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ホーム公式ブログ › メガネを長持ちさせる保管方法と正しい置き方

こんにちは。102号室のもかです。

毎日使っているメガネは、私たちが思っている以上にとってもデリケートな存在です。お気に入りの一本と少しでも長く、快適にお付き合いを続けていくためには、日頃からの正しい取り扱いが欠かせません。

しかし、毎日の何気ない行動の中に、実はメガネに大きなダメージを与えてしまう「NG習慣」が潜んでいることがあります。たとえば、みなさんはこんな扱い方をしていませんか?

・外したメガネを、そのまま机にポンと置いている
・汚れたら近くにあるティッシュでサッと拭いている
・お風呂やサウナにメガネをかけたまま入っている

良かれと思ってやっているその習慣が、実はメガネの寿命を縮めているかもしれません。この記事では、レンズを傷つけずに長持ちさせるための「保管方法」や「正しい置き方」を、メガネレンズの特徴と合わせて分かりやすく解説します。

2種類のメガネレンズの特徴

 お気に入りのメガネと最高のお付き合いをするためには、まず「相手がどんな特徴を持っているのか」を知ることが大切です。人がそれぞれ得意なことや苦手なことがあるのと同じように、メガネレンズにも素材によって異なる個性があります。

現在使われているメガネレンズは、大きく分けると「プラスチック」と「ガラス」の2種類です。それぞれの長所と短所をチェックしてみましょう。

現在の主流「プラスチックレンズ」

軽くて扱いやすいため、現在のメガネレンズの多くに採用されている素材です。

長所
とにかく軽くて、万が一落としても割れにくく安全。
設計やカラーバリエーションが豊富なため、好みのメガネを作りやすい。

短所
熱に弱く、材質が柔らかいため傷がつきやすい。
年月が経つうちに品質や性能が変化する「経年変化(黄ばみなど)」が起こる。 

根強いファンが多い「ガラスレンズ」

プラスチックが登場する前から使われている、独特の美しさと強さを持つ素材です。

長所
材質が非常に硬いため傷に強く、熱にも強い。
レンズ自体を薄く仕上げることができ、経年劣化が起こりにくいため長持ちする。 

短所
プラスチックに比べて重く、衝撃に弱いため割れやすい。
選べる設計やカラーバリエーションが少ない。

レンズの特徴を理解すると、「こういうことが得意なんだ」「こういう環境は苦手だから気を付けよう」というポイントが見えてきますよね。

それでは、このレンズの特徴を踏まえたうえで、さっそく「メガネを長持ちさせる保管方法と正しい置き方」のテクニックを学んでいきましょう!

レンズの劣化を防ぐ「保管方法」

メガネを外した後の保管環境は、メガネレンズを長持ちさせるために最も重要なポイントです。まずは、レンズやフレームを傷めないための理想的な保管ルールから見ていきましょう。

直射日光の当たる場所は絶対にNG❌

太陽光が当たる場所にメガネをそのまま放置するのはやめましょう。理科の授業で習った「虫眼鏡の実験」と同じで、凸レンズの集光作用によって周囲のものを焦がしてしまう恐れがあり危険です。

車のダッシュボードやサウナはレンズの天敵

先ほどお話しした通り、プラスチックレンズは熱にとても弱いです。炎天下の車内に放置したり、サウナに入ったり、ドライヤーの熱風を浴びせたりすると、レンズにひび割れのような白い線(クラック)が発生して取り返しのつかないダメージを受けてしまいます。

薬品や化粧品の近くも避けて

防虫剤、洗剤、化粧品、整髪料、薬品等の入った場所に保管すると、レンズのコーティングやフレームが化学反応を起こし、変質・変色・劣化する原因になります。

レンズの汚れや劣化については以下の記事で詳しく紹介しています。
メガネレンズに不具合が!原因と対策法を簡単解説!

レンズを傷つけないメガネの「正しい置き方」

ケースにしまわず、日常の中でメガネをデスクや棚に「ちょっと外して置いておく」瞬間もありますよね。
そんなときに意識したいのが、レンズを傷つけないための「置き方」です。

多くの人が下の写真のようにフレームの上側を上向きにして置いていると思いますが、実はこの置き方だと重心が安定せずレンズ面が下向きになりやすいです。

メガネの間違った置き方の例。フレームの上側を上向きにして置くと、重心が不安定になりレンズ面が下に触れやすくなる様子


レンズ面が床や机に直接触れると、細かな傷の原因になります。実際にどんな風に倒れてしまうのか、こちらの動画で確認してみましょう。

動画のように、レンズ面が下を向いてしまうと、傷がつくリスクが一気に高まります。特にレンズの度数が強くなればなるほど、レンズ面が重くなることでより下に向きやすくなってしまいます。しっかりと重心を安定させるためにも、メガネを外したらフレームの上部を下にして、逆さまに置く「正しい置き方」を心掛けましょう!

ちょっとの工夫で型崩れを防ぐ「持ち運び方」

「少しの間だし、すぐまたかけるから…」と、外したメガネを胸のポケットなどにサッと差し込んでいませんか?実はこれも、メガネが嫌がるNG行動です。

ポケット収納は歪みや落下の原因に

ポケットへの収納は、フレームが圧迫されて型崩れ(歪み)を起こす原因になります。また、入れたことを忘れたままかがんだ瞬間に、ポケットからスルリと落ちて壊れてしまう悲しい事故も……。
「ちょっと面倒」と感じるひと手間が、メガネを長持ちさせる秘訣です。必ずメガネケースを活用しましょう。

ケースにしまう時の「理想の形」

メガネケースへの正しいしまい方の例。クロスを敷き、レンズを下向きにしてメガネを収納している様子

メガネケースにしまうときは、レンズ部分をメガネクロスで優しく包み込み、レンズ側を下向きにして入れてください。クロスがクッションの役割を果たしてくれるため、ケース内で動いても傷がつきにくくなります。

レンズを傷つけない「正しい洗い方・拭き方」

レンズが汚れたとき、着ている服の裾やティッシュでササッと乾拭きをしていませんか?乾拭きはレンズにとって、表面に擦り傷をつけられる悲鳴を上げたくなるような行為なんです。

必ず「水」で優しく洗う

まずは水洗いで、表面についた目に見えないホコリや砂を優しく洗い流しましょう。このとき、お湯(60℃以上)を使うのは絶対にNGです。プラスチックレンズは熱に弱いので、お湯を使うとコーティングが劣化する原因となってしまいます。

拭くときの力加減は「サンドイッチ」を意識して

水洗いが終わったら、メガネクロスで水分を優しく拭き取ります。
「サンドイッチを潰さないように掴むくらいの力加減」で拭くのがコツです。

毎日のお手入れや、皮脂などのしつこい汚れをしっかり落としたいときの「中性洗剤」を使った正しい洗い方については、以下の記事でも解説しています。ぜひ合わせて参考にしてみてくださいね!
メガネの正しい洗い方|中性洗剤で洗う方法とNGなお手入れ

日常でやっていませんか?ありがちNG行為

ここまでメガネの正しい扱い方をご紹介してきましたが、最後に日常でうっかりやってしまいがちな「NG行動」をまとめました。みなさんも無意識にやっていないか、ぜひチェックしてみてくださいね。

① メガネを片手でかけ外しする
片側のつる(テンプル)だけに無理な力がかかるため、フレームが広がったり、全体の歪みの原因になります。
「両手で持って顔に沿わせながらかけ外し」が基本です。

② サウナに入る、炎天下の車内に置く、ドライヤーの熱を浴びる
現在主流のプラスチックレンズは熱が一番の天敵です。暑い場所に放置すると、レンズのコーティングが膨張してひび割れ(クラック)が発生してしまいます。

③ 汚れたメガネクロスでそのまま拭く
せっかく水洗いをしても、拭き取るメガネクロスが汚れていては台無しです。クロスにホコリや皮脂がついたままだと、それをレンズに塗り広げて傷をつけてしまうことも……。メガネクロスも定期的に洗濯して、清潔な状態で使ってあげてくださいね!

大切なメガネと長くお付き合いするために

私もメガネユーザーの一人ですが、振り返ってみると「ついうっかり」やってしまっていたNG行動がいくつかありました。
毎日のお手入れを「ちょっと面倒だな」と感じることもあるかもしれませんが、正しい保管方法やお手入れの仕方をコツコツと繰り返していくことが、お気に入りの一本と長く快適にお付き合いするための1番の近道になります。
繰り返し行い、習慣化しましょう。

メガネの使い方について、詳しくは下記リンクも参考にしてくださいね。
メガネと快適におつきあいいただくために。

Writer
102号室 もか

102号室 もか

海外事業部でアシスタント業務とWeb制作を担当。
営業のサポートと海外のお客様からのお問い合わせに日々お応えしています。

生まれてこの方岡崎市から出たことのない地元っ子。
消費税が3%から5%に増税した年に生まれました。
もっぱらアウトドア派の私は、出かけることがとても大好きです!

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Supervisor
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監修
1級眼鏡作製技能士 太田 恵介

開発本部に所属。
遠近両用レンズの設計開発に従事している。

2007年 東海光学入社
2016年 キクチ眼鏡専門学校オプトメトリー課程修了、認定眼鏡士SS級を取得
2022年 国家検定資格である1級眼鏡作製技能士を取得

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