メガネレンズ
公式ブログ
ホーム公式ブログ › メガネの買い替え時を見極めよう!あなたのメガネもそろそろ買い替え時かも?

こんにちは。102号室のもかです。
気付けばもう12月突入です。今年も最後の月になりました。
12月と言えばクリスマスですよね🎄

さーて今年の自分へのクリスマスプレゼントは何にしようかな~
なんて考えているそこのメガネユーザーさん!
メガネを買い替えてみませんか?

メガネを買い替えたくなる瞬間は?

「メガネを買い替えようかな~」なんて普通に生活していたら
まず辿り着かないと思うんです。(実際私もそうです)

でも、メガネを買い替えなきゃいけない「買い替え時」って、実はたくさんあります。
今回はその「買い替え時」についてみなさんにお話しようと思います!

みなさんが「メガネを買い替えよう!」と思う瞬間ってどんな時ですか?
メガネが壊れた。
視力が落ちたせいかなんだか見えづらい。
実際に、そのような理由でメガネを買い替える方はとても多いです。

下の表は、眼鏡データベースによる「新しいメガネを買うきっかけ」の調査結果です。(表1)

表1.新しいメガネを買うきっかけ

1)美濃部 隆. 眼鏡データベース2018年. 眼鏡光学出版株式会社, 2018, p.145

やっぱり、見えづらさを感じたり、メガネが壊れてしまったり、と
買わざるを得ない状況にならないとなかなか「買おう」ってならないと思うんです。

実際、私も初めてのメガネから2本目のメガネへ買い替えた理由が
メガネを踏んでしまいフレームが壊れたからです。笑
その間約6年。

また、眼鏡データベースの調査(2018年度版)によると、メガネの平均使用年数は4.3年です。
「3年~5年未満」が最も多く、次いで「2年~3年未満」「5年~10年未満」です。
私は平均よりも2年程も長く使っていたんですね~。

ですが、長く使うことが必ずしも良いこと、というわけではありません。
むしろずーっと同じ眼鏡をかけ続けると目に悪い影響を与えている可能性もあるんです⚠

メガネレンズの寿命は2~3年

私が生まれるちょっと前まではガラスレンズが主流の時代でしたが、
今市場に流れているほとんどのレンズはプラスチックレンズです。
皆さんがかけているメガネのほとんども、プラスチックレンズではありませんか?

一般的なレンズの寿命は、プラスチックレンズが2~3年、
ガラスレンズは3年以上と言われています。

「私の使っているレンズはまだ寿命の範囲内だ。まだ使えるってことね。」
と思ったそこのあなた、まだ油断してはいけません。

いくらレンズの寿命が来ていなくても、
問題が生じていたら、そのメガネはもう買い替え時です。

「問題」ってなに?
どうなったら買い替えるべき?

その質問にお答えしたいと思います☝

5つのベストなメガネの買い替え時

買い替え時その①
メガネの度数が合わない

以前より視力が落ちて見えにくくなった場合は文句なしに買い替えましょう。
合わないメガネは眼には負担です。疲れ目の原因も合わないメガネかもしれません。
車や自転車などの運転、特に夜間の運転はとても危険が伴います。

さらに、合わないメガネは頭痛や、肩こり、疲れ目などの体調不良を起こす場合もあります。
それによるストレスも溜まるでしょう。
本来は眼の働きを手助けするはずのメガネが逆に眼の健康を損なう要因になる可能性があります。
急な視力の変化を感じる場合には、早期に眼科の受診をおすすめします。

また、メガネを作ったけど見えすぎている気がする…という過矯正のメガネをかけている方も、
もう一度眼科や眼鏡店に行くことを推奨します。

過矯正のメガネでは、遠くはよく見えるようになりますが、
その状態で近くを見ると、近くにピントを合わせるために、眼の筋肉を必要以上に使うことになります。

眼は、近くと遠くにピントを合わせるために、常に筋肉を使います。
それに加え、過矯正によりいつも以上に労力を使うと、
眼の筋肉はいつも以上に働かなければならず、疲れてしまいます。

つまり、見えすぎも危険なのです⚠

買い替え時その②
使用環境に合わない

メガネの役割は「視力矯正」です。
「視力が落ちる=ピントを合わせる力が弱っている」という状態をメガネで「矯正=手助けする」ことでものを見やすくしています。

メガネには適切に見える距離というものがあります。
遠くが良く見える・近くが良く見える。
これが両方完全に叶うという事は無く、視力測定を通して、
使う人それぞれの生活環境へ合わせた適切な矯正度合いを見極め、度数が決められています。

この度数が実際の使用環境に合わない状態で使い続けると、
眼に余計な負荷をかける事となり、視力が低下することがあります。
教室で黒板を見る、車の運転をする、パソコンで仕事をする、読書をするなど
ご自身の使用環境の「見たい位置」に合わせてメガネを作ることが大切です。

「仕事用」や「運転用」など、用途に合わせてメガネをかけ替えることをオススメします。

買い替え時その③
レンズの劣化

残念なことにプラスチックレンズには「経年変化*」というものがあります。
*経年変化…年月が経つうちに製品の品質・性能が変化すること。

プラスチックレンズの「経年変化」は、紫外線や熱、水分などの吸収によって
レンズそのものの素材が徐々に変化することを言います。
無色のレンズは、素材の色が徐々に黄色っぽくなっていきます。
カラーレンズの場合は、素材が黄色っぽく変化する+カラー染料の色調も変色や退色を起こていきます。

いかがでしょうか?
経年変化前と後を比較すると、どれだけ黄ばんでいるかが分かりやすいですね!
どんなに大事に保管していても、使用する限り経年変化は起こります。
こればっかりは避けられないのです😢

買い替え時その④
レンズコーティングの不具合

メガネレンズはデリケートです。
どんなに傷に強いコーティングであっても、使用環境によっては傷がついてしまいます。
さらに、水や汚れが付着した場合も、すぐ取らなければシミになります。

傷やシミが目立つと、光が乱反射して見えにくくなったり、
コーティングの剥がれに繋がったりします。
危険を伴うこともあるため、傷やシミが目立つようなレンズは使用しないでください。

買い替え時その⑤
フレームの劣化

さて、ここまでレンズに着目していましたが、もちろんフレームも劣化します。
一番劣化が起きやすい部分は、どこだと思いますか?

ズバリ、「肌にあたっているパーツ」です。
耳に当たるテンプルだったり、鼻パッドだったり……。
汗や皮脂がフレームを劣化させる大きな原因になります。
フレームが汗や皮脂を吸収して、変色してしまったり、カビを発生させてしまったりする恐れがあります。
見た目でわかる症状として「パーツが白く濁る」「黄ばむ」「メッキが剥がれる」などがあります。

フレームの劣化に気づいたら、パーツの交換やフレームから買い替えることをオススメします!

まとめ

このように、実はメガネの「買い替え時」はたくさんあります。
日頃から気にしていたり、買い替えのポイントを知っていたりしないと問題視できないこともあります。

この記事を読んで少しでも当てはまるなあと思った方は
お近くの眼鏡店に相談してみてはどうでしょうか?

問題があろうがなかろうが、できれば年に一度は視力測定も兼ねてメガネの点検をしてみましょう。
メガネはデリケートなものですが、使い方次第でかなり寿命は違ってくるものです😊

次回は、一つのメガネと長くお付き合いをするために、
メガネの取り扱い方についてご説明しようと思います!

次のブログはこちら
メガネを長持ちさせたい人必見!~自分のメガネと最高のおつきあいをするために~

Writer
102号室 もか

102号室 もか

海外事業部でアシスタント業務とWeb制作を担当。
営業のサポートと海外のお客様からのお問い合わせに日々お応えしています。

生まれてこの方岡崎市から出たことのない地元っ子。
消費税が3%から5%に増税した年に生まれました。
もっぱらアウトドア派の私は、出かけることがとても大好きです!

» 102号室 もか の投稿一覧

Supervisor
アバター画像

監修
1級眼鏡作成技能士 太田 恵介

開発本部に所属。
遠近両用レンズの設計開発に従事している。

2007年 東海光学入社
2016年 キクチ眼鏡専門学校オプトメトリー課程修了、認定眼鏡士SS級を取得
2022年 国家検定資格である1級眼鏡作製技能士を取得

お客様相談室

最寄りの弊社商品取扱店のご案内をさせていただきますので、お気軽にご連絡ください。

お電話の場合

お客様相談室0564-27-3050

受付時間 : 月曜日から金曜日の9:30~13:00、14:00~17:30
(祝祭日、GW、お盆、12月31日から1月3日を除く)

メールの場合

メガネレンズに関する問い合わせはこちらです。

メールで問い合わせ