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ホーム公式ブログ › 万が一の際、視界を確保する「非常用メガネ」の勧め

こんにちは。カズマです。

旧年中はTOKAIブログ 「メゾン de 東海の住人」をお読みいただきありがとうございました。
ブログメンバー一丸となって頑張ってまいりますので、今年もどうぞお付き合いください。

2024年は非常に辛い始まりとなりました。
被災された皆様には心よりお見舞い申し上げますとともに、一刻も早い復興を祈念いたします。

大きな災害に際し、今ブログではメガネレンズメーカーとして「非常用メガネ」について
お伝えしたいと思います。
以前カナさんもこちら👇で書いていますが、もう少し掘り下げてお話しいたします。
防災・減災グッズにメガネの備えを!

防災グッズ「非常用メガネ」

災害が発生した際、何よりも大切なことは自分の身を守ることです。
報道でも必死に叫ばれていましたが、今回のような津波や地震による家屋の倒壊の危険に対しては、
とにかく避難することが第一になります。

避難時に必要なものはたくさんありますが、「メガネ」も大変重要な防災(避難)グッズの一つです。
今回の地震では、道路の陥没や亀裂・液状化等、避難に際し足元が不安な状況であったと聞きます。
よく見えない状態で避難しなければならないとなると、より一層不安が募りますよね。

そのような中で活躍するのが「非常用メガネ」です。
能登半島地震は日中であったため、日常通りメガネやコンタクトを装用していた方が多いことと
想像しますが、もし夜中や準備前の明け方に発生したら…。
また、コンタクトを装用したまま逃げたけど、メンテナンス用品もなく予備のレンズもない…
こんな状況も考えると、メガネを予め準備しておくことがとても重要です。

数ある防災用品の中に、是非ともメガネを加えて下さい。

防災グッズの情報は多く出ていますが、メガネを含んでいる内容は意外と少ないです。
近視人口が世界的にみて多い日本であるにも関わらず、メガネは盲点になってしまっていると
感じています。

なぜ非常用にメガネが必要なの?

当然のことながら、特に近視の方は視力補正をしなければ避難もままなりません。
コンタクトしているから大丈夫、という方もいらっしゃると思いますが、コンタクトは
日々のメンテナンスが必要です。
保存液などのメンテナンスセットも含めて非常用として準備しておいたり、1DAYをいくつか
ストックしておく、という手もあります。

ただ、コンタクトは指を使用して直接目に装着します。
着け外しやメンテナンスにおいては、手やケースの洗浄など、清潔な状態を保つことが必須です。
避難所などでは過酷な状況にある場合も多く、仮に自宅避難ができていたとしても今回の震災のように
断水のリスクもあり、取り扱いには衛生面で不安が付き纏います。
それに比べ、メガネならそこまでメンテナンスをする必要もありません。

つまり、メガネはコンタクトに比べると手軽に、安心して安全に使用できるのです。

どのようなメガネを準備するのがよい?

現状の皆さんの目にあった度数、フィッティングがされているものが当然ベストにはなります。
ただ、あくまでも非常用です。使用頻度は非常に低く、都度買い替えると負担になってしまいますよね。

そう考えた時に、お勧めなのが「昔使っていたメガネ」です。
度数の変化によって買い替えている場合、さすがに見え方は劣ります。
しかしながら、メガネにとって度数と同じくらい重要な点として「フィッティング」があります。
それまで使用していたメガネならば、皆さんのお顔にある程度フィットしているはずです。
度数についても非常用であることを鑑みると、何かの原因で大幅に変わっていなければ許容だと
考えて良いでしょう。

いずれにしても、あまり古いものではなく今使っているメガネの一つ前がいいのかな、と思います。
食品のように、メガネも「ローリングストック」することが大切です。

ローリングストックとは?
出典:消費者庁ウェブサイト (https://www.no-foodloss.caa.go.jp/topic_mar.html)

また、メガネレンズにはプラスチックとガラスがありますが、プラスチックをお勧めします。
災害時や避難といった緊急のシチュエーションを考えると、ガラスは破損のリスクがあります。
レンズ自体の経年劣化はプラスチックのほうが早いですが、ローリングストックを心がけていれば
よほど大丈夫と考えます。

他にも準備しておくこと

🟡ケースはハードケースにする
メガネケースにも色々な種類がありますが、ストックしておくことや非常時ということを考えると
プラスチックやスチール製の、破損しにくいものがベストです。布やレザー製は避けましょう。

一例ですが、右がソフトケース、左がハードケースです。

🟡曇り止めの併用
時期にもよりますが、マスクとの併用時はどうしても曇りが気になりますよね。
避難する際に曇ると危険ですので、曇り止めグッズも常備しておくといいと思います。
曇り止め効果があるメガネ拭きであれば一緒にケースに収まりますし、手も汚れないので便利です。

🟡近く用のメガネも入れておく(老眼鏡・ルーペ等)
遠く用だけではなく、老眼がある方は近くを見るためのメガネもあると便利です。
老眼鏡に限らず、LEDライトがついたルーペなども売られているようです。

🟡今使っているメガネと一緒にメンテナンスをしておく
先にメガネは「メンテナンスがあまり必要ない」と書きましたが、あくまで非常時においてです。
非常用だからといって入れっぱなしにしていると、いざという時に傷んで使えない、という
事態になりかねません。
今お使いのメガネのメンテナンスに行かれる際には、ぜひ「非常用メガネ」も眼鏡店さんへ
一緒に連れて行ってあげて下さい。
あまりにも傷んでいたり度数が変わってしまっている場合などには、眼鏡店さんも良いアドバイスを
して下さるはずです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

人間は情報の8割を視覚から得ている、と言われます。
「見えること」は、避難などの行動面でも重要ですが、精神的にとても大切です。
非常時はただでさえ不安なのに、見えるはずのものが見えないストレスは計り知れません。

是非ともご参考にして頂き、備えの一つに「メガネ」を加えて頂けると幸いです。

Writer
110号室 カズマ

110号室 カズマ

お客様相談室とコンタクトセンターを担当。
眼鏡店様やお客様のお困りごと解決に向けて、日々奔走しています。

最近「老い」が急激に怖くなり、必死に抗っている不惑とはほど遠い40代です。
趣味は史跡めぐり🏯、スポーツ観戦⚾、乗馬🐎、ボクシング🥊。
若さを保つ秘訣をご存じの方、なんでもいいのでぜひ教えてください!

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