こんにちは!カズマです🐴
パリオリンピック、熱く盛り上がっていますねー!!
競技自体もさることながら、コンコルド広場やヴェルサイユ宮殿など、
誰もが知る世界的な名所でさまざまな競技が行われているのも、すごく印象的ですよね。
開会式に至ってはエッフェル塔×セリーヌディオンという最強の組み合わせで
しっとり終わらせる…もうParisのおしゃれ感満載で、なんだかいろいろズルいです🇫🇷
選手の皆さんも躍動されていますが、個人的に最も興奮したのが総合馬術団体の銅メダル🥉
まがりなりにも乗馬をかじっていた者としては、本当に信じられない出来事です。
そんな快挙の傍ら、ご自身達を自虐も込めて「初老ジャパン」と名付ける秀逸さ😂
自分も初老ジャパンですっ✋️と喜んで名乗りたくなるくらいイメージを変えてくれました。
ただ、会見で大岩選手も仰っていましたが馬術(乗馬)はまだまだマイナーなスポーツです。
そこで今回は、ちょっとでも興味を持って頂けるよう馬術競技についてお話したいと思います。
もちろん、少しだけメガネについても触れますからね!
馬術について
馬術の起源は、紀元前400年の古代ギリシャに遡ると言われています。
競技としても19世紀にヨーロッパで確立されたもので、馬術大国というと今大会🥇のイギリスや
🥈のフランス始めドイツ・オランダ・アメリカ等が挙げられ、欧米全体に深く根付いています。
日本で「馬」といえば、多くの方が競馬をイメージされると思います。
日本における競走馬(サラブレッド)は年間に7,000頭余り生産されており大国といえますが、
サラブレッド以外の乗用馬は東北の遠野地区など、ごく一部で生産されているだけだそう。
乗馬人口でみても、全人口6,800万人弱のイギリスでは300万人(4.4%)ほどいるのに対して、
12,000万人余の日本では15万人程度(0.12%)、と言われています。
こうした環境面でも大きく遅れを取っている日本が、欧米の強国の壁を越えてメダル獲得!
という事実がどれほどの快挙かおわかり頂けると思います😤💪
競技の種類
オリンピックでは「馬場馬術」「障害飛越」「クロスカントリー」が採用されています。
他にはエンデュランスという長距離で争うものや馬車を使うものなど、多様な競技があります。
古くはあの馬上の球技「ポロ」も、オリンピック競技の一つだったことがあるんです!
馬場馬術
20m×60mの長方形の馬場で行う、演技の正確さや美しさを競う採点競技です。
燕尾服にハットを被り、美しい姿勢で馬を自在に操る姿は優雅でカッコいいですよね💕
基本の動き(常歩・速歩・駈歩)の中にパッサージュ(足を高く上げる速足)やフライングチェンジ
(1歩ごとに左右の足を入れ替える駈足)など高度な技術が盛り沢山。
ただ、正直ぱっと見ではどれだけすごいことをしているかわかりにくいですよね…
これは乗ってみるとわかります。フライングチェンジなんてもう意味不明の神業ですよ👼
障害飛越
馬場内に設置された様々な障害物を飛越し、タイムとミス(落下や反抗)の少なさを争う競技です。
10~12個の障害が設置され、規定された順番通りに飛んでいきます。
障害の高さでグレード分けされますが、最高峰のクラスでは160cmに達するものも😲
飛越能力は当然ながら、コース取りも含め人馬の高いスキルが必要になってきます。
馬が勝手に飛んでくれるでしょ?って思われるかもしれませんが…そんな簡単ではありません。
呼吸を合わせて飛ぶ事はおろか、まっすぐ障害に向かわせる事自体めちゃくちゃ難しいんです!
数十cmの低障害でもビタッと反抗され、馬場に叩きつけられることもしばしばあります😱
クロスカントリー
自然に近い状態のコースに設置された竹柵、生垣、水濠等多様な障害物を飛越しタイムを競います。
今大会ではヴェルサイユ宮殿の地形を生かした5km超のコースに41の飛越が備えられました🏰
スピードだけでなく激しいアップダウンもあり、スキルと共に耐久力も求められる過酷な競技です。
日本国内ではなかなか練習できる場所が無いそうで、この辺りも欧米勢との差になっているのかな、
と思います。
パラリンピックにおける馬術競技
パラリンピックでは、障がいのグレードに分かれて馬場馬術が実施されます。
ちょっとでもバランスを崩すと思い通りにならない馬場馬術なのに、様々なハンデを持ちながらも
自在に操る様は本当に驚異的です! 特徴に合わせた馬具の工夫も一つの見どころです。
日本からはグレードⅡに2名の選手が出場します。ぜひご注目ください👀
乗馬とメガネ
ざっくりですが、ここまでは馬術競技についてお話しました。
馬術と乗馬は馬に乗ることは同じですが、前者は競技・後者は娯楽の性格が強いものと言えます。
突き詰めれば競技会にも出場できますが、まずはゆっくり乗馬を楽しんでほしいなと思います☺
さて、最後に乗馬とメガネについて考えていきましょう。
乗馬中にメガネをかけるシチュエーションを考えたとき、一番辛いのが「上下動」です。
また進む先を見ることが多く、結構目線が横になってメガネの側方を使うケースがあります。
そして手元ほどの近い距離を見ることはほとんどありません。
これらを総合すると、遠近両用はちょっと厳しいかな、と感じます😖
本音では落下や落馬のリスクも有るためコンタクトレンズの装用がベターなのですが、
難しい場合は遠用メガネにして、バンドの使用やテンプル、先セル(耳にかかる部分)の工夫で
ズレにくい・落ちにくい状態にすることが一番大切になります。
あとは、けっこう砂埃もかぶるのでキズに強いコーティングが絶対にいいと思います!
なんだかこじつけみたいになってしまいましたが、ご参考になれば😁
まとめ
いかがでしたか?
乗馬(馬術)って敷居が高いイメージがあると思いますが、実際に敷居は高いです💧
ランニングコストはかかりますし、ビジターの単発でもそれなりのお金が飛んでいきます💸
でも、それを補って余りある経験ができると思うんです。
日常離れした馬の背からの高い視点で、体温と息遣いを感じて人馬一体になる爽快感。
そして何より、馬たちが可愛すぎて体の芯から癒やされます😍
オリンピックをきっかけに興味を持っていただけたなら、ぜひ挑戦してみてくださいね🐎