東海光学お客様相談室です。
業界初の脳科学を採用して開発した遠近両用レンズにつきまして日経ビジネスやクロワッサンをお読みになられた方から取扱店のご確認のお電話を多くいただいております。その際に今の状況もお聞きするのですが、その中で非常に残念に感じることも多くございました。それは過去に一度遠近両用はおつくりになられたが慣れにくく今は使っていないというものです。
具体的には
- 足元が浮いて見えふわふわし気分が悪くなった
- 車の運転時に横目で周囲を見るとボケたりゆがんで見えたりして怖い
- 見える範囲が狭くなんだかすっきりしない
- 本読みや手元での作業あるいはパソコン時などで疲れる
それぞれに理由がございますので、少し使い方や見方を変えていただければ解決できることもございます。
【一般的な遠近両用レンズの構造・レイアウト】
- 遠近両用レンズはレンズの上から下に向かって度数を変化させていますので目線を上下することで遠くからお手元まで見ることができる便利なレンズになります。
- 目の動きを想定し1枚のレンズの中心部上下方向に遠くから近くの距離に合わせた度数を入れているために周辺部にはどうしても度数が安定していない揺れ歪み部分がございます。
【違和感の原因と対策】
遠近両用レンズは度数が変化しているレンズですので、どんなにゆれ歪みなどを軽減した設計のレンズであっても初めてお使いの場合は今までの見え方と違うと脳が判断するため違和感を感じてしまいますが、使い方を少し変えるだけで慣れやすくなったり使いやすくなったりします。
1. 足元が浮いた感じや、ふわふわし気分が悪くなる。階段も降りにくい。
2. 車の運転時にサイドミラーや周辺の景色がぼけて見え、運転しづらい
現在販売させていただいています最新の「脳科学を取り入れた遠近両用レンズ」は、このような違和感を減らすための設計や脳が感じるストレスを減らす設計になりますが、それでも最初は違和感がございます。ただ、非常に慣れやすいし使いやすいレンズになりますので上記の点など参考にしていただきながら快適にご利用していただきますよう心より願っております。
2011年 6月 初版
2024年 1月 更新