「NO=YES」プロジェクト、 目指したのは脳まで心地よい装用感。
今までの遠近両用レンズ(累進レンズ)では、満足できなかったお客様へ。 “装用感”という極めてシンプルかつ重要な問題を追求した、「NO(脳)がYES(喜ぶ)」累進レンズ、ベルーナ レゾナスが誕生です。装用感の向上につながる「ボケとゆれ・ゆがみの最適化」のために、最新の脳科学技術を新たに導入。 人間工学に基づいた光学レンズ設計とモニタリングに加え、脳波を測定・解析することにより、脳まで心地良くなる画期的な累進レンズの開発に成功しました。感性スペクトルによる脳波解析で、ココロもカラダも快適な遠近両用レンズを追求。
「真の装用感、究極の快適性を実現するレンズを開発したい」と願う私たちが駆使したのは、脳科学の権威で東京工業大学名誉教授の武者利光博士(脳機能研究所代表取締役社長)が開発し、多くの企業や研究機関から注目を集めている最新のEEG(脳電図)による脳波解析装置「感性スペクトル解析システムESA」です。 ESAは、脳内で起こる電気活動によって生じる頭皮上の電位変化を測定し、人間の感性に関わる3つの脳波(θ波・β波・α波)の変化から、感情の動き(ストレス、リラックス、喜び、悲しみ)を分析する装置。たとえば、視覚的見やすさ感と実際に脳が感じている感情が異なる場合があることなどを伺い知ることができます。これを使用し、脳波解析はNTTデータ経営研究所と共同で実施しました。
具体的には、人間が無意識に感じる感性を定量化するために「ESA」を使って「遠方視・近方視における脳の喜び(装用感)」「遠用側方視における脳のストレス度(ボケ)」や「遠用側方視における脳の不快感(ゆがみ)」について厳密な実験を繰り返し、新開発レンズに至ったのです。
ワイド&マイルドな視界で、単焦点に近い掛け心地。
人間工学と脳科学MC法を導入したN式ワイド&マイルド設計により、遠用から中間部を重点的に改善。ボケの少ないワイドな視野と、ゆれ・ゆがみを抑えたマイルドな視界で装用感の向上を実現し、掛け心地を単焦点レンズに近づけました。MC(Maximum Clearly)法
両面非球面レンズ「ベルーナMUクリアリー」で採用した、見え方重視の非球面をベースに、累進面、累進補正非球面を付加。理想的な非球面から設計することで、単焦点に限りなく近いクリアな視界を実現しました。一人ひとりのデータを反映して近方視野を最適化
目の個性や目的距離などのデータをきめ細かく反映する新フレキシブルインセット設計により、両眼視での近方視野が一層向上します。流行のフレームに対応
遠くから近くまでバランスの良い3タイプの基本設計を用意。遠近両用レンズの経験を問わず、最新流行の小ぶりのフレームもお選びいただけます。※比較写真はすべてイメージです。
開発者の声
ここでは「脳科学をメガネレンズに取り入れよう!」と考え、設計に取り組んだ開発者の声を紹介します。
■なぜ「脳科学」をメガネレンスの設計に入れようと思ったのですか?
メガネをかけるとクラクラする、物が歪んで見える、長時間使っていると気持ちが悪くなるなど、使用者の悩みの声は尽きません。私たち東海光学は、「見え心地・使い心地の良さ」とはどういうことなのか?と原点に戻って考えました。 そこで注目したのが、脳科学なのです。「人は眼でなく脳でモノを見る」とよく言われますよね。つまり脳が「見え心地・使い心地が良い」と反応すれば、それが良いレンスだと言えると思ったのです。■開発で苦労したことはどんなことですか?
遠近両用レンズ(累進レンズ)は、「レンズの上の方で遠くを見て、レンズの下の方で手元を、その中間は遠くから近くまで徐々に見える距離が変わる」という複雑な設計のレンズです。ですから、レンズの中に見づらい部分がどうしても出来てしまいます。 この見づらい部分を、いかに気にならないように処理して、見やすい部分を広く確保するかが最大の課題なのです。 見づらい部分を無くすことは設計上どうしてもできません。できないなら、脳で気にならないように設計すればよいのだ!という考えにたどり着きました。 その考えをもとに、試作品を作り実際に試し、脳を測ることを繰り返し行いました。 何度も試すことで装用感やストレスを感じる原因が分かるようになり、数値化することができました。それによって今までよりも、設計の細かい部分を追求することができるようになりました。そうして生まれれたのが「脳科学メガネレンズ」です。■ベルーナレゾナス 商品ラインナップ
ベルーナレゾナス MT HX/ベルーナレゾナス HX | ベルーナレゾナス MT JX/ベルーナレゾナス JX | ベルーナレゾナス MT ZX/ベルーナレゾナス ZX | ||
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タイプ | 遠近両用レンズ | |||
種類 | 内面累進屈折力レンズ | |||
設計 | 内面累進+内面非球面設計(累進帯11・13・15mm指定可能) | |||
カラー | 各種カラーに対応。詳しくは眼鏡店でお問い合わせください。 | |||
色調機能による分類 | 無色レンズ | |||
運転不適合 | 適合(※1) | |||
夜間運転不適合 | 適合(※1) | |||
素材 | 高屈折率プラスチック | 超高屈折率プラスチック | 超高屈折率プラスチック | |
屈折率 | 1.60 | 1.70 | 1.76 | |
新UV カット | 標準 |