夜間のブルーライトをコントロールするスリープグラス「睡夢 -すいむ-」6月24日新発売

眼鏡事業

2025年6月24日

東海光学株式会社は、夜間のブルーライトをコントロールするスリープグラス「睡夢」を新発売します。

LEDライトに多く含まれるブルーライトを夜間に浴びると、睡眠ホルモンと呼ばれるメラトニンの分泌が抑制されたり、サーカディアンリズム¹の夜型化を促進させてしまいます。さらに、長期間にわたって夜間にブルーライトを浴びる生活を続けた場合、サーカディアンリズムが乱れてしまうだけでなく、自律神経系にまで悪影響を与えることが指摘されています。

サーカディアンリズム（概日リズム）とは、約24時間周期で繰り返される生物の体内時計によるリズムのことです。 ↩︎

そこで、東海光学はブルーライトを効果的にブロックし、夜間のブルーライトをコントロールするスリープグラス「睡夢 -すいむ-」を発売します。

ドクターズコメント

北海道大学大学院教育学研究院准教授
北海道大学脳科学研究教育センター基幹教員

博士（医学）山仲勇二郎

生物時計が短波長光に対する反応性が高いことは、内在性光感受性網膜神経節細胞（ipRGC）が生成するメラノプシンとよばれる視物質の吸収波長のピークが480nm付近にみられることが関係しています。その結果、480nmの光をカットするレンズを装着することで、メラトニン分泌が抑制されるような光環境下であってもメラトニン分泌を妨げない効果をもつことが確認できました。今後、480nmカットレンズを装着することが、長期間にわたって夜間にブルーライトを浴びることにより生じる様々な健康問題を予防・改善する手段となるかどうかの検証が期待されます。