体験レポート ~パソコン向きメガネレンズ~

東海光学お客様相談室の水谷と申します。

今回はご質問も多いパソコン向きのレンズです。レポートさせていただく前にパソコン向きのレンズについて少しまとめてみました。

パソコン時での眼精疲労を軽減するためのメガネレンズとして候補にあげられるレンズは一般的には大きく2つの機能に分けられると思われます。

1.光をコントロールし、チラツキやまぶしさを和らげるタイプ

2.度数をコントロールし、長時間の近業による調節性疲労を和らげるタイプ

1のタイプは光の波長をコントロールして目にやさしい光にする機能を持つレンズになり、遮光レンズや偏光レンズ・カラーレンズなどが候補にあげられています。またレンズ表面のコーティングでチラツキやまぶしさの原因となる青色光(ブルーライト)を和らげるタイプも発売しましたので以下もご覧ください。
参考:パソコン向きメガネレンズ その2

このタイプで私がパソコン用としてお勧めしているレンズは、弊社の遮光レンズです。カラーは、グレー系のLG、グリーン系のSASC、ブラウン系のTSNAになります。

理由としましては、グレー系は光の波長全体を抑え色の変化を少なくする点、グリーン系は短波長の光を抑え中間波長を平均的に通すことでチラツキを減らす点、ブラウン系は短波長から徐々に通すためチラツキを抑えながらメリハリをつける機能があるからです。また遮光レンズであれば紫外線も完全にカットしますので安心ですね。尚、お仕事で濃いカラーが使えない方はTSカラーが目立ちませんが、それぞれの色や効果につきましては、一度遮光レンズのカラーサンプルをお持ちの眼鏡店でお確かめください。もちろん度付き対応ですが、遮光レンズ専用フレームでレンズカラーも選べる度なしタイプもございます。

参考:高機能フィルターレンズ

次に2のタイプはレンズ設計で調節力をアシストするタイプになり、シニアの方には中近レンズや近用ワイドビジョンレンズを、また強度の近視でコンタクトやメガネが手放せない方、黒板の文字を見ながらノートをとる学生の方、パソコン作業など近方視の多い30・40代の方にはアイアシストレンズをお勧めします。中近レンズや近用ワイドビジョンレンズは楽な姿勢にて適度な度数で広く画面やお手元の資料などをご覧いただくことができますし、アイアシストレンズは、遠く用に合わせたメガネでは長時間の近方視時に毛様体筋が疲労を起こしてしまう(メガネをかけられていない方も同じです)のを、レンズ下方部にゆるやかなアシストエリアを設定し、近方視時の調整力をアシストすることで筋肉の緊張を和らげることができるレンズになります。

これら2のタイプは顔を動かさず上下の視線移動で見ることがポイントであることも覚えておいてください。

参考:中近レンズ 近用ワイドビジョンレンズ アイアシストレンズ

1と2のタイプどちらもそれぞれの持ち味はありますが、パソコンを長時間される方には1と2のタイプを複合したレンズが求められるのではないでしょうか。2のタイプそれぞれに遮光機能を付加するということになります。

参考:サプリ+遮光レンズ

そこで今回私は2の中でもシニアの方にお勧めの近用ワイドビジョンタイプ“ベルーナラルゴ”に1の遮光レンズカラーの中で薄いグリーン系の“SA”をつけた“CCP400HX-SW SA”をパソコン作業時に試してみました。近用ワイドビジョンにつきましてはすでにレポートさせていただいておりますので今回は遮光カラーがどのような効果を与えるのかをレポートします。また以前夜間運転用に試した“NA”カラーもパソコン時にお勧めのカラーなので今回の“SA”と見比べながら体験してみました。

このような薄いカラーはサングラスカラーのようにすぐに効果が感じられるようなものではありませんのでレポートしにくいですが、どちらもクリアなレンズに比べ若干暗くなり、ちらつきも抑えられ落ちついて見えるため、目の負担が軽くなったような気がしました。長時間使うほど効果が出てくるものと思われます。それぞれの違いですが、どちらも視感透過率は同じくらいなのに、NAが少し黄色みがかって明るく見えるのに対し、SAは全体的に光量が落ちる(暗くなる)ので私にはSAのほうが自然な感じで瞬間楽に感じました。ただ少し気になる点としましては今回のカラーは薄いカラーといってもメガネにすると肌の色と重なる分少し濃く見えてしまい、カラーレンズとして判断されてしまうことです。仕事時にお使いになられる場合には、認められている会社も多くなってきましたが、目の保護として必要であるということをご理解・承諾していただくことが事前に必要かもしれません。

濃さ比較
SA
SC
TS
NA
LG
写真は本人撮影

以上簡単なご報告にて恐縮です。パソコン使用時での眼精疲労軽減のためのメガネは、使用環境の違いにより効果も変わってくると思いますが、是非このような視点も考慮いただきながらご自身にあったタイプをお選びください。またカラーにつきましては今回レポートをさせていただいたカラー以外もございますので、必ずカラーサンプルを目にかざしていただき、その効果や見栄えをご確認ください。

メガネで目の負担を減らすことも必要ですが、目を休めることが最も重要かと思いますのでどうかその点にご留意いただきますようお願いします。

今まで色々なメガネレンズを試してきましたが、まだまだ機能レンズはたくさんあります。このような体験談を通し、眼鏡作りに悩まれている方に少しでもお役に立てばと願っておりますので、もしご質問やリクエストなどございましたらご連絡ください。どうかよろしくお願いします。

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次回のワンポイントアドバイスは「体験レポート~太陽光で色の濃さが変わる調光レンズ~」です。

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