みなさんこんにちは!こはるです。
だんだんと春を感じる気候となり、屋外での活動が増えてくる季節になりましたね。
暖かい日には、やっと子どもと公園に行けるようになりました。
最近は、日差しも少しずつ気になり始めたので、今年トレンドの「薄色カラーレンズ」を購入しようかと思っています☺️
ところで、サングラスやカラーレンズを選ぶときに「このレンズ、どれくらいまぶしさを抑えられるのかな?」と気になったことはありませんか?
そんな時にぜひチェックしてほしいのが、レンズ選びの指標となる数字「可視光線透過率(かしこうせんとうかりつ)」です。
今回は、知っているようで意外と知らないこの言葉の意味や、混同しやすい「視感透過率」「濃度」との違いについて、分かりやすく解説します✨
この記事の目次
可視光線透過率とは?
可視光線透過率とは「レンズが通す光の量」のこと
可視光線透過率とはレンズが「どれくらい目に見える光(可視光)を通すか」を数値化したものです。
数値が小さいほど暗く、大きいほど明るく感じます。
・数値が 0%に近い:光をあまり通さないため「暗い」、濃い色のレンズ
・数値が100%に近い:光をたくさん通すため「明るい」、薄い色のレンズ
可視光線透過率の数値は、屋外で試せない時でも、どのくらいまぶしさを遮ることができるのか目安になるので、ぜひ参考にしてくださいね。
※ただし、明るさの感じ方には個人差があるため、あくまでも目安となります。
可視光線透過率はどこに記載されている?
可視光線透過率が記載されている商品は、主に市販の「度なしサングラス」です。
そのほか、ウィンタースポーツのゴーグルなどにも記載がされています。
【記載場所】
- 商品パッケージの裏面
- メガネについているタグ
- オンラインショップの商品説明欄
可視光線透過率を表示することは、「家庭用品品質表示法」という法律に基づいて定められています。
パッケージの表記を実際に確認してみましょう。

こちらの商品の場合、可視光線透過率が80%なのでレンズはごく薄い色です。
裸眼にくらべ、20%可視光線をカットするので80%が目に届く、ということですね。
使用シーンに合わない暗さのレンズは、視認性が低下して危険が生じることもあります。
可視光線透過率は、安全に使用するための重要な情報です。
購入の際はチェックして、使いたいシーンに合った可視光線透過率なのかを確認しましょう。
「可視光線透過率」と「視感透過率」の違い
「可視光線透過率」によく似た言葉に「視感透過率(しかんとうかりつ)」があります。
この2つの違いは、「人の目で見た感覚」を考慮しているかどうかが違います。
可視光線透過率=物理的な光の量
レンズを通り抜ける「物理的な光のエネルギー量」を測定した数値です。
光の種類(色)に関わらず、機械が測ったそのままのデータです。
視感透過率=人の目での感じ方
可視光線透過率をベースに、「人が明るく感じる色」をより重視して補正した数値です。
単なる「光の量」だけではなく、明るさを感じる光(黄色や緑色)をどれだけ通すかを重視して計算した値で、実際の見え方に近い値です。
定義されている「規格」と「使い分け」
可視光線透過率と視感透過率は、言葉は似ていてもそれぞれ適応される対象(製品区分)が異なります。
| 項目 | 可視光線透過率 | 視感透過率 |
| 説明 | 物理的な光のエネルギー量を表す数字 | 人の目が明るく感じる光を補正した数値 |
| 目的 | 消費者が商品を購入する際、「まぶしさを防ぐ性能を比較する」ため | 信号の色を正しく認識できるかなど、「視覚の安全性を担保する」ため |
| 適応される法律 | 家庭用品品質表示法 | JIS規格(日本産業規格)T7333 |
| 対象 | 度無しサングラス(雑貨) | 度付きサングラス(一般医療機器) |
一人ひとりの視力に合わせた度付きレンズの場合、信号の色の判別など日常の生活で危険が無いかといった「視覚の安全性」がより厳格に求められるため、JIS規格に基づいた「視感透過率」が基準となります。
視感透過率についてもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
視感透過率とは?|可視光線透過率・濃度との違いと夜間運転の目安
運転で使用できないサングラスについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
運転で使用できないサングラス|視感透過率と色で分かる選び方
「可視光線透過率」と「濃度」の違い
カラーレンズを選ぶとき、「濃度50%」などの表示を見かけることがありますよね。
「透過率」と「濃度」も混同されやすいのですが、透過率は「機能の数字」、濃度は「見た目のイメージ」と考えると分かりやすいです。
光を「通す割合」と「カットする割合」の違い
- 透過率:「光をどれだけ通すか」という数値です。(例:透過率85% = 85%分、光を通す)
- 濃度 :「光をどれだけカットするか」という数値です。(例:濃度15% = 15%分、光をカットする)
ただし、「濃度」は直感的で分かりやすいのですが、実は明確な定義はなく、商品名のようなもの。
カラーによっては、色が薄く見えても実際にかけてみると暗く感じたり、逆に色が濃く見えても意外と光を通していることもあります。
同じ「濃度50%」であっても、明るく感じやすい黄色と、暗く感じやすい青や紫では、かけた際に感じる明るさには違いがあります。
カラーレンズ選びは、法律に基づいて表示されている「可視光線透過率」でチェックするのがおすすめです。
UVカット(紫外線対策)についての注意点
眼の紫外線対策のためにサングラスを使用することもありますよね。
サングラス選びでは、「見えない光」紫外線対策も重要な要素です。
可視光線透過率は「見える光」の指標で、紫外線(UV)カット性能とは全く別物です。
「紫外線カットのためには濃い色のサングラスをかけたほうがいい」と誤解されることが多いですが、
「紫外線カット率」が高いレンズであればレンズのカラーはついていなくても大丈夫。
先程の商品で確認してみましょう。

写真のとおりごく薄いカラーですが、紫外線透過率は0.01%未満と記載があります。
つまり、ほぼ100%紫外線カットされているということです✨
サングラス選びでは視感透過率だけでなく、紫外線カット率などの表記もあわせて確認しておきましょう。
数値で判断できる「可視光線透過率」で失敗しないレンズ選びを!
色やまぶしさの感じ方には個人差があり、同じ濃度であってもカラーによってかけた時に感じる明るさには違いがあります。
そのため、レンズのカラーを選ぶ際には可視光線透過率が目安となります。
使いたいシーンに合わせて、適切な可視光線透過率のレンズを選びましょう。
- 10~20%前後(濃い色):真夏のレジャーやアウトドアなどに
海や雪山など、突き刺さるような強い日差しをしっかり遮りたいシーンに最適です。 - 25~40%前後(中間の色):日常の外出や屋外でのスポーツに
旅行や散歩、ゴルフやテニスなど日常的な屋外での使用に最適です。
まぶしさを適度に抑えつつ、暗くなりすぎないため視界の明るさも適度に保つことができます。 - 50~70%前後(薄めの色):曇りの日や、屋外/室内を行き来する時に
暗すぎるのは避けたいけれど、少しまぶしさを和らげたいときに最適です。
目元が見えるカラーで、ファッション用のカラーとしてもおすすめです。 - 75%以上(ごく薄い色):夜間運転や、室内のまぶしさ軽減に
裸眼に近い見え方で、夜の対向車のライトのまぶしさ対策や、室内でのPCなどディスプレイからの光などの軽減に役立ちます。
※夜間運転には、より安全性の高いJIS規格で定められた「視感透過率:75%以上」のレンズを使用することが義務付けられています。
購入の際は必ずメガネ屋さんに相談、確認の上使用するようにしましょう!
いかがでしたか?
このように、使いたいシーンに合わせた可視光線透過率のレンズを選ぶことで、「思ったより暗くて使いにくい」「期待したほどまぶしさが軽減されない」といった失敗を防ぐことができます。
これからカラーレンズ選びには、デザインだけでなく「可視光線透過率」をチェックして、あなたにぴったりのレンズを見つけてくださいね✨