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ホームブログ - メゾンde東海の住人 › 「室内用」中近レンズってどんなレンズ?

こんにちは!カズマです🐉

寒い日は続いていますが、暦のうえではまもなく立春を迎えますね。
今年は全国的に梅の開花も早いようで、近所のお庭の紅梅はもうつぼみが膨らみ始めていました!

昨年も同じ時期に同じようなことを書いた気もしますが、やっぱりこの時期はテンションが上がって
自然と前向きな気持ちになってきます⤴⤴
厳しい冬は去り、春が訪れるとともに、色々なことが前に進んで行くといいな、と思います🌸

さて、今回は「中近レンズ」についてお話ししたいと思います。

中近レンズとは

以前、こちらのブログで「調節力」について説明させていただきました。

この時に遠近両用と近々(近用ワイドビジョン)についてお話ししましたが、中近は書ききれず💦
なので、今回改めてご紹介させていただきます!
まずは上のリンクから、簡単に調節力についておさらいしてくださいね🙇

中近レンズは、一般的に「室内用レンズ」と言われます。
曖昧な表現ですが、手元から部屋の中で見たい場所までの距離のピントを合わせてくれます。

レンズの仕組みはこのようなイメージです。

遠近両用では目の位置に遠くを見る度数が入ります。
これに対し、中近は遠くの度数をかなり上方に持っていき、近くに向けて度数が変化していく途中に
目の位置が来る、という設計になっています。

この「度数が変化していく途中の目の位置」は、遠近でいうと遠くを見る位置に当たります。
つまり、この部分にどのくらいの度数変化量を入れるかでピントが合う距離を調整するのです。
うーん、文字で並べると小難しくなりますね…
それでは、数値で考えていきましょう👆

度数変化量(加入度数)と見える距離

まず、この度数変化量のパターンは各社様々ですが、東海光学では最大3パターンあります🖏
37%(ワイド)
25%(ロング)
15%(エクストラ)

例として、前のブログ同様に「近くを25cmに合わせたい55歳・残存調節力1.5Dの方」であれば、
25cmに合わせるための加入度数は+2.5Dとなるため、
①2.5×0.37≒+0.93D
②2.5×0.25≒+0.63D
③2.5×0.15≒+0.38D
これだけの度数が目の前に入ることになります。

これをそれぞれ距離に直すと、(D=1/fの公式を使用)
①0.93=1/f…1.07メートル
②0.63=1/f…1.59メートル
③0.38=1/f…2.63メートル
となり、手元の25cmから遠くは上記の距離まで見えるということになるんです💡

手元が25cmというご要望で加入が少し多いため、①と②は室内用とは言いづらいのですが、
③であればソファーに座ってテレビくらいまでなら行けそうではないでしょうか📺

もうちょっと遠くの距離を伸ばすために、少し手元の距離を変えて考えてみましょう。
手元は33cmに合わせるとなると、加入は+1.5D(残存1.5+加入1.5=3D)で済みます
この場合、一気に距離まで計算すると、
①1.5×0.37≒+0.56D → 1.78メートル
②1.5×0.25≒+0.38D → 2.63メートル
③1.5×0.15≒+0.23D → 4.35メートル
ここまで距離が出せるため、かなり室内用っぽくなります!
③であれば、よほど広くなければ部屋の隅々まで見渡せそうですね😁

また、この計算はあくまでもまっすぐ正面を見た場合です。
度数の変化は、まっすぐ見る位置より上方(弊社では10mm)から始まっています。
つまり、真っすぐからちょっと上の部分を使うと、もっと先までピントが合うということです!

使い方さえ慣れれば、すごく便利ですよね!
このように、ある程度見たい距離を決めることでいろいろと融通が利くのが中近レンズなんです。

その他の利点・注意点

🔵遠近に比べ「歪み」が少ない
その他の利点では、中間と近方に特化して設計しているため、遠近両用よりも周辺部の歪みが少なく、
中間や手元は側方においても見える範囲が広く取られています。

🔵遠近に比べ「ゆれ」が少ない
また、度数が変化する間隔が遠近に比べ緩やかになるため、視線移動時のゆれも少なくなります!
遠近は一般的に11~15mmくらいに対して、中近では21mm~23mmほどになります。
急な階段が緩やかな階段に変わるイメージで、遠近が苦手な方でも慣れやすいといえます。

🔴運転など、遠くを見るシーンは不向き(⚠使用不可)
このレンズはあくまでも中間~手元に特化したものです。
遠近両用のように運転やスポーツなど、遠くを見る目的では使用しないで下さい。

…これまでの内容から、察しの良い方はお気づきかもしれません。
「度数の合わせ方や見る位置によっては、遠くも見えるんじゃないの??」

はい、その通りです。理屈的には🤫
ただ、完全に遠くの度数となる場所までは上10mm以上の場所で見ることになりますので、
ずっとそこを使うにはかなり無理があります。
さらに、そもそも遠くの部分は使わないものとして収差(歪み)を逃していますので、
見える範囲は遠近と比べると非常に狭くなっています。
取扱説明書にも以下の通り記載していますので、遠くを見る用としては絶対使用しないで下さいね🙅

まとめ

いかがでしたでしょうか?

いい意味で曖昧な中近レンズ。色々なシーンで活躍できる優れものです☺
ただし、今ブログで紹介したことはあくまでも理屈的な部分で、見え方や目の状況は人それぞれ。
希望通りに作るには、やはり眼鏡店さんとしっかりコミュニケーションを取ることが大切です。

先日なみさんが紹介してくれた「眼鏡作製技能士」には、ニーズを汲み取りお客様に合ったメガネを
作成する能力が必須です。
きっと良い提案をしてくださるはずですので、ぜひ相談してみてくださいね✨

Writer
110号室 カズマ

110号室 カズマ

スピッツ、ミスチル、小室ファミリーとともに青春時代を過ごした昭和男。
趣味は史跡めぐり、スポーツ観戦、乗馬、ゴルフ(特訓中!)
最近では、大谷翔平選手きっかけでメジャーリーグにどハマリしています⚾
いつか現地で「TAKE ME OUT TO THE BALLGAME」を歌うのが夢です!

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