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ホームブログ - メゾンde東海の住人 › 老舗和菓子屋に聞いてみた!ひな祭りのお饅頭「いがまんじゅう」とは?

こんにちは!103号室のみことです。

来週3月3日はひな祭り🎎
ひな祭りといえば、ひな人形やちらし寿司が定番ですが、
岡崎市では、ひな祭りの時期になると「いがまんじゅう」というお饅頭をよく目にします。

ひな祭りが近くなるこの時期に、岡崎市の和菓子屋さんやスーパーで並び始めるこのお饅頭。
給食にも出たり、物心が付いた頃には当たり前のように食べていたので、
幼少期はてっきり全国区の食べ物かと思っていました🤔
母にご当地の食べ物だと教えてもらったとき、
幼いながらに「こんなに美味しいものを全国の人は知らないのか!」と
ショックを受けたことを覚えています😵笑

今回は、そんな岡崎市やその周辺の三河地方で愛される「いがまんじゅう」についてご紹介したいと思います💁‍♀️✨

 

三河地方で愛される「いがまんじゅう」の正体とは?

冒頭でもご説明したように、「いがまんじゅう」とはその名の通りお饅頭のこと。
餡を新粉餅(米粉で作ったお餅)で包んで餅米を乗せて蒸したシンプルなお饅頭です❣

シンプルですが、もっちもちのお餅にしっとり甘いこし餡がベストマッチ!
一つ食べたら止まらなくなるほど美味しいんです🤤

三河地方では、ひな祭りにいがまんじゅうをお供えして食べるという習慣があり、
地域によっては、田植えの時期やお彼岸に食べる地域もあるんだとか😳

いがまんじゅうの色の違いは、お店によって様々ですが、ピンク・緑・黄色が一般的です。
基本は上に乗っている餅米に色を付けますが、上記の写真のようにお餅に色を付けているお店もあります👌

ちなみに色は違いますが、味はすべて同じです🙌
みこと家では、誰が何色を食べるか兄弟でよく喧嘩をしていました😓笑

 

いがまんじゅうは謎だらけ?!

三河地方でファンの多いいがまんじゅうですが、私ももちろんその一人。
いがまんじゅう好きとして、いがまんじゅうの生い立ちも知っておきたい!
ということで、今回いがまんじゅうに詳しそうな岡崎市の和菓子屋さんにお邪魔しました👣

明治36年創業、117年目を迎える老舗和菓子屋の「旭軒元直」さん。

お邪魔して早速店頭にドンと!「いがまんじゅう」の文字が😳

ひな祭りが近いこの時期の人気商品だそうです☺

さっそく、いがまんじゅうについてお話を伺いました💁‍♀️

1.いがまんじゅうの名前の由来は?

👨「名前の由来には諸説あります。
  【饅頭の上に乗っているお米が栗のイガに似ているから】や、
  【徳川家康の伊賀越えにちなんで名付けられた】や、
  【岡崎市にある伊賀町から名付けられた】などなど・・・
  実は明確になっていなくて、分からないんです。」

2.いがまんじゅうはいつからある?

👨「実はそれも分からないんです・・・。
  いがまんじゅうには文献が存在しないため、いつからあるお菓子なのか私たちも知りません。
  ちなみにうちのお店では大正時代から販売をしている為、その頃には存在していたのは確かですね。」

3.いがまんじゅうの色の意味は?

👨「お店によって様々ですが、うちはピンク・緑・白の3色で、ひな祭りの菱餅を表しています。」

4.いがまんじゅうは素人でも作れる?

👨「少し難しいかもしれませんが、ご自宅でも作れますよ。
  ただ手間がかかるので、面倒くさいという方は購入することをオススメします(笑)」

名前の由来やその歴史など分からないことが多いいがまんじゅう。
古くからある和菓子のようですが、その歴史は謎に包まれていました🤔

謎の多いいがまんじゅうの歴史が、これから解明されていってくれると面白いですね😌

それと、三河地方以外にお住まいの方々!
ご自宅で作れるという情報をいただいたので、ぜひ作ってみてくださいね☺

 

ついでに春の生菓子「桜」を作ってみた!

インタビュー後に、
「いがまんじゅうは作れないけど、せっかくだから和菓子作ってみる?」
と有難いお言葉をいただいたので、旭軒元直さんで春に販売される生菓子「桜」を作らせていただきました🙋‍♀️✨

まずはお手本の作り方から⬇

材料は白の練りきり、それに食紅でピンクに染めた練りきり、通常のこし餡の3つ。
これを一つずつ使って作ります💪

まず最初に、白の練りきりの中にピンクの練りきりを入れ、馴染ませたらこし餡を入れます。

こし餡を包んでいきます。
よくテレビで見る職人さんの技です!
手早く包む姿がかっこいいですね😍

包み終わるとこんな感じ。
ピンク色がほのかに乗って春らしい色になりました🌸

ここから、桜の形に成形していきます。

最後に桜のおしべを描いたら・・・

完成!
完璧な桜で感動です・・・!
この桜が食べられる和菓子だなんて・・・にわかには信じられません😵

そして見よう見まねで作った私の「桜」がこちら!

不器用と大雑把が相まって最悪なクオリティの桜ができました😢笑
職人さんは簡単そうに作っていましたが、実際はとっても難しかったです・・・。
あそこまで綺麗な桜を作るまで相当な努力があったんだろうな、と勝手に尊敬してしまいました😌

そしてそして!今回は特別に東海光学のマークも作っていただきました!!

グラデーションまで再現していただき、
本物そっくりに作っていただきました・・・!感動です😭✨

別バージョンの桜と一緒に、しっかりお持ち帰りをさせていただきました☺

本当に貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました!!


いがまんじゅうは三河地方以外にも、東北や関東、中国や四国など、
全国の各地に存在しているそうですが、名称や作りには少し違いがあるみたいです💁‍♀️

今回ご紹介した三河地方のいがまんじゅうは、
ひな祭りの時期に和菓子屋さんやスーパー、コンビニでも販売されていることもあるので、
ぜひ岡崎市や周辺の三河地方に遊びに来た際は、いがまんじゅうもチェックしてみてくださいね😉

Writer
103号室 みこと

103号室 みこと

マーケティング、商品カタログなどの販促物製作を担当。
眼鏡店様や消費者の方へ有益な情報を発信しています。

この岡崎の地で生まれ育った生粋の岡崎っ子。
長年コンタクトユーザーでしたが、最近はメガネの可愛さに気づき、
自分に合うメガネを探しています。

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