こんにちは。
104号室のカナです😊
以前、『こどもの目の発達について』のブログを書きました👇
目の機能は生後からどんどん発達していき、6歳ごろに完成します。
では、逆に衰えていくのはいつからでしょうか…?
…なんと。
10代から徐々に調節力が低下していきます!!
物を見てピントが合う最も近い位置を「近点」と言いますが、
徐々に調節力が衰えていき、近点が遠く(近くにピントが合いづらく)なってきます。
しばらくは日常生活で特に困らないので衰えていることに気づきません。
しかし、目と近点の距離が30㎝を超える頃、見えづらさを感じてきます。
・スマホを見るときに手を伸ばしがち…😲
・パソコンの手元が見えづらい…🙄
・目を使うと疲れる、肩がこる…🤔 などなど。
多くの方が40歳辺りでこれらを感じ始めます。
40歳は目の曲がり角なのです。
💁🏻自分の近点の距離をチェックしてみましょう👀✨
★簡単近点チェック★
①目の前に人差し指をかざす
②徐々に遠ざける
③指の指紋にピントが合った最も近い位置が「近点」!
※目と近点の距離を測りましょう
調節力の低下は誰にでも起こる生理現象です。
見えづらさを我慢して生活するのは疲れますよね。
適切なメガネを使って、調節力をサポートすることが重要です。
手元が見えづらくなったらどんなメガネを使う??
加齢に伴い手元が見えづらくなってきたら使うメガネと言えば、老眼鏡ですね。
老眼鏡は大きく分けて4種類あります。
①近用専用メガネ
②遠近両用メガネ
③中近両用メガネ
④近用ワイドメガネ です。
老眼鏡…というと、
銀行や郵便局、役所などの窓口などで見かける
+1.00や+2.00などと書かれた既成の老眼鏡をイメージする方が多いのではないでしょうか。
雑貨屋さんや100円ショップさんなどで販売している物も見かけますよね。
これは老眼鏡の種類でいうと①の近用専用メガネです。
近用専用メガネの良い点は、視野が広いこと!
読書など、近くを見る場合には最適です。
しかし、メガネを買うと言えば眼鏡店でしょ?と考える方もいますよね!
窓口や雑貨屋さんで見かける既成のメガネと、眼鏡店で作るメガネ。
一見同じメガネですが、どんな違いがあるのでしょう❓
既成のメガネと、眼鏡店で作るメガネの違い
既成のメガネ
⭕メリット:比較的価格が安い
何かを買うとき、やはり価格は重要ですよね😌
❌デメリット:自分に合っていないので、違和感や疲労感が…。
これはどうゆうこと?何がいけないの???
はい、詳しく説明します!👇
🙅🏻左右に同じ度数のレンズが入っている
左右の見え方が同じ人は多くありません。
その場合、左目には左目に合う度数を、右目には右目に合う度数を入れるのがベスト。
既成のメガネだと、どちらかの目に合っていない状態になるので見えづらさを感じます。
🙅🏻度数の刻みが大きく、度数の選択肢が少ない
既製品だと用意されている度数が少ない事があり、ぴったり合う度数を見つけるのは難しいかもしれません。
ちなみに、眼鏡店で作成する場合、基本的にメガネレンズの度数は0.25刻みで作成します。
+0.25 +0.50 +0.75 +1.00 +1.25 +1.50 +1.75 +2.00…といった具合です。
既製品でここまで度数の種類を用意するとなると、メーカーや販売側も在庫が増えて大変ですよね。
例え用意してあったとしても、自分で度数を判断するのは難しそうです。
🙅🏻乱視の補正がされていない
乱視がある場合、乱視度数が付加されたレンズで補正をしますが、
既成のメガネで乱視度数が入っているものはあまり見かけません。
よって乱視が補正されていない状態となり、見えづらい感じがします。
乱視まで考慮するとこれまたたくさんの組み合わせが発生しますので、
さらに在庫を持つのが難しそうですね😑
※乱視の重要性に関しては、<102号室もかさんの記事>を読んでいただくと分かりやすいです。
🙅🏻レンズの中心が目に合っていない
メガネレンズはフレームに入る前は真ん丸です。
近用専用メガネのレンズは、このレンズの中心で度数が出ます。(写真左)
眼鏡をかけた時に、黒目の中心(物を見る位置)にレンズの中心が来るように合わせる(写真中央)ことで、
見る位置と度数の位置が合い、よりよく見えます。(写真右)
左右の目の距離や高さなどの位置は人それぞれ違いますが、
既製品ではそれが考慮されず、本来の見る位置とはずれてしまいます。
眼鏡店で作るメガネ
⭕メリット:一人一人に合わせたメガネで『見え心地』『掛け心地』が良い💯
眼鏡店で作成する場合、度数はもちろん、右目と左目の距離・高さ、近点距離に合わせて作成してくれます!
言い換えればオーダーメイド!快適に見えます👀💫
耳の形や高さなどに合わせて掛け心地の調整もしてくれます😊
❌デメリット:それなりのお値段
さすがに100円では買えません。
しかし、価値があるものに対して価格が発生するのは当然のこととも言えますよね🤔
価格の分だけ、いや価格以上の価値があると捉えていただけたら🙆🏻
ポイントは、「価格」と「見え方」ですね。
どちらを優先するか悩みます🤨
違いが分かりにくいと
つい価格を優先してしまいがちですよね。
例えば、
普段使いのメガネを別に持っていてサブ用に手頃のものを…
メガネをかけたことなくてとりあえずお試しに…
って方には既製のメガネはいいかもしれません。
しかし、やはり自分に合っているメガネではないので、
使っていると見え方の違和感だけでなく
頭痛や肩こりなど体調に変化が出てくる恐れも…😱
『見え心地』や『掛け心地』は自身の健康にも影響してきます。
となると、気持ちが傾いてきませんか?💫
老眼を我慢している人の仕草に注目。その仕草の「なぜ?」と「解決策!」
ぜひ一度、眼科や眼鏡店で相談をしてオーダーメイドのメガネを検討してみてくださいね😊