体験レポート ~カーブフレーム専用レンズ~

東海光学お客様相談室の水谷と申します。

以前中近レンズ・近用ワイドビジョンにつきましてレポートさせていただきましたが、今回は少し趣を変えましてシニアレンズの中でもモード系フレームやスポーツ系サングラスフレームなどのような少しカーブのついたフレームに適した専用レンズにつきましてレポートさせていただきます。

今回モニターしたレンズは“MODECINQ(モードサンク)”シリーズの中でも遠近両用タイプである“ベルーナJX-MODECINQ PAL(ジェイエックス‐モードサンクパル)”になります。

尚、私が使用したメガネフレームはサングラス系でそり角は15°になります。この角度は弊社が眼鏡店様用にお作りした「そり角簡易測定チャート」で測定しました。この角度により同じレンズであっても眼に対する度数効果が変化(体感度数が変化)するため、お客様それぞれに合わせたレンズ設計の重要な要素とも言えます。

お客様にモードサンクシリーズをより効果的に、より快適に装用していただくため、弊社では眼鏡店様向けに「モーディックシステム(モードサンク度数補正システム:フレームそり角によって生じる“視線のずれ”“体感度数の変化”に応じた“補正度数”を簡易にシュミレーションできる弊社独自のシステム)」を利用していただくなどのサポートを行っています。

 カーブフレームに遠近両用レンズを入れる場合に生じる主な問題点

  • カーブの浅い普通の遠近両用レンズではフレームカーブに合わないのでうまく入りません。無理やり入れたとしてもレンズカーブに合わせたフレームになってしまうのでフレームのデザインが変わってしまいます。
  • 視線に対するレンズの光軸が傾斜することにより、「視線のずれ」や「体感度数の変化」が起こります。これにより、そり角が大きい場合、補正過不足・両眼視での違和感やゆれ・ぼやけなどから眼の疲れを感じ快適な装用ができないことがあります。
  • レンズカーブを深くする場合、度数が強くなればなるほど普通はレンズサイズが小サイズになるので、比較的大きいサイズのインポートフレームやサングラスフレームには適応できなくなります。

私は以前カーブがついているフレームに普通仕様の遠近両用レンズを入れたことがありました。結果レンズを斜めにして正面を見ることになり、景色が左右押しつぶされたようにいびつに見えてしまいました。くらくらして使えないため、それを直すために外側に向いているレンズ面をまっすぐにしなんとか違和感をなくしましたが、本来のフレームのイメージとはかなり変わってしまいました。そんなこともあり、カーブフレームはかけたいがかけられないフレームとの印象が残りました。

しかし、そんな悩みを解決したレンズ“MODECINQ(モードサンク)”シリーズが登場しました。そこで、今回は過去の苦い思い出と決別するためにMODECINQのモニターをしてみることにしました。私の場合は少し強度のため、遠近両用タイプで超薄型1.7素材の“ベルーナJX-MODECINQ PAL(モードサンクパル)”を選択しました。

 MODECINQ PAL の主な特徴

  • カーブフレームに対応した専用内面累進設計により、ゆれ・歪みを低減しています。
  • レンズを装着した状態で、全面に対し最適な度数となるように設計しています。優れた光学特性と深い表カーブを両立して、非点収差を抑えることで明視域の拡大も実現しました。
  • カーブフレームによるそり角の変化を考慮した専用設計により、近方での両眼視を快適にしています。
  • サングラスに適した大口径のレンズをご用意しました。

すでにお使いになられている方からはかなり好評のようですが、果たして私の場合はどうでしょうか?

 モニターの感想

■形状の見た目は

フレームデザインも損なうことなく綺麗に仕上がっていました。私は少し度数が強いためレンズの厚みが心配でしたが、超薄型素材にしたことでそれほど厚みはでませんでした。

近視度数はフレームサイズが少しでも大きくなると厚みが加速度的に厚くなってくるので、ご注意が必要です。

■実際にかけてみての見え方は

ゆがんで見えるだろうとの先入観もあり、非常に心配でしたが、かけた瞬間これならいけるぞと素直に思いました。遠くから近くまで思っていた以上に楽に見ることができました。一瞬、今までの遠近両用に比べわずかですが周辺部が少しぼける気もしましたがすぐに気にならなくなりました。これはフレームサイズが今までのフレームよりも横に大きくなったからかもしれません。

■その他気がついた点としては

レンズの厚みが横から見てもフレームの角度の影響(フレームに角度がついているので顔の真横から見ても少し傾いた状態で見ることになる)からか普通のレンズよりも目立ちにくいと思われます。今までのメガネフレームに比べフレームサイズが大きくなり、若干厚くなっているのに不思議です。

■まとめ

オフタイム時に見え方の違和感も少なくサングラス系フレームをかけることができるようになったことのうれしさはなんとも言えません。今まであきらめていたことが叶ったという思いでいっぱいです。本当に画期的なレンズだと思います。同じようなことであきらめられていた方に一押しでお薦めします。オプションでサングラスカラーや、ライトミラー加工などをチョイスされればきっとあなたもちょい不良(ワル)オヤジになれます。但し、強度の場合やフレームサイズ・形状によってはレンズが対応できない場合もございますので一度眼鏡店にてご確認ください。そり角が深いフレームにされたことで装用感が心配な方や強度の方は、ご用意されている眼鏡店は少ないかもしれませんが、“カーブ付きテストフレーム”で装用テストをされることをお勧めします。

今回レポートさせていただきましたレンズは遠近両用タイプでしたが、遠近両用が必要ではない方にはモードサンクシリーズの単焦点タイプをどうぞ。

お客様相談室にご連絡いただければ、最寄りの弊社商品お取扱店などもご案内しておりますが、もしこのコーナーへのリクエストなどございましたらぜひ教えてください。

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次回のワンポイントアドバイスは「体験レポート~ライトミラーレンズ~」です。

2008年 12月 初版

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