともありますが、不便をほぼ感じず。
先の計算に当てはめると、今の自分の残存調節力3.5に1.0が加わるため「4.5」となります。
さらに遠くは重要でない家用のため、度数をコンタクトより0.5D弱く作っています。

実質アシストエリアでは「5.0」の調節力が得られ、距離にすると5=1/f→f=0.2となり、
20cmまでピントが合うレンズになっている
んです!そりゃ不便を感じないわけだ。

そもそもこのアイアシストレンズは、遠近両用とは異なり調節力をアシストしてあげることで
スマホ等近方凝視による疲れ目を軽減することが目的で、自分もそのイメージで使っていました。
疲れ目軽減の効果は比較がないため正直実感しづらかったのですが、まさかこのタイミングで
違う方向でこのレンズの良さを実感するとは😁

今回の旅は一度宿に入ったら基本外出することもないので、ひとっ風呂の後にすぐかけ替え。
館内を歩く程度ならば遠くが弱くてもほぼ問題はなく、その後の読書もめちゃ快適でした~♪
同世代の方で遠近をかけてないor遠近が苦手という方には特におすすめします!

まとめ

いかがでしたか?

今回は読書のシチュエーションでお話しましたが、スマホだともっと近くで見ている方も
多いと思います。特に寝転がって見ていると、20cmより近くなることもしばしば🤳
思わず画面拡大しちゃったりしていませんか?

登りたくもない大人の階段に足をかけてしまった同世代のみなさん!
ぜひ「アイアシストレンズ」をお試しくださいね✨️

Writer
110号室 カズマ

110号室 カズマ

お客様相談室とコンタクトセンターを担当。
眼鏡店様やお客様のお困りごと解決に向けて、日々奔走しています。

最近「老い」が急激に怖くなり、必死に抗っている不惑とはほど遠い40代です。
趣味は史跡めぐり🏯、スポーツ観戦⚾、乗馬🐎、ボクシング🥊。
若さを保つ秘訣をご存じの方、なんでもいいのでぜひ教えてください!

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Supervisor
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監修
1級眼鏡作成技能士 太田 恵介

開発本部に所属。
遠近両用レンズの設計開発に従事している。

2007年 東海光学入社
2016年 キクチ眼鏡専門学校オプトメトリー課程修了、認定眼鏡士SS級を取得
2022年 国家検定資格である1級眼鏡作製技能士を取得

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