こんにちは🤗
104号室のカナです。
先月の4月19日(水)~21日(金)にインテックス大阪にて、
高齢者・障がい者の快適な生活を提案する総合福祉展
『バリアフリー2023』が開催されました!

実際にお悩みを抱えている当事者や、付き添いの方、
医療や福祉関係のお仕事をされている方、学生の方など、多くの方がご来場されました!
東海光学は、『バリアフリー2023』の一角、
『目の見えない方・見えにくい方のための展示コーナー(日本ライトハウス)』にて出展👀✨


東海光学のブースでは、
主にまぶしさにお困りの方が対象のメガネレンズ『遮光眼鏡(しゃこうがんきょう)』を展示しました!
★東海光学の展示会ブースについては過去のブログをご覧ください💁🏻♀️
▶誰でも入場できる!展示会に行って遮光眼鏡を試してみよう♪
この展示コーナーは、名前通り『目の見えない方・見えにくい方』を対象にしたコーナーです。
ここに来れば、『目の見えない方・見えにくい方』をサポートできる製品や、有益な情報を
まとめてぎゅっと知ることができます✨✨
私も実際に、様々な機器やグッズを見て、聞いて、触ってきましたので、今回はその一部をご紹介します😉
当事者の方も、健常者の方も、
『目の見えない方・見えにくい方のための展示コーナー』の雰囲気を味わってください🙌
この記事の目次
目次 (敬称略)
- 日本ライトハウス盲導犬訓練所
- 日本ライトハウス情報文化センター(エンジョイ!グッズサロン)
- 株式会社Ashirase
- 株式会社インテック
- 株式会社システムギアビジョン
- シナノケンシ株式会社
- 国立大学法人 筑波技術大学
- 有限会社テイクス
- 株式会社日本テレソフト
- リンクス株式会社
日本ライトハウス盲導犬訓練所


目の見えない方・見えにくい方を対象に、
盲導犬の動きを実際に感じることができる体験歩行を実施していました。
盲導犬のタオルやメモ帳など、チャリティーグッズの販売もあり、
商品を買うことで盲導犬の育成事業や、障がい者の社会参加促進を応援できます!
日本ライトハウス情報文化センター(エンジョイ!グッズサロン)

私たちが日常で使うような生活用品に、
配色を工夫したもの、触って操作や判別がしやすいようにしたものなど、
様々なグッズがありました。


盤と石が一体型になったオセロを発見。
マスには、盤と黒石、白石が3面になって埋め込まれています。
黒石は表面がザラザラ!
白石は表面がツルツル!
手の感覚だけで遊ぶことができるように工夫されています。
株式会社Ashirase


こちらは、靴に取り付ける機器と、スマートフォンが連携している
目の見えない方・見えにくい方向けの歩行ナビゲーションシステムです。
靴に装着した機器が振動して足に知らせることで、目的地までナビゲーションし、
目の見えない方・見えにくい方の単独歩行をサポートします。
声の誘導に頼るナビゲーションではなく、足の振動に任せたナビゲーションなので、
聴覚を邪魔せず、周囲の安全確認に集中することができますね。
スマートフォンはカバンの中などに入れたままでもOK、
生活防水仕様なので雨天で使用できるのも、考えられた嬉しいポイントです。
HP▶株式会社Ashirase
株式会社インテック

こちらの時計。
一見、よく見るオシャレな時計ですが、なんと音声機能が付いています。
右上ボタンを押すと時刻をアナウンス、
右下ボタンを押すと日付と曜日をアナウンスします。
しかも、電波時計なので、
目の見えない方・見えにくい方には特に煩わしい時刻合わせが不要。
ファッションとしてのデザイン性と、
時計としての正確性を兼ね備えた、日本初(!)のアナログタイプの音声式電波時計です。


他にも、音声で重量を読み上げるクッキングスケールや、
音声読み上げ機能やバイブ機能が付いたタイマーなどがありました。
HP▶株式会社インテック
システムギアビジョン


こちらは、「拡大読書器」といわれる、
新聞や書籍、書類や写真などをカメラで写して、目の前の画面に大きく投影する機器です。
使う人の状態や状況に合わせて、
文字の拡大、白黒反転などでコントラストの強調など、簡単に調節できます。
企業ごとに様々な特徴がある拡大読書器ですが、
画面が大きなタイプ、バッテリー内蔵タイプ、
折り畳み可能で持ち運びがしやすいタイプなどがあります。
また、回転式のカメラで遠方を撮影し、画面に映しだすことができるタイプもあります。
例えば、教室で黒板をカメラで撮り、目の前の液晶画面に大きく映して、ノートをとる….
といった使用ができます。


カメラで撮影したものを音声で読み上げる読書機もあります。
A3サイズまで読み込可能な据え置きタイプや、メガネに装着するタイプがありました。
視力がほとんど無い方や、見えない方は、このような音声読み上げ機能がある機器を活用します。
HP▶システムギアビジョン
シナノケンシ株式会社

こちらは、音声図書(デイジー)を再生する機器です。
「デイジー」とは、印刷物を読むことが困難な方のための、「デジタル録音図書」のこと。
小説から雑誌まで80万以上のタイトルがあり、1冊の書籍がCDに収まっています。
この機器で、音声図書のCDや、オンライン上の音声図書を再生します。
分かりやすいキーの形状と配置で、使いやすさにこだわっています。
小節ごとの移動が容易で、早聞きもゆっくりも調節可能。
ラジオ再生や、録音機能が付いている機器もあります。
国立大学法人 筑波技術大学


こちらは学校の紹介ブース!
こちらの、国立大学法人 筑波技術大学 保健科学部は、
日本で唯一の、視覚障がい者だけが通うことができる学部です。
教材は、目の見えない方・見えにくい方でも使えるように
輪郭がぽこぽこ盛り上がっている触図で、立体的に作られています。
有限会社テイクス
リンクス株式会社

細長い黄色の板(パームライン)は、目の見えない方・見えにくい方のための、室内用の誘導版です。
レール式の線状に突起していて、現場に合わせて後付けすることができます。
QRコード(シカイ)には、正確な位置情報が紐づけられています。
iPhone用のナビゲーションアプリ(無料)で
駅構内などの点字ブロックに貼り付けたQRコードを専用アプリのカメラで読み取ることで
現在地から目的地までの正確な移動ルートを導き出し、
音声で目的地までナビゲートします。
見えない見えにくい方が迷うことなく、
大きな駅での乗り換え、ホームから改札を通り出口まで向かうことを支援します。
株式会社日本テレソフト

こちらは点字プリンターといって、
パソコンなどで入力したデータを点字へ変換し、
触っても分かるように立体的に点字で打ち出す機器です。
こちらの点字プリンターは、
点字と墨字を一緒に出力でき、主要言語40か国語に対応しています。
連続用紙だけでなく、一般的な単票の用紙に印刷が可能なタイプもあります!
見える方も、見えない方・見えにくい方も一緒に、印刷内容の確認ができ、
印刷時の音も静かで、視覚障害者関係機関や盲学校(視覚特別支援学校)、福祉施設、
普通学校や病院など幅広く利用されています。
こちらのブースでは拡大読書器の展示もありました。


机上のスペースをほとんど取らないタイプは、
爪切りや糸通し、習字など、手元の細かい作業にも適しています。
カメラを回転させることで、望遠や鏡のようにも使えます。
軽量設計で、折りたためて持ち運びができるタイプもありました!
HP▶株式会社日本テレソフト
目の見えない方・見えにくい方は、
残った視覚を最大限に活用すること、
視覚以外の感覚を活用することで、生活をしています👁🖐🏻
どの製品も、シンプルながらも最低限必要な機能が付いており、
触覚や聴覚を使って操作ができるものばかりでした。
目の見えない方・見えにくい方に寄り添い、声を聴き、
製品を開発、改善していくことが大切だと、改めて感じました‼
様々な機器やグッズ、情報を知ることで、
その先の「目の見えない方、見えづらい方」を考えることができ、
またひとつ自分自身の知識の幅が広がりました✨
取材にご協力いただいた企業の皆様ありがとうございました。
この場をお借りしてお礼申し上げます。