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ホーム公式ブログ › カラーユニバーサルデザインって?学校で工夫されていること🏫

みなさんこんにちは!
201号室のなみです

早速ですが、今回はカラーユニバーサルデザインについてご紹介します🙋‍♀️

そもそもヒトはどうやってを識別しているの?

情報が目に入り、網膜上で像を結ぶことで、私たちは物を認識します。
この網膜の中には、明暗を感知する杆体(かんたい)細胞
を感知する錐体(すいたい)細胞があります。

光が物体に当たると、一部の光は吸収されます。
その波長の中で吸収されずに目に届いた光を、
錐体細胞を通してとして判断しています。

カラーユニバーサルデザインとは?

みなさんはカラーユニバーサルデザインという言葉を聞いたことがありますか?
人間の生まれつきの色の感じ方(色覚)は、大きく5つのタイプに分けることができ
色の感じ方は人それぞれに違います。
また、老いや病気などによって後天的に色覚が変わることもあります。

このような人間の色覚の多様性に対応し、より多くの人に利用しやすい配色を行った製品や
施設、サービスなどを提供するという考え方をカラーユニバーサルデザイン(略称:CUD)と呼びます。

カラーユニバーサルデザインを普及する為に、カラーユニバーサルデザイン機構は
「カラーユニバーサルデザインの3つのポイント」を定めています!

カラーユニバーサルデザイン 3つのポイント

a.できるだけ多くの人に見分けやすい配色を選ぶ。

b.色を見分けにくい人(場合)でも情報が伝わるようにする。

c.色の名前を用いたコミュニケーションを可能にする。

色名を記載するようにし、色名で指示されても分かるようにする。

(引用元:CUDO紹介 – NPO法人 カラーユニバーサルデザイン機構 CUDO

カラーユニバーサルデザインについて、チカコさんが詳しく説明をされています。
ぜひこちらもご覧ください☝️
わたしのみえるは だれかのみえない それって??~色のユニバーサルデザイン~

教室のみんなにとって板書をみやすく👀

学生時代、赤や青などの色とりどりのチョークはあるのに
授業では白色や黄色ばかりが使用されていませんでしたか?

自分がノートをとるとき、黄色のペンで書くと見にくいのに
なぜ黒板は黄色を使うんだろうと疑問に思ったことがあります。

試しに書いてみました!

どうでしょうか?
こちらは一般的なチョークで、「東海」を赤色、「光学」を青色で書いています。
見分けることはできますが、色のくすみ具合や他色との兼ね合いで
見えにくさを感じますね。

カラーユニバーサルデザインについて調べるまで知らなかったのですが、
文部科学省による『色覚に関する指導の資料』では、板書を行う際の注意すべき点が記されています。

 1.板書————————————————————————
 黒板は明るさが均一になるように照明に工夫します。
  黒板に直射日光が当たったり、蛍光灯の光が直接反射して
  見えにくいことのないように工夫します。

 黒板は常にきれいな状態に保ちます。
  板書を消すときはよく消し、チョークの粉で汚れたりして
  見えにくいことのないようにします。

 白と黄のチョークを主体に使います。
  黒板上に赤、緑、青、茶色などの暗い色のチョークを使用すると、
  見えにくいため、避けるようにします。

 あえて、白と黄以外の色チョークを使用する場合には、
 アンダーラインや囲みをつけるなどの色以外の情報を加えます。
  色チョークを使用する場合は、太めの文字や線で、大きく、はっきり書き、
  色名を伝え、白チョークでアンダーラインや囲みをつけたり、
  色分けをした区域には境界線をはっきり示し、文字や記号を併記するなどの配慮をします。

(出典:文部科学省『色覚に関する指導の資料』)

簡単にまとめると、、、
・光が反射して見にくくならないよう、照明を工夫する
・汚れで見にくくならないよう綺麗な状態を保つ
白と黄のチョークを主体に使う
・白や黄以外のチョークを使うときは、アンダーラインや囲みで色以外の情報をつける

板書時は授業を受けるみんなにとって見やすいことを意識する必要がありますよね🙁
上記のような工夫も必要ですが、
色の違いだけではなく色の濃淡で違いを判別できるように開発されたチョークを見つけました✨

それがこちら↓

日本理化学工業株式会社様が販売されている
ダストレスeye(アイ)チョーク

こちらは、色覚の個人差を問わず、より多くの人が色の違いを識別しやすいように
カラーユニバーサルデザインに配慮して作られています。

一般的に言われる色単体の見えにくさを解消するのではなく、
多色のバランスに配慮しているそうです。
明るく/鮮やか、明るく/くすんでいる、暗く/鮮やか、暗く/くすんでいる
という色の対比を作ることで、色を識別しやすくしています。

左側の「東海」を一般のチョーク、右側の「光学」をダストレスeyeチョークで書いてみました!
特に赤色は分かりやすく違いが出ていますが、鮮やかさが異なっていて、
他の色との識別もしやすくなっています。

写真だと青色の違いが分かりにくくなってしまいましたが、
遠くから見ても色の違いが分かるような色になっていました。

このようなチョークを使用することで、
白色と黄色以外を使いたいときでも識別できるようになりますね☺

まとめ

学生時代から、ユニバーサルデザインについて学ぶ機会は多くありましたが、
カラーユニバーサルデザインについて初めてちゃんと学びました。

配色を気をつけたり、図を用いたりして、
このブログでも色覚の多様性に沿った、
見てくださる方が見やすいと感じる配色を心掛けていきます💪

ブログ内で紹介しました、
「ダストレスeyeチョーク」は日本理化学工業様が製作されています!
noteやInstagramでは日本理化学工業様や商品の紹介がされています。
ぜひこちらもご覧ください👀✨
日本理化学工業 – nihonrikagaku_web
日本理化学工業株式会社|note
日本理化学工業株式会社(@rikagaku_official) • Instagram写真と動画

Writer
201号室 なみ

201号室 なみ

コンタクトセンター所属。
眼鏡店様からのお問合せの応対やご注文の手配をしています。

三河生まれ尾張育ち、岡崎市には社会人になりやってきました。
趣味は読書と剣道。
とくに江戸川乱歩や森見登美彦、住野よるの作品が好きです。
バレーボールの試合観戦も好きで、毎シーズン楽しんでいます🏐

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