こんにちは。
東海光学お客様相談室です。
「白いノートがまぶしくて文字が見づらい」
そんなお困りごとをお持ちの方はいらっしゃいませんか?
少し前のお話になりますが、
Twitter上で「グリーンノート」というものが話題になりましたね。
「視覚過敏でノートの白が光を反射し、鉛筆の線が見にくくなるから白ノートを使いたくない」
という学生さんの切なる困り事に対していろいろな方が素早く反応し、
無くなりかけていたものが再度見直されるという、
ある意味「情報社会」だからこそ成し得た好例だと感じました。
今回は、このグリーンノートの見やすさの秘密と、
まぶしさ対策という観点からメガネレンズとの共通点についてご紹介します。
グリーンノートとは?
グリーンノートは、その名の通り淡い緑色の用紙を採用したノートです。
私自身も実際に購入し、一般的な白いノートと見比べてみました。
すると、ぱっと見ただけでも
どこか柔らかく、目に優しい印象を受けました。

光の加減や線の色の関係も多少ありますが、
罫線が白いノートのほうがモヤっとして見えるように感じられます。
字を書いてみます。

ぱっと見た目は罫線ほどの差はありませんが、
並べて比べるとやはり白い紙のほうがまぶしい印象を受けます。
感じ方には個人差がありますが、みなさんはいかがでしょうか?
同じ職場のスタッフにも試してもらったところ、
「確かにこちらの方が見やすい」と感じる人もいました。
鈍感な私ですら実際に使用したり並べてみる事で、
ある程度の効果を感じることができました。
グリーンノートが見やすい理由① 光の反射を抑える工夫
一般的に白い紙は光を反射しやすく、
照明や太陽光の当たり方によってはまぶしさを感じることがあります。
グリーンノートは用紙の色を工夫することで、
この反射によるまぶしさを抑え、文字を見やすくしているとされています。
もちろん、感じ方には個人差があります。
しかし、
・白い紙がまぶしく感じる
・長時間の読書や勉強がつらい
・文字を見るのに疲れやすい
といった方にとっては、選択肢の一つになるかもしれません。
まぶしさ対策なら遮光眼鏡という選択肢も
このままではグリーンノートの宣伝のようになってしまいますので、
メガネレンズに落とし込んで考えてみたいと思います。
このワンポイントアドバイスでも何度かご紹介しておりますが、
弊社にはまぶしさを緩和する「遮光眼鏡」という商品があります。
※詳細は以下をご覧ください。
・Eyelife まぶしさを感じるすべての方へ : 遮光眼鏡とは
・遮光レンズについて
・メガネの上からかけられる遮光オーバーグラス
いくつかカラーがある中で、最も色調が近そうな「SC」をチョイスしてみました。
写真では伝わりにくいかもしれませんが、まぶしさが和らぎくっきり見えます。

グリーンノートと遮光眼鏡の違い
グリーンノートと遮光眼鏡は、どちらも「まぶしさへの配慮」という共通点がありますが、その仕組みは異なります。
■グリーンノート
紙の色を白から緑にすることで
ノート表面に起こる反射を「抑える」
■遮光眼鏡
表面で反射した光をレンズが「吸収(カット)する」
原理は違えども、結果お客様のお悩みを解決できるという点は同様です。
方法は異なりますが、
「見え方のお困りごとに寄り添う」という点では共通していると言えるでしょう。
また、遮光眼鏡にはノートを見る時だけでなく、
読書やパソコン作業、屋外活動など、さまざまな場面で活用できるという特徴があります。
グリーンノートが見やすい理由② 緑色の特性
続いて、メガネレンズや反射の話からは逸れてしまいますが、
グリーンノートが見やすいもう一つの理由として
「緑」が認識しにくい色である、という点も補足させていただきたいと思います。
以下の図を見比べてみて下さい。

左の図をご覧頂くと、赤や青に比べ緑の文字や丸が「ぼやっ」とした感じがおわかりいただけると思います。特に文字のほうが顕著ではないでしょうか。
右図はまさにグリーンノートの効果を示すものです。
青や赤に比べて、緑字に黒文字が一番はっきりと見えませんか?
認識しにくい=脳が無意識に認識しようとしない、ということです。
この原理で考えると、グリーンノートは他の色に比べて
「緑の生地色を認識しにくいがゆえに、そこに書かれた黒色の文字が際立ってよく見える」ということになります。
反射という視点だけではなく、色の原理を上手に活かした素晴らしい商品なんですね。
まぶしさ対策は自分に合った方法を選ぶことが大切
今回ご紹介したグリーンノートは、
多くの方の「見づらい」「まぶしい」という困りごとに寄り添う商品です。
そして、そのお悩みに対する解決方法は、ノートだけではありません。
照明を工夫する、環境を調整する、
メガネレンズを活用するなど、さまざまな方法があります。
一方で、遮光眼鏡は色付きレンズであるため、学校や職場などでは使用しづらいと感じる方もいらっしゃるかもしれません。
そのため、ご自身の生活環境やお困りごとに合わせて選択することが大切です。
まとめ |見え方のお困りごとに寄り添うために
今回ご紹介したグリーンノートは、
「見づらい」「まぶしい」というお困りごとに寄り添う商品です。
そして、そのお悩みを解決する方法は一つではありません。
ノートや文具を工夫することもあれば、照明や環境を調整することもあります。
また、メガネレンズを活用することで快適に感じられる場合もあります。
このツイートにいち早く反応したメーカー様のコメントに、
「抱えていたお悩みが、雑貨との出会いで変わる、こんなに嬉しい事はありません。」
というお言葉がありました。
「雑貨」を「メガネレンズ」に置き換え、私どもも全く同感です。
メガネレンズは、特定の場面だけでなく
日常のさまざまなシーンで活用できるという大きな特長があります。
一方で、今回ご紹介した遮光眼鏡は色付きレンズであるため、
学校や職場などでの使用に抵抗を感じたり、
人目が気になったりする方もいらっしゃるかもしれません。
近年は、さまざまな症状や特性への理解が広がりつつありますが、
まだ十分とは言えない部分もあります。
実際にグリーンノートが話題になった際にも、さまざまな意見が見受けられました。
しかし、一人ひとりの見え方や感じ方は異なります。
だからこそ、その人に合った工夫や選択肢が尊重される社会であってほしいと願っています。
今よりもっと「色眼鏡」で見ない、見られない、優しい世の中へ。
東海光学もメガネレンズメーカーとして、
皆さまの見え方に関するお困りごとの解決に少しでも貢献できるよう、
これからも情報発信と製品づくりに取り組んでまいります。