みなさん、こんにちは。102号室のもかです。
私事ではございますが、この度しばらく旅にでますので、今回で一旦最後のブログとなります。
そんな私の最後の記事は「遠視用のレンズ」についてのお話です。
以前、遠視については触れたことがありますが、遠視の方のレンズについて触れておりませんでしたので、補足も兼ねてお話ししようと思います。
↓遠視についてのブログはこちら↓
遠視とは
遠視の方は正視の方に比べて、網膜の後ろでピントが合ってしまう人の目のことを言います。
遠視の方のほとんどはメガネを掛けていなくても遠くも近くも見えてしまいますが、実は遠くにも近くにもピントが合っておらず、常に目の力を使ってピント合わせを行っています。正視の方は遠くを見るときはほとんど力を使っていないので、比べてみると遠視の方って相当目に疲れを感じているのではないかと思います。
疲れを軽減させるために、遠視の方にも視力矯正が必要なのです。
遠視用のレンズとは
遠視の方のメガネレンズはこんな形をしています。
例えるなら食べすぎてお腹がポッコリしてしまったような感じです!!
遠視用のレンズは外側ほど薄く、中心にいくほど厚くなるレンズです。
これは、凸レンズやプラスレンズと呼ばれています。
凸レンズには光を1点に集める性質があります。
遠視は網膜の後ろでピントが合ってしまうので、これを網膜上で合うようにするために凸レンズを使用します。
近視用の凹レンズと同じく、度数が強くなればなるほどレンズは厚くなります。
しかし、これも近視用のレンズと同じく、屈折率が高いほどレンズを薄くすることができます。
この写真は両方S+8.00のレンズです。
左が屈折率1.60、右が屈折率1.76です。
このように、屈折率が高いほどレンズは薄くなります。
豆知識
屈折率を高くするだけでもレンズは薄くなりますが、ほかにもこんな方法があります。
●外径縮小
凸レンズは外径を小さくするとレンズが薄くなります。
度数というのは大まかに言うと表面カーブと裏面カーブの差で出すことができます。
例えば表面カーブが5カーブで、裏面カーブが1カーブであればS+4.00になります。
このように、「表面カーブ-裏面カーブ=度数」の値が変わらなけらば外径を小さくしても問題ありません。
このように、外径を小さくするとレンズが薄くなります。
まさにダイエットに成功してお腹が引っ込んだようです!!笑
外径を小さくするということは、選ぶフレームにも限りがあるということなので、フレームを選ぶ際には注意してください。
外径縮小のほかにも、東海光学には様々な技術がありますのでご相談くださいね。
しばらくの間直接みなさんに東海光学の様々な技術や商品、目に関することをお伝えすることはできませんが、帰ってきたときにはまた進化した私で、よりよい情報をお届けできるように努めていきます!!
ありがとうございました♪みなさんもお元気で!