「ナイトコート(NTC)」は2018年9月末日で販売中止になりました。
東海光学お客様相談室の尾上と申します。
今回のワンポイントアドバイスは、前回効果検証いたしました“快適な睡眠をサポートするコーティング「ナイトコート」”に関しまして、違う視点で検証を実施しました。
※本内容は個人的な検証・感想です。公式な検証や数値ではありません。また体感や効果には個人差がございますのであくまでもご参考程度とご理解ください。
→ [快適な睡眠をサポートするコーティング「ナイトコート」]
前回の検証では、数値上信じ難い程の良好な結果が出ておりましたので、この企画の起案、サポートをして下さった先輩社員のご協力の元、改めて追検証を行う事にしました。
「活動量計」も前回使用分よりさらにパワーアップし、眠りの深浅だけではなく「目覚めた状態」「レム睡眠」も測れる機材を使用します。
期間に関しても前回は使用前・使用後共に1週間ずつとかなり短い期間での検証でしたので、2か月半という長いスパンの中で、更に条件に差異が出にくいよう「出社した日」に絞ってデータを抽出致しました。
上記はすべてのデータを集計し、通常レンズとNTCを比較したものになります。
特に注視すべきは赤丸の「目覚めた状態」が減少した点です。
今回のデータにおいて1日の睡眠時間平均は「454分」であったことから、「10分弱」覚醒(眠りが非常に浅く、起きている状況に近い)した状態から解放され、より長い睡眠時間が確保できている、という事が言えます。
もう1点は青丸部分の「深い睡眠」の時間も増加している点です。
変化量でいえば1日で「6分強」とさらに微量ではありますが、深い睡眠は体や心のダメージを回復する大切な時間と言われており、たとえ微量であってもこの部分が増えるという事は非常に大切なことと考えます。
また、「レム睡眠」の項目も変動しておりますが、近年の研究でレム睡眠とは『起きている間に得た大量の情報から必要なものと不要なものを眠りながら整理している時間』と言われており、日毎の生活の上で得た情報量はまちまちですので増減で一概に良し悪しは判断できません。
もう一つ、興味深いデータがありましたので併せてお伝えします。
今回の被験者の方はかなりヘビーなロードバイク乗りでして、天候が良い日は通勤も自転車です。(往復約40km!! 自分でしたら片道で心が折れそうです…)
悪天候時の車通勤とでは差異の要因になる可能性が考えられましたので、通勤方法も集計項目としてデータ収集しました。
先程と同じ切り口で見ますと、赤丸の「目覚めた状態」に関しては通勤方法による差異はほとんどなく、結果も全体のデータとほぼ同じ結果となっています。やはり、この部分はNTCによる効果が高かったと思われます。
反面、青丸部分の「深い睡眠」に関しては、通常レンズ、NTC共に自転車通勤のほうが3%以上も増加するといった顕著な違いが見られました。
深い眠り=体や心のダメージを回復する時間という観点から、加えて相当な運動量であることを鑑みると回復時間が多くなることは必然かもしれませんが、快適な睡眠には運動が大きく寄与している事がよくわかる結果です。
NTCを掛けて頂くことで快適な睡眠のお手伝いはできるものと考えておりますが、何よりも適度な運動、バランスの良い食事、規則的な生活を心がけることは『ずっと健康である為に』欠かせない、という事ですね!
以上の通り、今回の検証においては前回ほどの極端な結果は出ませんでしたが、様々な観点からみても快適な睡眠を得るために「ナイトコート(NTC)」は一定の効果が得られると言えるものではないでしょうか。
様々な環境の変化による睡眠負債の増加や睡眠障害問題などが騒がれる昨今。快適な睡眠・健康的な生活を送る為のツールのひとつとして、「ナイトコート(NTC)」もご検討いただければ幸いです。
※本内容は個人的な検証・感想です。公式な検証や数値ではありません。あくまでもご参考程度とご理解いただきますよう重ねてお願いいたします。
2017年 10月 初版
2023年 4月 更新