「最近、小さい文字が見えづらくなった」と感じている方へ

こんにちは、東海光学お客様相談室です。
「最近、スマホの文字が見づらい」「本を読むときに目が疲れる」そんなお悩み、ありませんか？
それは、もしかすると“老眼”のはじまりかもしれません。

🧠老眼ってどうして起こるの？

老眼（医学的には「老視」）とは、近くのものが見えづらくなる目の変化のこと。
年齢とともに、目のピントを調節する力が弱くなっていくことで起こります。

目のピント調節の仕組み

私たちの目は、カメラのようにレンズの厚みを変えることで、遠くや近くのものにピントを合わせています。この調節を担っているのが以下の2つの要素です。

　・毛様体筋（もうようたいきん）
　目の中にある小さな筋肉で、水晶体の形を変える役割を持っています。

　・水晶体（すいしょうたい）
　目の中の透明なレンズで、厚みを変えることでピントを調節します。

　※遠くを見るとき：毛様体筋がゆるみ、水晶体が薄くなる
　※近くを見るとき：毛様体筋が収縮し、水晶体が厚くなる

老眼の原因

加齢に伴い、以下のような原因で目の変化が起こります。

　•毛様体筋の衰え
　筋肉の柔軟性が低下し、ゆるみと収縮の動きが鈍くなります。これにより、水晶体の形をうまく変えられなくなります。

　•水晶体の硬化
　水晶体は年齢とともに弾力性を失い、硬くなっていきます。これにより、厚みを変えることが難しくなり、近くにピントを合わせる力が弱まります。

🔍こんな症状、ありませんか？

老眼のサインは、日常のちょっとした場面に現れます。

• 📖 小さい文字が読みにくい
• 💡 暗い場所で見えづらい
• 🔄 遠く⇔近くのピント調整に時間がかかる
• 😵‍💫 目が疲れやすく、集中力が続かない
• 🙄 物を離して見るクセがついてきた

老眼の進行と影響（参考情報リンクあり）

老眼は40代頃から徐々に始まり、年齢とともに進行します。初期は「小さい文字が見えづらい」「スマホを少し離して見るようになった」などの症状が現れます。放置すると、目の疲れや頭痛、肩こりなどの不調につながることもあります。
「まだ若いから大丈夫」と思っていても、年を重ねることによって誰にでも起こる自然な現象です。近視、遠視、乱視によって感じ方の違いはありますが、老眼にならないということはありません。もちろん視力の良い方も同じです。

※参考　東海光学公式ブログ：人それぞれ違う老眼になるタイミング
※参考　東海光学公式ブログ：老眼を我慢している人の仕草に注目。その仕草の「なぜ？」と「解決策！」

👓老眼対策には「シニアレンズ」という選択肢

老眼の症状に合わせて設計されたメガネレンズ、それが「シニアレンズ」です。
目的や生活スタイルに合わせて、最適なレンズを選ぶことができます。

🧭シニアレンズの種類と特徴（商品情報リンクあり）

レンズタイプ	特徴	おすすめシーン
遠近両用（境目なし）	遠く〜近くまで自然に見える	外出・日常使い
中近両用（境目なし）	室内での快適な視界	家事・読書・テレビ
近用ワイドビジョン（境目なし）	手元を広く見渡せる	デスクワーク・細かい作業
二重焦点（境目あり）	遠近の切り替えが明確	慣れている方におすすめ
近用単焦点（老眼鏡）	手元専用でシンプル	読書・スマホ操作

それぞれにメリット・デメリットがありますので、眼鏡店でしっかり相談することが大切です。

📝メガネ選びのポイント

• 眼鏡店に「どんな場面で使いたいか」を明確に伝えることが、快適なメガネ選びの第一歩です。
老眼の進行に合わせたレンズを使うことで、快適な視界を保てます。

• 眼鏡店では、見え方の悩みや生活スタイルを共有しましょう。
定期的な視力チェックで目の状態を把握し、適切な対策を取ることが大切です。

• 自分に合ったレンズを選ぶことで、目の疲れやストレスの軽減にもつながります。

※関連　ワンポイントアドバイス：シニアレンズの選び方

📌最後に

老眼は年齢を重ねることで誰にでも訪れる自然な変化です。
最近「なんだか見えづらいな」と感じることが増えてきたら、それは目からのサインかもしれません。
無理をせず、まずはお近くの眼鏡店で相談してみましょう。
専門スタッフがあなたの目の状態に合わせて、快適に過ごせる「シニアレンズ」を提案してくれるはずです。
見え方が変わるだけで、日常の過ごし方もぐっと楽になりますよ。
自分の目を大切に、これからの毎日をもっと心地よく過ごしていきましょう。