~ 快適な睡眠をサポートするコーティング「ナイトコート」 ~
 (新設計両面累進:ベルーナ セレノネオW 同時紹介)

東海光学お客様相談室の水谷と申します。

今回は2016年11月1日に発売しました“体内リズムを整えて快適な睡眠をサポートする「ナイトコート」”になります。夜帰宅されたら家用メガネとしてご利用いただくものになります。メガネレンズの機能としてはまったく新しい切り口になりますし、メガネとしても新習慣でのご提案になり、早く内容をお伝えしたいことから、テーマとして早期に取り上げさせていただきました。

■ナイトコートの商品特長

①480nmの青色光を効果的にカットし快適な睡眠をサポート
②夜の家用メガネで体内時計を整え健康を守る
③スマートフォンなど夜使用での眼の疲労を緩和

■■480nmの青色光を抑えると何故快適な睡眠が期待できるかの補足説明■■

【光と体内時計の関係】
光には「朝、太陽光を浴びて目が覚めた」「夜、明るい部屋にいると眠れなくなる」など、脳を覚醒する働きと同時に、体内時計を早めたり遅らせたりする重要な働きがあります。

【スマートフォンなどの青色光と睡眠の関係】
テレビやスマートフォンなどの青色光を夜浴びると、朝日を浴びたことと同じになり、睡眠ホルモンのメラトニンの分泌が抑制されて、睡眠のサイクルが崩れ眠りにくくなるといわれています。


以下は小泉 周教授によるエビデンスになります(一部抜粋)。

イメージ写真

自然科学研究機構
特任教授 医師
医学博士

小泉 周

医学生理学や脳神経科学の研究に従事。
特に網膜の視覚生理学が専門分野。


体内時計のリズムを整えている「メラノプシン神経節細胞」というものは特殊な光感受性色素メラノプシンを持ち、特に480nmの青色光を感じて電気信号を発生させ体内時計の中枢にその電気信号を送る働きがあります。また睡眠ホルモンとして知られるメラトニンの放出を抑えます。つまり朝は太陽光をいっぱい浴びることで朝が来たことを体内時計に伝え、夜は480nmの青色光を遮断することで、メラノプシン神経節細胞の活動を沈め、眠りにつく準備ができます。ナイトコートは現代の夜にあふれる480nmの青色光を遮断することでメラトニンの放出を促し、体内時計のリズムを整え、快適な睡眠をサポートする効果が期待できると考えます。

■コート名:ナイトコート(NTC)

  □対応商品:屈折率1.76、1.70、1.67、1.60の素材商品(一部商品除く)
        屈折率1.67、1.60のルティーナ素材商品にも対応(一部商品除く)
  □カラー :不可
  □コート :プロガードコート標準仕様(他のコートとの併用はできません)

■ご注意点

  • 通常のコーティングよりも反射が強いため、レンズ裏面は、光の反射や映り込みが気になる場合があります。また正面から入る光源が二重に見えるゴースト現象が出る場合があります。
  • 無色レンズでも若干色がついて見えます。その色合いも光源によって変わる場合がございます。
  • 快適な睡眠をサポートするコーティングですが、眠れないのは様々な要因があり効果は個人により異なります。

尚、今回の体験レンズはルティーナセレノネオW UX ナイトコート(屈折率1.67、累進帯長13ミリ)になります。ナイトコートだけではカバーできない420nm以下の青色光対策も考えレンズ素材はルティーナにし、基本レンズはこのナイトコートと同日に発売しましたベルーナセレノシリーズの最高峰になります両面累進+両面非球面設計の遠近両用レンズセレノネオWにしました。ナイトコートのレポートの前に、このセレノネオWにつきまして簡単に説明させていただきます。

遠くも近くも「ワイド&ワイド」のベルーナセレノシリーズは進化を続け、「両面累進+両面非球面設計」というハイクラスレンズ「セレノネオW」に到達しました。遠方側面と近用入口をさらにワイドに広げ、同時に収差を低減することで、よりワイドでクリアな視界を実現したというものです。

屈折率1.76、1.70、1.60素材でラインナップ。またルティーナ仕様も同時発売になり、その場合は屈折率1.67、1.60の2タイプになります。

ナイトコートのレポートをご報告する前に、新発売のセレノネオWの使い勝手の感想を申し上げます。

まず遠方部ですが、くっきり見える正面を見たまま視線を動かさず顔を左右にずらすなど視野の広さと揺れなどの有無をチェックしました。急激にぼけるとか歪みが気になることもなく遠方部の視野は広いと感じました。また中間部も違和感なく狭さは感じません。そのままパソコン画面を見ると顔を正面に向けたままの視線でちょうどピントが合っているようです。これが合わないと疲れる眼鏡になりますので合格です。そしてそのまま手元に視線を下げます。キーボードも手元の資料も少し大きく見えるため楽な感じがします。また手元の資料のピントの合う範囲も広いと感じました。デスクワークでは何も問題ないと言うよりもかなり使い勝手はいいと思います。これらが設計者の言うワイドネオ設計の効果というものでしょうか。全体的にレベルは高く使いやすい設計です。

ただそのまま立ち上がり床を見ると今までよりも少し大きく見えるので床が少し近く感じましたが、これもかけていればすぐに慣れる心配のない違和感かと思います。以上簡単ですが参考にしてください。

それでは本題のナイトコートに戻りますが、まず外観をご覧ください。


白いものの上で見ると無色レンズですが少し茶色に見えます


背景を黒くすると青紫の反射がかなり強調して見えます


裏面の反射も結構強く出ています

掛けた瞬間は昼白色の蛍光灯下でもまるで電球色の照明下にいるようにセピアがかって見えますので効果が期待できそうです。ただ昼間かけたせいか裏面反射がかなり強く、後ろの景色が映り込んで見えます。ブルーカットコートの反射よりも強く、どちらかといえばブルーミラーコートに近い感じがしました。また正面で明るい光源を見るとその光源が別の位置に青く見える、いわゆるゴースト現象がブルーカットコートよりも強く出ています。帰宅後の時間帯での使用になるため昼間ほど気にはならないと思いますが、この特徴は事前に知っておいたほうがいい内容かと思います。

今回のナイトコートの効果測定の方法ですが、帰宅後メガネを掛け替えながらの生活を1週間続け様子を見ます。自宅の環境ですが、ほとんど過ごすリビングは白っぽい昼光色の照明になり、そこでテレビを見ます。またパソコンにつきましては短時間ですが部屋の隅に追いやられた場所でしています。スマホは持っていない分、一般的な人よりも就寝前の青色光の影響は少ないかもしれません。また私の場合、仕事のストレスからくる精神的ダメージの影響力のほうが強い気がします。そんな不安な気持ちを抱えながら試してみました。

1週間使用して感じたことですが、セピアがかって見えることに違和感がなくなったこと、目への光刺激が少なくなった気がすること、かけはじめて3時間ぐらいでテレビを見ていて、いつのまにかうたた寝をするようになったことです。寝つきに関しては、トイプードルの夜泣き対策で一緒に寝始めてから精神的に安らぐのか早めに眠りにつくことができていますので効果は何とも言えませんが、夜中に目が覚めるということが少なくなったようです。ナイトコート効果なのでしょうか。いずれにしましてもプラスになることが多いようなので帰宅時での掛け替えを習慣にしたほうが良さそうです。

尚、私の場合、携帯電話は非常時の連絡用としか位置づけていないためガラケーですが、息子は布団に入った時もスマホを見ているようで朝見るとスマホを握りしめたまま寝ていることがあります。また人によっては布団に入ってからの読書をされる方も。このようなことに心当たりのある方は、安眠対策と目の保護のためにも今回のナイトコートだけではなく、ルティーナ素材と組み合わせたレンズにされることをお勧めします。尚、眠気を感じてきましたら、メガネをかけたままではフレームの損傷や型崩れを起こす可能性がございますのでメガネは必ず外してください。よろしくお願いします。

以上、取り留めもない体験談でしたが参考になりましたでしょうか。

このような体験談を通し、眼鏡作りに悩まれている方に少しでもお役に立てばと願っておりますので、ご質問やリクエストなどございましたらご連絡ください。どうかよろしくお願いします。

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