レンズを薄くする

東海光学お客様相談室の水谷と申します。

今回は近視度数にてレンズの厚みを気にされている方へのアドバイスです。

近視度数のレンズは中心部(目の位置=アイポイント)が最も薄く、中心から距離が離れるほど厚くなります。そしてメガネで言うところの耳側の斜め下あたりが一番遠い位置になりますので、そこが最も厚くなります(乱視度数の影響がなければ)。この厚みの変化は距離と正比例というよりも放物線を描くように急激に厚くなっていきますし、度数が強くなればより加速度的に厚くなっていきますので少しの距離の違いでも厚みが大きく変わります。これが眼鏡店で「小さめのフレームを選んでください」と言われる理由です。

少しでも薄くするためには(1)フレームサイズを小さくする(2)薄型レンズにする(3)薄型設計にするということになります。よって、薄型レンズや薄型設計を選ばれても選ばれたフレームのサイズが今までのフレームよりも大きければ同じ度数であっても厚くなる可能性があるということになりますのでご注意下さい。

薄型レンズの種類ですが、目安は屈折率というものになります。メガネレンズは光を曲げて焦点距離を変える訳ですから、曲げる力が強いレンズである屈折率が高いレンズのほうが同じ度数でも薄くできるということになります。弊社の単焦点プラスチックレンズの屈折率は1.50、1.60、1.70、1.76(世界最高)で、ガラスレンズでは1.604、1.705、1.807、1.892になります。

厚み比較

次に薄型設計ですが、周辺部の歪みを抑えながら薄くする設計である非球面設計がございます。そして非球面設計と言っても両面非球面設計、(片面)非球面設計がありますので薄さでは両面非球面設計・非球面設計・球面設計という順になります。弊社ではプラスチックレンズの球面設計は屈折率1.50と1.60に、非球面設計(AS)は全ての屈折率に、両面非球面(MU=ミュー)は屈折率1.60と1.70、1.76に設定してあります。またガラスレンズの球面設計は全ての素材に、非球面設計は1.807と1.892に設定してあります。 

プラスチックレンズにされるかガラスレンズにされるかですが、どちらもメリットとデメリットがございます。現在はプラスチックレンズの薄型化とキズのつきにくさが進歩しほとんどの方がプラスチックレンズをお選びになられていますが、強度の方は少しでも薄くされたいとのご要望にてガラスレンズにされるようです。

度数・フレームがお決まりになりましたらレンズの種類ごとに厚みがどれくらいになりそうか事前に店頭にてご確認されてからお選びいただくのも一つの方法です。たいていはメーカーとのオンラインにて情報をやりとりしますので、設定や通信に少し時間がかかりますが非常に参考になると思います。尚、そのデータは部分的な指定位置での厚み計算値ですので、あくまでも目安の参考データとしてお考えください。

その他参考 : 薄く作れるレンズはある?

このようにメガネレンズは種類も多く、度数やメガネフレームとの兼ね合いもございますので、そのレンズ選びは難しいかと思いますが、弊社のホームページ(特にこのワンポイントアドバイス)が少しでも皆様のお役にたてばと願っております。何かご意見やご要望、ご質問などございましたらお気軽にご連絡下さい。

尚、お客様相談室ではご希望商品のお取扱店もご案内しておりますので、お気軽にお問合せ下さい。

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次回のワンポイントアドバイスは「新しいメガネにしたら違和感?」です。

2008年 2月 初版

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