東海光学お客様相談室です。
メガネレンズのコーティングの中で、見た目が特徴的なものとしてブルーカットコートがあげられます。
従来のブルーカットコートはブルーに反射するタイプでしたが、気になることもいくつかあり、
人によって好みが分かれることもあります。
・レンズ表面が青色にギラつき、目元を人に見られた時に気になる
・レンズ裏面に反射した光が目に入り、チラつきが気になる
・斜め方向からの光が二重に反射することで、物が二重に見える不快なゴーストが気になる
このような気になる悩みを解決できるコーティングが「ブルーカットプライム」です。
ブルーカットプライムのポイント、それは「反射タイプ」ではなく「吸収タイプ」のコーティングで
あるということです。
◯吸収タイプにしたことによる 3つのメリット
1.レンズの表面の反射を抑えて ギラつきが減少
反射タイプのブルーカットコートはレンズ表面でブルーライトを反射させるため、太陽光や照明などの
光がレンズ表面に当たると青色にギラつきましたが、吸収タイプのブルーカットプライムはレンズ表面に
太陽光や照明などの光が当たっても青色にはギラつかず、一般のレンズと同じグリーンの反射光で自然な
見た目になります。
2.レンズの裏面で反射するブルーライトが少なくチラつきが減少
反射タイプのブルーカットコートはレンズの表面と同様に裏面もブルーライトを反射させます。
そのため、レンズの裏面で反射したブルーライトの光が目に入り、チラつきが気になることが
ありましたが、吸収タイプのブルーカットプライムはレンズの裏面で反射するブルーライトを低減し、
チラつきも気になりません。
※注意:レンズ裏面は、使用環境によって光の反射や映り込みが気になる場合があります。
3.二重に反射して見える 不快なゴーストが減少
ゴーストは夜間の屋外で起こりやすく、一般のレンズでも起こる現象ですが、反射タイプの
ブルーカットコートは、特に強いゴーストが発生します。
吸収タイプのブルーカットプライムは、両面反射が低減されゴーストが減少して余分な光がなく
物がスッキリ見えます。
実はこの点は「ブルーカットプライム」の一番大きなポイントと考えています。
ゴーストは以下の様な仕組みになっており、物理的に避けられないものです。
お客様相談室に頂くお問い合わせの中にも、
・今までのメガネではなかったのに、ブルーカットコートに変えたらギラツキやゴーストが気になってたまらない…。
・夜になると街灯や車のライトが青く反射してすごく煩わしく感じる…。
といったご相談を頂くことがあります。
裏面の反射とは異なり、何かの工夫で無くすことも出来ないため私共も眼鏡店さんもアドバイスの
しようがなく、結果的に慣れるしかない、ということになります。
ブルーカットのレンズがご所望、かつこのゴーストでお悩みの方には本当にお勧めの商品です。
まとめますと、「ブルーカットプライム」はこんな方にメリットを感じて頂ける商品と考えます。
1つでも当てはまる方は、ぜひご検討ください。
最後に「ブルーカットプライム」をご使用、ご検討頂く上での注意点を記載させていただきます。
- 本商品はクリア(無色)レンズのみです。カラーレンズは承れません。
- ブルーライトをブロックする機能を持たせているため、レンズに若干色がついて見えます。
(光源により色調が変わって見える場合があります) - ブルーライトによるまぶしさやチラツキを軽減するコーティングですが、効果は個人により
異なります。
※商品情報はこちらの「ブルーカットプライム」商品ページからもご確認いただけます。
また、以下の公式ブログでもご紹介しておりますので、併せてご一読ください。
・青色の反射が気にならない!進化した新ブルーライトブロックコート
・新商品「BCP(ブルーカットプライム)」を徹底調査!
2024年 9月 初版