こんにちは!カズマです🐴
ジェットコースターみたいな寒暖の繰り返しを経て、いよいよ春が近づいてきましたね!
春といえば…メジャーリーグ&プロ野球の開幕⚾️
11月にロスに陥ったと思っていたら、いつのまにか開幕直前になっていました。
4ヶ月があっという間に感じてしまうというのも、良いんだか悪いんだか…
とにかく、今年も熱い戦いをじっくり堪能したいと思います✨️
スポーツとメガネ
そんな流れで、今回はスポーツとメガネレンズについてのお話です☝

スポーツにおけるメガネの用途としては、大まかに以下のように分けられます。
①視力補正
②眩しさ低減、コントラスト確保
③目の保護
①は当然ながら、②も屋外スポーツでは特に需要が高くなります。
紫外線や怪我などから眼を保護する③も、競技によっては必要になってきますよね。
但し、スポーツと言っても様々ありますが、球技やボディコンタクトの激しい競技も
多く、眼前にメガネを着用するということはそもそもリスクが伴う場合があります。
競技の性質を鑑みて「メガネ着用」という状態がどのくらいリスクがあるのかを
ざっくりと分けると、おおよそこのような感じでしょうか。
・リスク低:ゴルフ、トレッキング、ランニング
・リスク中:野球、テニス、ロードバイク、スキー
・リスク高:サッカー、バスケ、バレー、ラグビー
・使用困難:格闘技
用途と併せてこうしたリスクを考慮したうえで、どのようなタイプを使うのかを
よく検討する必要があるのです。
リスクが低いスポーツ
○ゴルフ、トレッキング、ランニング等
リスク低に分類した競技は、衝突や落下などの可能性が低いものです。
さすがにゴルフでボールが顔に当たる確率なんて、天文学的数値ですからね😁
高所のトレッキングではより強くなる紫外線から目を守るためにも重要な装備でもあり、
メガネ(サングラス)の必要性は高いです🕶️

リスクが低いということは一般的なレンズ・一般的なフレームでも差し支えない
といえます。東海光学としても、公式にゴルフ向けのカラーなど商品化しています。

リスクがやや高いスポーツ
○野球、テニス、ロードバイク、スキー等
こちらは低に比べ衝突や落下の可能性が高まるスポーツです。
野球でしたらデッドボールやゴロ処理等でボールが顔付近に来るときもよくありますし、
スキーやスノボ、ロードバイクであれば転倒の危険も伴います。
メガネ着用の野球選手といえば多くの方が古田選手を想像されるのではないでしょうか。
最近では、ドジャースのキケ・ヘルナンデス選手が乱視矯正のメガネを掛けたことで
後半戦の成績がぐんと上がったという例もありますし、デイゲームでは多くの選手が
眩しさよけのためサングラスを着用している姿を見かけます👓️
彼らをなんとなく思い浮かべると、一見普通のメガネを掛けているように見えませんか?
デストラーデ選手や八重樫選手(懐しっ!)なんて普通のツーブリッジだった記憶が…
プロや競技レベルでなければよほど大丈夫かとは思いますが、古田選手は強度の高い
特殊なフレーム+レンズを使われていました。
リスクを考えるならば、コンタクトやその上から強度のあるゴーグル・サングラスを
掛けることも視野に入れたほうがいいかな、と思います。
ここで注意点です。
多くのスポーツ選手がかけているスポーティなサングラス。かっこいいですよね!
ただ、レンズの形状が特殊なものが多く、度付きにするにはハードルが高いんです😢
例えばレンズがかなり大きかったり、左右のレンズ部分が一体になっているタイプ。

通常のメガネレンズは大きくても直径が75ミリ程度なので、物理的に製作できません。
他には、カーブが深く顔を覆うようなタイプでは、レンズのサイズは足りたとしても
フレームとの接合部が特殊な形状で、メガネの加工機では対応できない場合があります。

また、カラーやミラーのようなかっこいい反射も各社いろいろと工夫されており、
これを同じイメージでレンズに再現することが難しいケースもしばしばあります😢
フレームメーカー側で度付き対応をしていたり、条件によってはレンズメーカーでも
対応できるものももちろんありますので、強度などの観点も含めて購入店さんとよく
相談してみて下さいね。
リスクが高いスポーツ
○サッカー、バスケ、バレー、ラグビー等
これらの競技はボディコンタクトや顔の近くにおけるプレーの機会が多く、
メガネ着用は危険 ⚠️なスポーツと言えます。
ラクロスやホッケーなど、固くて速いボールが飛び交う競技も当てはまりそうです。
また少し懐しい話になりますが、エドガー・ダービッツというサッカー選手がいました。
緑内障の手術をした関係で目の保護が必要になり、ゴーグルを着用してプレーし続け、
疾患など微塵も感じさせない屈強さと闘志で「闘犬」🐕🦺と呼ばれた名選手です。
ボディコンタクトが激しい競技では視力補正はコンタクトレンズがメインとなりますが、
ダービッツ選手のように衝突から目を保護するという役割も重要になってきます。
そういう方には保護メガネタイプがおすすめです。
ただのゴーグルではなく、強い衝撃にも耐えられるような柔軟性の高いフレームと
衝撃に強いポリカーボネイトのレンズを組み合わせた特殊ゴーグルです🥽
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こちらも強度の観点から東海光学の商品では度付き対応できるレンズはありませんが、
ゴーグルメーカー側でポリカで対応している場合があります。
また、インナーフレームという内側に度付きのレンズが入れられるものもありますので、
ご自身にとってベストなものを探してみて下さい。
使用困難なスポーツ
○格闘技全般
格闘技はさすがにメガネでは厳しいです🥊
対人ではない練習時はメガネでも良いとされることはありますが、
対人の場合は少なくともソフトコンタクトという選択になるのではないでしょうか。
競技によってもルールは違い、例えば顔への打撃が少ない空手はソフトならOK。
柔道もソフトコンタクトを推奨しているようです。
より顔への打撃がメインとなるボクシングは、ソフトコンタクトすらNGです。
実体験としてミット打ちの時、避け方を間違って左目をかすったことがあるのですが、
一瞬でソフトコンタクトが持っていかれました。もしハードコンタクトだったり、
メガネをかけていたと考えるとゾッとします…😱
面をつける剣道などは大丈夫では?と思う方もいらっしゃるかもしれません。
剣道3段、201号室のなみさんにお聞きしたところ、面は紐の締め付けも強く、衝撃も
かなり大きいため破損のリスクが高いそう。専用のゴーグルタイプもあるようですが、
なみさんはコンタクトをしている、とのことでした。
大会や競技会への参加など、本格的に取り組みたいメガネ装用者の方は、
あらかじめルールを確認されることをお勧めします。
まとめ
ざっとになりましたが、イメージして頂けたでしょうか。
多くのスポーツ用サングラスやゴーグルは、強度や形状の問題でレンズメーカーとして
お力になれる部分が少ないのがもどかしいところです…😢
ただ、最初に挙げたゴルフやトレッキング、ランニングを始めまぶしさの低減や
コントラストを確保したいシチュエーションについては、弊社得意の遮光レンズや
機能カラーが大活躍します!珍しいところではクレー射撃で使われたことも🔫
ご自身の用途と要望をしっかりとご相談のうえ、ベストパートナーを探してくださいね✨️