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東海光学(株)では、社員の博士号挑戦を積極的に支援しており、当社に入社後、博士号の学位を取得した社員が2名誕生しました。

近年、世界的に注目されているナノテクノロジーの発展により産業界における技術開発は、革新的な進歩を遂げています。眼鏡・光学薄膜の分野でも国内外において新商品開発と環境調和やコスト削減に向けた技術競争は非常に激しく変化しております。当社では以前より人材の確保・育成に力を注いでまいりました。独自性のある商品開発やグローバルな事業活動をすすめる上で、より高度な専門知識・技術と学術的な理論を修得した人材の確保育成は必要不可欠であります。こうした状況を踏まえ、企業の競争力アップ、研究者のキャリアアップと向上心育成を考えて、2003年4月より産学共同をきっかけに社会人博士号の学位取得を奨励・支援してまいりました。

支援の内容としては、大学院博士後期課程の学費などの費用面を全額補助するとともに、職場における職務面の調整など、大学での研究活動に集中しやすい状況をつくれるよう努力しています。その結果、2005年7月と2007年3月にそれぞれ名古屋大学大学院、名古屋工業大学大学院において2名の博士(工学)の学位取得者が誕生しました。修学の過程においては、専門的な研究をするとともに、未知の物質や現象を解明する思考力と創造力を修得し、研究者としても成長を遂げました。今後は、新商品の開発や最新技術の実用化だけでなく、眼鏡や光学薄膜の枠に囚われない研究に力を発揮してもらえるよう期待をしています。また、本年4月からは東京大学大学院において3人目が学位取得に向けての挑戦をスタートさせました。

東海光学(株)は、「社員の成長=会社の発展」を基本として、今後も様々な機会を通じて社員1人ひとりの成長を促し、独自性を発揮できる企業を目指すと共に、市場の変化・顧客のニーズを的確に捉え、お客様にご満足頂ける商品・サービスの提供に努めてまいります。

社会人博士号とは、通常、会社での勤務を続けながら、正規の学生となり産学共同の体制のもとに博士号の学位取得を目指すケースが多く、大学院後期課程の入学選考に合格し、担当教授との間で研究内容を設定し、期間中に数報の論文を発表し採択される必要があります。

博士には、次の区分があります。
課程博士・・・大学に在学して博士号を取得した人
論文博士・・・大学には在学せずに、論文を提出し博士号を取得した人

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