体験レポート ~太陽光で色の濃さが変わる調光レンズ~
お客様相談室の水谷です
お客様相談室からのワンポイントアドバイス Vol.14 体験レポート ~太陽光で色の濃さが変わる調光レンズ~

東海光学お客様相談室の水谷と申します。

今回は4月に発売しました調光レンズ“サンエフェクト”をモニターし、その体験レポートをさせていただきます。

それではまず弊社の調光レンズの特徴をご説明します。

  • 調光の仕組みは、紫外線にあたるとフォトクロミック機能により、レンズの色が快適な濃度に自動的に変化します。
  • 太陽光や紫外線の強い場所では色が濃くなり透過率が低く、日陰では色が薄く透過率が高くなります。
  • カラーはブラウン・グレーの2色。濃度変化は 紫外線量や気温などの条件により違いは出ますが例えば気温の低い冬季ではグレーは透過率約87%~17%(濃さは約13%~83%)、ブラウンは透過率約89%~21%(濃さは約11%~79%)まで変化します。
  • 温度依存性が高いため、温度が低い程よく調光反応します。
  • 素材は、屈折率1.60の高バランス薄型素材になります。
  • 汚れがつきにくいプロガードコートとUVカットが標準仕様となっています。
  • 単焦点レンズと遠近両用レンズの2種類をご用意しております。

参考:サンエフェクト

今回のレポートポイントは、もちろんその濃度変化の確認と発色・退色スピードです。屋内外の環境変化にどれくらい順応していくのか?室内でも見栄えを含め支障なく使えるものなのかどうか?などになります。使用したレンズは、単焦点レンズの「ベルーナHXサンエフェクトグレー」と遠近両用タイプの「ベルーナレゾナスHXサンエフェクトブラウン」です。

それでは早速報告させていただきます。  (写真は本人撮影)

 室内から屋外へ

5秒後10秒後60秒後
グレー 5秒経過グレー 10秒経過グレー 60秒経過
ブラウン 5秒経過ブラウン 10秒経過ブラウン 60秒経過

かなり速いスピードで着色していきました。想像以上です。(上段:グレー 下段:ブラウン)

 屋外から室内へ

30秒後60秒後180秒後
グレー 30秒経過グレー 60秒経過グレー 180秒経過
ブラウン 30秒経過ブラウン 60秒経過ブラウン 180秒経過

着色に比べゆっくりと退色していきます。180秒後では若干色がついているかなというぐらいになりました。(上段:グレー 下段:ブラウン)

 その他

晴れた日の日陰 60秒

晴れた日の日陰で着色具合を試して見ました。写真は60秒後です。直射日光下ほどではないですが、それでも想像以上に早く濃くなりました。室内と違って紫外線の影響を受けているようです。

晴れた日の車の中 60秒

晴れた日の車中です。日差しが直接当たる場所で60秒です。UVカットガラス仕様の車中では、室内と同じように変化はほとんどしませんでした。

曇りの日 180秒

曇りの日での変化ですが、晴れた日ほどの変化スピードはありませんが、徐々に濃くなっていきました。(外に出て180秒後の写真です)

 まとめ

初めて調光レンズをかけられる方は、その変化に非常に驚かれることと思います。着色は皆さんが想像される以上の変化スピードではないでしょうか。かけたまま自動的に濃くなっていきますので、かけている本人はそんなに変化していないと思っていても写真で見るとかなり濃くなっていて驚きます。逆に退色に関しては着色スピードよりもゆっくりですのでその点はイメージの修正が必要かと思います。遅いと思いながらもいつのまにか元に戻っているといった感じかと思います。しかし早く試してみたくなる楽しいメガネです。尚、ブラウンかグレーかどちらにされるかは選ばれたフレームのカラーに合わせてチョイスされれば、よりおしゃれになるのではないでしょうか。

 ご注意

最後にこの調光レンズのご使用上の注意事項を申し上げます。

  • フォトクロミックコートをレンズ表(おもて)面に施していますのでレンズ裏面から紫外線を当ててもレンズ素材にUVカット機能があるので色が濃く変化しません。
断面図
  • レンズの表(おもて)面に拭きキズなどの損傷が入りますとその部分の調光機能が弱くなり、色むらのようになる場合があります。
  • 調光レンズの特性上、経年変化により、色が戻りきらなくなります。
  • 使用環境(天候・気温・紫外線量)の違いによって色調および濃度の変化が異なります。例えば冬よりも夏のほうが気温が高いため調光反応が弱く冬ほど濃く変化しません。
  • 濃くなった状態から淡くなるまで時間がかかりますのでトンネル内や暗い場所、夕暮れ時の運転には光量不足で視力が低下し危険ですので使用しないでください。
  • 車のウインドガラスの種類により紫外線透過量が違いますので色が変化しにくい場合があります。例えば最近多くなったUVカットガラス仕様の車の中ではほとんど変化しません。
  • 濃くなった状態で胸ポケットやメガネケースなどで光を急に遮断されますと退色にも時間がかかりますし、色が少し黄色く残ります。その場合は再び太陽光にあてれば元に戻ります。
  • 普通のメガネと同じく車の中で保管はしないでください。熱の影響でコートの不具合などが起きてしまいます。

注意事項が多くて申し訳ございません。ただご購入されてからこんなはずではなかったということのないように細かく表現させていただきました。調光レンズの特徴をご理解いただき、是非快適にお使いいただければと思います。

このような体験談を通し、眼鏡作りに悩まれている方に少しでもお役に立てばと願っておりますので、ご質問やリクエストなどございましたらご連絡ください。どうかよろしくお願いします。

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次回のワンポイントアドバイスは「体験レポート~脳科学を取り入れた遠近両用レンズ~」です。