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ホーム公式ブログ › 【触れて分かる情報】バリアフリーを感じる駅散歩 点字と点字ブロックのこと

こんにちは、104号室のカナです🤗

先日、息子と電車でお出かけをしたときのこと。
わたし一人だとICカードでぴっと改札通っちゃいますが、小児乗車券を買うために久々に券売機へ👀

乗車券を買っていたら、息子が教えてくれました。
👦🏻「券売機に点字がついてるよ。目が見えない人のためのものだね。」


以前、家の中にある身近なもので、息子と点字を探したことがあります。
こちら👉こどもと一緒に身近な点字に触れてみた!

普段、何気なく通る場所にも、見えない方、見えづらい方をサポートする工夫がたくさんあります。
誰かのためにある仕組みを知ることは、その人の立場に少しだけ近づくこと。

いい機会なので、今回は、駅にある「触れて知る」情報に注目してみました!✋

点字のおさらい

点字とは、見えない方、見えづらい方が指の触覚により読む凸凹の文字です。
基本には、6個の点組み合わせで、母音と子音の組み合わせて表現します。

あいうえお表を作って、母音(a.i.u.e.o)を赤色、子音を黒色で塗ってみました✨

この他に、濁音や拗音、数字、アルファベットもあります。

駅で見つけた点字

東海光学最寄りの駅、東岡崎駅で点字探しです🙌
券売機やエレベーターへの点字配置は、バリアフリー法に基づいて義務化されています。

券売機

乗車券の券売機には、安全にお支払いができるように情報が示してあります。

エレベーター

改札階とホーム階を結ぶエレベーターでは、各ボタンの説明があります。

駅ビルのエレベーターには、階数の表示がありました。

数字の点字は、数符 + 0~9を表す点字を並べて表します。
数符を赤丸、続く数字を黒丸で示してみました。

点字ブロック

点字つながりで、点字ブロックにも注目してみます。

地面に設置してある黄色いブロック。
正式には「視覚障害者誘導用ブロック」といいます。
歩行のための触覚サインとして設置されています。

ブロックの突起を足裏、あるいは
白杖(視覚障がい者が歩行の際に使用する杖)で触れることにより
認知させる「点状」又は「棒状」の突起です。

ブロックのサイズや突起の数はJIS規格(日本産業規格)で決められています。

誘導ブロック(線状突起)

歩行方向を指示するための突起のブロック。
進む方向を示すための【線状の突起】が並んでいます。
駅のホームや歩道で、目的地までのルートを案内します。

警告ブロック(点状突起)

注意を喚起する位置を示すための突起が並んでいます。
「ここで止まって注意してください」という意味です。
階段の手前や駅ホームの端など、危険箇所に設置されます。


ブロックの標準色は黄色です。
路面とのコントラストをはっきりさせて、認識しやすくするためです。

色の見やすさについてはこちらを参考にしてくださいね。
こちら👉️みえるは だれかのみえない それって??~色のユニバーサルデザイン~

さいごに

公共の場所には、見えない方、見えづらい方の自立をサポートする工夫があります。

点字は、視覚に障がいがある人はみんなが読めると思われがちですが、
実際は読める人の方が少ないのが現状のようです。
日本では、視覚障がい者のうち点字を習得している人は約1割程度といわれています。
つまり、点字だけでは情報を届けきれないこともあるのです。

全てが点字で解決できる訳ではないことも、忘れてはいけませんね。


誰かのためにある仕組みを知ることは、その人の立場に少し近づくことです。
そして、その気づきが、やさしさにつながります。

「知ることは、寄り添うことの第一歩」

そんなことを思った、点字探しでした👦🏻👩🏻

それではまた🙌

Writer
104号室 カナ

104号室 カナ

コンタクトセンター所属。
ロービジョンケアの知識を活かし、お客様のお困りごとを解決しています。

生まれも育ちも岡崎市です。
趣味は絵本を読むこと、読み聞かせをすること。
たまに小学校で読み聞かせのボランティアをしています。
岡崎市内で大好きな場所は岡崎市立図書館(通称:りぶら)です🎵

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