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ホーム公式ブログ › ガラスレンズの特殊加工~ビン底メガネができるまで~

こんにちは!103号室のみことです。

先週のカズマさんに引き続き、今週もガラスレンズのお話です💁‍♀️

ガラスレンズと言えば、
特徴の一つにプラスチックレンズには出来ない加工ができるということが挙げられます。

以前のブログでガラスレンズの特殊加工についてご紹介していますので
こちらも併せてご覧ください♪
超強度レンズや特殊加工も!ガラスレンズのメリットをご紹介♪

今回は、そんなガラスレンズのメリットを活かした
面白いレンズを作ってみましたのでご紹介したいと思います🤗

ガラスレンズだから作れる”ビン底メガネ”

レンズの度数が強いことで牛乳ビンの底のように見えてしまう「ビン底メガネ

「ビン底メガネ」というと、
ザ・ドリフターズの加藤茶さんが昔コントで使用していた、
黒縁のまん丸メガネを想像する方もいらっしゃるのではないでしょうか?🤗

あのメガネ、実際にはレンズの中心に度数が入っていないので、
本物の近視用メガネでは無いのですが、
傍から見ると本当に目が小さく見えるからびっくり😳

なんとも不思議で面白いメガネですよね😎

実はあのメガネ、ガラスレンズなら作ることができるんです!

ビン底メガネができるまで

ということで今回は、ちょっと不思議なビン底メガネができるまでをご紹介します💁‍♀️

ガラスレンズの特殊加工は、職人の手で一つ一つ丁寧に製作しています。
長年の経験と豊富な知識があるからこそできる技術なんですよ😌✨

 

仕組み

製作過程をより深く知ってもらうために、まずは仕組みからご紹介します🙌

ビン底メガネは、目が小さく見える強度の近視用レンズと、
度数の入っていない平面レンズの2枚のレンズで出来ています。

この近視用レンズ、実は中心に穴が開いているんです。
正面から見るとよく分かりますよね🧐

中心に穴を開けることで、レンズ中心部は度無し、
レンズ周辺部は度付きといった不思議なレンズが出来上がります🤗

メガネとして使う時は、中心の穴を通して見ているので、
見え方は普段と同じなのに、
傍から見るとビン底メガネをかけているように見えるというわけです☝

黒目と穴が重なっているので、
正面から見れば穴が開いているのも分かりにくいですよね😳

 

製作過程

さて、仕組みが分かったところで本題の製作過程をご紹介します💁‍♀️

①準備

まず、度数の入った近視用レンズと、
加工する際に使用するダミーレンズに接着剤を塗って温めます。

プラスチックレンズは熱に弱いので、
この温めるという作業もガラスレンズならではですね🙌

しっかりと熱が加わった二つのレンズをくっつけて、一つのレンズにします。

これで準備完了!ここから加工していきます🌟

②切削

「ゼネレーター」という機械で、レンズをおおまかに切削していきます。

視力矯正用レンズ、いわば普通のメガネレンズを製作する際は、
この工程でレンズに度数を付けていきます。

前回のブログでカズマさんがご紹介していたゼネレーターとは違い、
手作業で細かく調整をしながら切削していくので、
自動機では出来ない加工ができるのが特徴です✨

今回はこの機械を使ってレンズの中心に穴を開けます。

この穴も適当に開けているわけじゃないんです!
決まった直径になるように、長年の経験から得た感覚を頼りに削っています。
まさに職人技ですね…!

③研磨

穴が空いたら、次は研磨してレンズ表面を滑らかにしていきます。

この工程ももちろん手作業😳
サンドペーパーに使用されている砂を使って、
まずは目の粗い砂でおおまかに研磨し、続いて目の細かい砂で磨き上げていきます。

続いて、研磨液を使用し、さらに滑らかにしていきます。

ここまでの研磨工程を「スムーシング」といい、
通常加工のレンズは、すべて機械で自動的に行っています。

④貼り付け

研磨まで終わったら、最初の工程同様にもう一度レンズを温め接着剤を溶かします。

ダミーレンズと穴の開いた近視用レンズを外し、
近視用レンズに度数の入っていない平面レンズを貼り付けていきます。

最初の工程のダミーレンズは熱で貼り付けていましたが、今回は紫外線を利用☀
紫外線で硬化する特殊な樹脂を使うことにより、しっかりと接着できます。

別に平面レンズを貼り付けなくても、穴があいていれば素通しになるし良いのでは?
と思われるかもしれませんが、真中に直径20mm位の穴が空いたガラスをはめたら…
すぐに割れてしまいますよね💦

平面レンズを貼り付けることで、レンズの強度を高めることができ、
フレームに入れた際や衝撃が加わった際に、レンズが割れるのを防ぐことができるのです💪

レンズ同士を貼り付ける加工は、材質的な問題からプラスチックレンズではできないので、
きちんとメガネとして使用できるように製作するには、
ガラスレンズであることが必須なんです😌

⑤完成

両眼用製作して、フレームに入れれば、皆さんご存知、あのビン底メガネの完成です🤗

今回は残念ながらフレームに入れるところまで出来ませんでしたが、
次の機会では皆さんにお見せ出来たらと思います☺


いかがでしたか?

ガラスレンズは、プラスチックレンズと比べ、
カラーや設計などにおいて製作に制限があるものの、
プラスチックレンズでは実現できない、特殊加工ができるという強みを持っています。

今回ご紹介したような、ちょっと面白いメガネから、
超強度レンズのような、日常生活に必要不可欠なメガネまで、
ガラスレンズだからこそ応えられるお悩みやご要望もたくさんあります😌

レンズ選びの際は、ぜひガラスレンズも選択肢の一つに入れて頂けると嬉しいです😊

Writer
103号室 みこと

103号室 みこと

マーケティング、商品カタログなどの販促物製作を担当。
眼鏡店様や消費者の方へ有益な情報を発信しています。

この岡崎の地で生まれ育った生粋の岡崎っ子。
長年コンタクトユーザーでしたが、最近はメガネの可愛さに気づき、
自分に合うメガネを探しています。

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Supervisor
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監修
1級眼鏡作成技能士 太田 恵介

開発本部に所属。
遠近両用レンズの設計開発に従事している。

2007年 東海光学入社
2016年 キクチ眼鏡専門学校オプトメトリー課程修了、認定眼鏡士SS級を取得
2022年 国家検定資格である1級眼鏡作製技能士を取得

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