東海光学お客様相談室です。
今回は相談室へのお問い合わせが多い遮光レンズにつきましてお話させていただき、このレンズに興味を持たれた方のご参考にしていただければと思います。
まず、このレンズについてお問い合わせをいただいた場合、なぜ興味をもたれたのか、また現在お困りになっている状況を少しお伺いします。それによりお薦めする商品やご説明内容が変わっていくからです。その中から代表的なお問合せ例を少しあげさせていただきます。ご説明内容につきましては長くなりますので、ポイントのみ書かさせていただきました。
事例1.
私は網膜色素変性症(または黄斑変性症や緑内障・白内障など)です。 眼科にて目に有害とされる紫外線や刺激の強い青色光線をカットするレンズがいいでしょうと言われたがそのようなレンズはありますでしょうか?
事例2.
私は網膜色素変性症(または黄斑変性症や緑内障・白内障など)です。外に出ると非常にまぶしくて困っています。室内でも蛍光灯の光やパソコンの光が気になります。遮光レンズがいいと聞きましたがどうなんでしょうか?
眼科医のお薦めのレンズは遮光レンズになります。この遮光レンズは紫外線を完全にカットしながら、目に見える光(可視光線)の中でも最も短い波長(380~500nmあたり)の光で分散する特徴を持つ青色光線を有効に抑え、他の光を取り入れるため、全体的に光を遮断するサングラスのような暗さを感じません。屋外と室内ではまぶしさの度合いも変わりますので濃淡2種類(屋外ではLY、室内ではNAなど)にて使い分けられることをお薦めします。カラーの種類も豊富にございますし、遠近両用タイプや室内専用タイプなどや薄型タイプなどもございます。尚、カラーは決して見栄えでお決めにならず、カラーサンプルにて効果をご確認いただき楽だと思われるカラーにして下さい。ご注意点としては青色光線を完全にカットするタイプのCCPシリーズは信号機を誤認する可能性より昼間でも車の運転時には使えません。
参考
遮光眼鏡(=医療用フィルターレンズ)とは?
運転不適合性について
事例3.
眼疾患があると言うわけではありませんが、パソコンをしていると目が疲れるようになりました。仕事で長時間パソコンをするので困っています。遮光レンズは有効ですか?
長時間での近方凝視、画面の外光反射、モニターから発する光のちらつきによるコントラストの低下、遠近両用レンズでの度数変化や視野の狭さでの影響など眼精疲労の原因は色々考えられます。例えばシニアの方でしたら視野を広くとりながら画面をメガネレンズの正面で見ることでの楽さも合わせて遮光レンズの近用ワイドビジョンタイプをお薦めします。
この遮光レンズは高機能フィルターレンズとして様々なシーンにて眼疾患の方でなくても快適にお使いいただけます。
参考
■目の疲れの原因、メガネにあるかも!?
■遮光眼鏡のレンズカラーの選び方は?
■遮光眼鏡は何歳くらいからかけられますか?
遮光レンズに関するお問い合わせの例を取り上げさせていただきましたが、まだまだ色々なケースがございます。ご質問などございましたらお気軽にご連絡ください。
取扱店につきましては以下の取扱店情報から店舗検索が可能です。
取扱店情報_店舗検索_遮光眼鏡取扱店一覧
2007年 10月 初版
2024年 9月 更新