生活シーンに合わせたレンズで、より快適で、健康的な暮らしを

シニアレンズ(老眼用眼鏡)には、いくつかのタイプがあるのをご存知でしょうか。
今回は、東海光学のレンズエキスパートである小林より最適なシニアレンズの選び方をご紹介します。

シニアレンズは基本の1本+αを

普段から眼鏡ユーザーの方も、そうでない方も、シニアレンズを選ぶ時はどんな視点で選んでいらっしゃるでしょうか?
視力に合わせたものを選ぶのはもちろん、おそらくフレーム等のデザイン性、価格、掛け心地などにも気を配られるかと思います。一般的に多くの方は“フレーム”で眼鏡を選ぶことが多いですね。それに、外食をする時、ご自宅でくつろぎながら本を読む時、仕事へ行く時…、洋服や靴ならばTPOに合わせたものを身につけますが、眼鏡はいつも一緒。そんなユーザー様が多いのが実情です。
しかし、実はシニアレンズも洋服と同じように暮らしの場面に合ったものを着用すると、より快適な生活を送ることができるのです。基本の1本は遠近両用眼鏡、それに+αをして趣味や用途などで使い分ける眼鏡があると、視え方が格段に変わります。
だからこそ、眼鏡を選ぶときに大切なのは“ご自分の生活スタイルに合った眼鏡レンズ”を選ぶこと。どんなシーンで、どんな眼鏡を選ぶとよいのかを、ここでは簡単にご説明したいと思います。

レンズ エキスパートセールス
小林 宗雄
眼鏡ユーザー様や眼鏡店様へ向けた眼鏡のイベントや相談会等を実施・支援するため全国を駆け回る、レンズの専門家。東海光学の社内教育も務める。

遠近、中近、近々の使い分けとは?

シニアレンズ愛好家のなかには、生活シーンに合わせて8本を使い分けしている方がいらっしゃいます。それほど、最適な眼鏡をかけることが視生活に大きな影響を与えます。
例えば、新聞を読む、会議等の場でパソコンを覗きながらホワイトボードを視る、買い物に行った時にレシートを視る、料理を作る、外食に出かける、美術鑑賞に出かける…等、それぞれの場面で視える範囲や視え方は異なるはずです。
ぜひ、眼鏡店にお越しの際には、視力検査だけでシニアレンズを選ぶのではなく、ご自身の生活スタイルを開示して、それに見合った眼鏡を選ぶようにしてください。
それぞれのレンズの簡単な特徴を以下にご紹介します。

中近累進レンズ

中間の距離(4mほど)がはっきり視えるレンズ

<用途例>
料理用(作る・食べる)、会議用、テレビ鑑賞用、パソコン用、ショッピング用、美術鑑賞用など

近々累進レンズ

手元で細かい作業をする等、測定した近距離から少し先まで視えるレンズ

<用途例>
新聞・読書用、手芸用など

シニア用レンズの見え方の違い

たとえば女性のユーザー様ならば、“女子会用”として●●のメニューが視やすく、テーブルの上の食事やテーブル越しの相手の顔がはっきり視える眼鏡をえらぶことで、その場がより一層、美味しく、楽しく過ごせるはずです。
基本のシニアレンズに合わせて携帯用の1本として、いかがでしょうか?

健康を守るアイテムとして

目、鼻、口、耳、皮膚といった人間の五感のなかでも最も多くの方に重要視されている“目の健康”。スマホ等、目を酷使するものが日常生活に増える一方で、目に対するケアはそれほどすすめていない方が多いのではないでしょうか。
その意味でも、生活シーンに合わせたシニアレンズを複数もつことが目のサポートにつながります。目の疾患は痛みがなく進行することが多いものです。眼鏡店での視力検査と詳しい問診により、目の疾患が発見されるケースもありますが、眼の疾患については早期発見がとても重要です。定期的に眼科を受診して頂くことをお願いいたします。
生活に合った眼鏡を長く愛用することが、目の健康を保つ。その観点で、シニアレンズのバリエーションを揃えてみてはいかがでしょうか。度数が合わなくなったフレームにレンズだけを入れ替えることも可能です。ぜひ一度、お近くの眼鏡店へご相談ください。

Column1 眼鏡店の皆様へ

ご存知の通り、ご来店ユーザー様の生活シーンの問診がシニアレンズ選びの肝となります。眼鏡店様のなかには、シニアレンズの体験コーナーとして店内に書斎やキッチンをつくり、装用テストを行う店舗もあるほどです。
東海光学では、シニアレンズをご所望のお客様に対する問診の仕方やレンズのご提案方法などをサポートさせていただきます。ぜひお気軽にご相談ください。

Column2 シニアレンズ開発のこだわり/開発者より

脳科学に裏打ちされたシニアレンズ

眼鏡は、その人だけのたったひとつのもの。だからこそ、誰もが100%満足できるものを作りたい。そんな眼鏡レンズをつくるためのひとつの指標として東海光学が取り入れたのが「脳科学」です。
脳が「見え心地・使い心地が良い」と反応するメガネを作ることが、すなわち世の中のより多くの人に対して性能の高いレンズ。特に、遠近両用レンズ(累進レンズ)は業界的にみても“これが最適”というものがなく、人によって見えやすいもの、見えにくいものがどうしてもできてしまいます。そのため、この脳科学を取り入れて装用感を数値化し、何度も試作を繰り返すことにより、レンズ設計に技術的革新を盛り込むことが可能になったといえます。

「脳科学メガネレンズの秘密」について

個人特性に合わせたレンズ

脳科学を用いて性能の高いレンズを追求する一方で、さらに求めたのが個人の生活パターンに合わせたメガネレンズづくりです。これまでの“度数に合わせた”ものだけでなく、メガネのかけ方や視え方の癖、真正面の違いなど、“目とレンズの位置関係”を正確に捉えながらレンズの設計を変えるという考え方です。
脳科学の知見と個人特性に適合するインディビジュアルの技術を融合させたメガネレンズ「ニューロインディビジュアル」。この開発によって、よりいっそう誰もが満足して掛けられるメガネに近づきました。「ベルーナ ニューログラン」は、オンリーワンの1本として使っていただくための、東海光学の技術が詰まったレンズです。