メガネレンズ
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ホーム公式ブログ › 超強度レンズや特殊加工も!ガラスレンズのメリットをご紹介♪

こんにちは!103号室のみことです。

毎日暑い日が続いていますね☀

まだ6月なのに真夏日の日があったりと、
年々夏の訪れが早くなっているようで、
春を満喫できないのが少し寂しく感じています😔

朝晩と日中の気温差で、
体調を崩さないように気を付けたいですね😌

さて、今回は「ガラスレンズ」のお話です。

メガネレンズには、
プラスチック素材で出来ているものと、
ガラス素材で出来ているものがあります。

現在、眼鏡店などで販売しているメガネの9割以上が
「プラスチックレンズ」を使用しています。

今はあまり見かけないガラスレンズですが、
実はプラスチックレンズには無いメリットがたくさんあるんです🙌

今回はそんな「ガラスレンズのメリット」についてご紹介したいと思います💁‍♀️✨

それぞれの特徴

「プラスチックレンズ」と「ガラスレンズ」には
それぞれメリットとデメリットがあります。

プラスチックレンズ

ガラスレンズ

今回はこの中でもガラスレンズのメリットに注目して、ご紹介していきます🙌

プラスチックレンズよりも薄くすることができる

屈折率による厚みの違い

強度近視の方に多い「メガネレンズが厚くなってしまう」というお悩み。

目が小さく見えるのはもちろん、
フレームからレンズがはみ出てしまって見た目が気になる…
という方も多いですよね。

このお悩みを解決する方法の一つに、
屈折率の高いレンズにするという方法があります。

屈折率とは、
光がレンズを通るとき、どのくらい屈折するのかを表した数値で、
数値が高いほど薄いレンズを実現することができます。

現在のプラスチックレンズの最高屈折率は1.76
(ちなみにこれは東海光学が誇る世界初、世界1の屈折率です☺※東海光学調べ

対して、ガラスレンズの最高屈折率は1.892

わずか「0.132」の違いでも、
メガネレンズでは大きな違いが出ることがあります。

ではどのくらいの差が出るのか🤔
S-10.00Dのレンズで比較した写真がこちら⬇

少し分かりにくいですが、
厚みに差があるのが分かりますよね☝

定規で測ってみると、中心から35mmの位置で、
プラスチックレンズが約9mm、ガラスレンズが約7mmでした。

この差は度数が強ければ強いほど大きくなります。

つまり、強度の方は屈折率が高いガラスレンズの方が薄くできるというわけです👌

ファインエッジ加工

ちなみに…

プラスチックレンズも薄くできないわけではありません。

レンズのフチを加工する「ファインエッジ加工」などで、
フチ厚を薄く見せることができます👌

ただ、加工することでクリアに見える範囲が狭くなるので、
フレームによっては視界の歪みなどが気になる場合もあります。

ファインエッジ加工についての詳細はこちらからご確認ください💁‍♀️

キズ、熱に強い

比較的材質が柔らかいプラスチックに比べて、
固い材質を持つガラスはキズ、熱に強いのもメリットの一つです。

プラスチックレンズは、
60℃以上の熱の影響を受けると熱クラックが起こり、
高温の環境下で使用するのには向いていません。

熱クラックの詳細はこちら⬇

そのため、料理人の方など高温の環境下でお仕事をされている方は、
熱に強いガラスレンズがオススメです👌

また、キズが付きにくいので、
建築や農作業などキズが付きやすい環境でお仕事をされている方にもオススメです◎

超強度などの特殊加工が可能

ガラスレンズはプラスチックレンズと比べ、
自由自在に加工ができるのもメリットの一つ。

個人的にはこれが一番のオススメポイントです☝✨

超強度レンズ

例えば度数。
実はプラスチックレンズは製作できる度数に限りがあるんです。

ほとんどの方はプラスチックレンズの度数内で対応できますが、
中にはもっと強い度数でないと見えないという方もいます。

ガラスレンズはそんな方にもオススメなんです🙌

こちらの写真は以前東海光学が製作したガラスレンズ。

このレンズ、度数はなんとS-280.00D

度数が出ている(その度数で見える)範囲は、中心の小さな丸の範囲。

特殊加工なので通常のメガネレンズと同じように、とはいかないですが、
それでもこんな超強度のレンズが作れるのは、ガラスレンズならではの強みですよね😳

その他の特殊加工

ガラスレンズはその他にも様々な加工をすることができます。

スムースライン

スムースラインは、強度レンズを極限まで薄くすることができる加工。

加工無しのレンズと比較してみてもその薄さが分かりますよね😳

フレームからレンズがはみ出てしまって見た目が気になる方など、
厚みを抑えたい方にオススメです👌

貼付け加工

貼付け加工はその名の通り、
レンズの上にさらにレンズを貼り付ける加工。

ガラスレンズは切ったり貼ったりと、
加工が自由にできるのが大きなメリットなんです🤗

●遠近レンズ


2枚のレンズを貼り付けることで、
上部で遠くを、下部で近くを見ることができるレンズです。

通常の遠近両用レンズと比べ、
視界のユレや歪みが無いのでクリアに見えるのがポイント☝

見たい距離が決まっている方、
近用部を広くクリアに見たい方などにオススメです🙆‍♀️

●バイフォーカルレンズ

バイフォーカルレンズとは、
「小玉(こだま)」と呼ばれる近くを見る専用の度数が入っているレンズ。

レンズ全体は遠くを見る用に作られているので、
遠くと近くのそれぞれの視界がすっきりとクリアに見えるのがポイント☝

プラスチックレンズの場合、小玉は1つですが、
ガラスレンズは2つ付けることができます👌

下の小玉で、手元や自分より下にある物を、
上の小玉で、頭上にある物などを近距離でしっかりと見ることができます◎

中心で遠くも見ることができるので、
パイロットの方や大工さんなどにオススメのレンズです👌

ガラスレンズではその他にも様々な加工ができます。
全て紹介すると長くなってしまうので今回はここまで🙌

その他の加工についてはまた改めてご紹介したいと思います☺


いかがでしたでしょうか?

プラスチックレンズでは出来ないことも、
ガラスレンズでなら出来る場合があります。

もちろん、メリットもあればデメリットもあるので、
自分の生活環境や目的に合わせて見極める必要がありますが、

・過去に欲しいレンズが製作できず諦めた経験がある方
・自分専用のもっと使いやすいレンズが欲しい方

など、自分に合ったより良いメガネを探している方は、
ガラスレンズを選択肢の一つに入れてみてはいかがでしょうか😊

Writer
103号室 みこと

103号室 みこと

マーケティング、商品カタログなどの販促物製作を担当。
眼鏡店様や消費者の方へ有益な情報を発信しています。

この岡崎の地で生まれ育った生粋の岡崎っ子。
長年コンタクトユーザーでしたが、最近はメガネの可愛さに気づき、
自分に合うメガネを探しています。

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Supervisor
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監修
1級眼鏡作成技能士 太田 恵介

開発本部に所属。
遠近両用レンズの設計開発に従事している。

2007年 東海光学入社
2016年 キクチ眼鏡専門学校オプトメトリー課程修了、認定眼鏡士SS級を取得
2022年 国家検定資格である1級眼鏡作製技能士を取得

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