こんにちは!103号室のみことです。
最近、スポーツ観戦にハマっています⚾
きっかけは、昨年の夏季オリンピックですが、
先月まで開催されていた冬季オリンピックで拍車がかかっています🤗
中学までソフトボールをしていたので、
野球とソフトボールくらいしか興味のなかった私ですが、
オリンピックをきっかけに様々なスポーツを楽しむ機会が増えました。
そんな中、ふと気になったことが🤔
それは、
「同じ球技なのに、なんでボールの色が違うんだろう?」
ということ。
私にとって馴染み深い野球は白色のボールですが、
ソフトボールはオリンピックなどの国際試合では黄色のボールを使用しています。
テニスも同じ球技ですが黄色ですし、卓球もオレンジ色…
何か理由がありそうですよね🤔
ということで今回は、スポーツと色の効果についてのお話です💁♀️✨
同じ球技なのにボールの色が違うのはなぜ?
視認性
同じ球技なのにボールの色が違う理由の一つに「視認性」があります。
視認性とは、
「対象物を注視した時、その物の存在の確認のしやすさ」のことを言います。
例えば、こちらの二つの画像、
下の画像の方が「TOKAI」の文字が見えやすいですよね。
この時、上の画像は「視認性が悪く」下の画像は「視認性が良い」と言います。
つまり視認性とは、物(文字)が見えやすいか、見えにくいかということ。
視認性についての詳細は101号室のチカコさんのブログをご覧ください♪
⇒https://www.tokaiopt.jp/blog/t10120211022/
これをテニスボールに置き換えてみると…
テニスコートは緑色が多いので、背景は緑。
緑と黄色の相性は…
はい、見えやすいです👏
白でももちろん見えやすいですが、
昔は緑ではなく、赤土のコートが一般的だったので、
白だと土で汚れてしまって反って見えにくくなってしまったことから、
黄色のボールが採用されたそうです。
テニスや卓球は、背景(コート)の色を考慮し、
選手や観戦者が見えやすい色のボールを採用しているんですね😌
膨張色と収縮色
視認性以外にも色が持つ効果として、
「膨張色」と「収縮色」と言うものがあります。
例えばこちら。
同じ大きさの円ですが、白色の方が大きく見えませんか?
同じ大きさの物でも色の効果によって大きく膨張して見える色を「膨張色」
小さく収縮して見える色を「収縮色」と言います。
一般的に赤やオレンジ、黄色のような暖色系の色が「膨張色」
黒や緑、青などの寒色系の色が「収縮色」と呼ばれています。
ボールが大きく見えやすくなることから、
膨張色のボールを採用している球技が多いんですね🤔
特にソフトボールは野球と比べて
ピッチャーとバッターの距離が近いので、
膨張色のボールを使うことで、より見えやすくなりますね!
余談ですが、私が中学生の頃も公式戦のみ黄色のボールだったので、
「黄色のボール=特別なボール」という認識が今も染み付いています😌笑
陸上トラックが青色なのはなぜ?
ボール以外にも色が持つ効果を活用した例があります。
その一つが「陸上トラック」
陸上トラックと言えば、茶色のトラックを想像する方も多いかと思いますが、
中には青色のトラックを使用している競技場もあります。
既に日本国内の公認陸上競技場でも数十カ所が青色を採用しており、
徐々に広まりつつあるこの青色トラック。
実はこれ、青色が持つ「集中力を高める」という
色彩心理が活用されているんです。
下図はフラッシュさせた数字を画面に表示し、
その数字への反応速度を計測した結果です。
青色のグラスを掛けていた時が飛びぬけて反応速度が速く、
より集中をしていたということが証明されているんです。
つまり、陸上トラックを青色にすることで、
選手の集中力を高める効果があるんですね☝
ちなみに、この青色の色彩心理を活用した商品として、
東海光学には「心冴Blue」というメガネがあります。
以前ブログでもご紹介していますので是非ご覧ください♪
⇒https://www.tokaiopt.jp/blog/t10320200424/
色の持つ効果はスポーツにも幅広く活用されているんですね😌
ルールが改変されるように、
道具や競技場もより使いやすく、見えやすいよう改善されています。
今後は使われている色の効果について、
注目してみるのも面白いかもしれません☺